■[ラノベ]踊る大捜査線「魔法科高校の劣等生 18 師族会議編 (中)」
魔法科高校の劣等生 (18) 師族会議編 (中) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-11-10 )
箱根のホテルで会議中の十師族を狙った自爆テロ。
顧傑の死体を操る魔法によって起こされたその暴挙は、
マスコミが煽ったせいで反魔法団体が焚き付けられる世論が形成されるが、
十師族は黙っているだけではなく達也たちを使って顧傑を捕らえようとして…
死傷者が多数出る血なまぐさい事件が起こり殺伐としますが、
この事件の解決に向けて動く間にバレンタインもあるお陰で、
割りと甘いラブコメ臭も漂う中編でしたね。
ほのかの積極的な攻勢もさることながら、
相合傘をする真由美さんも良いラブコメ要員だったと思いますよ!
達也の手を握ろうとして握れないところとかも萌え度が高かったですしね!
一方メインヒロインである深雪さんですが…
今回はおとなしいと思ってましたが、
まさか妹から婚約者へとジョブチェンジしたことで、
立場を失う恐怖心が出てきたことで尻込みしていたとは…!
これもまた萌えるというか、深雪さん可愛い。
大丈夫、達也が深雪さんを捨てるだなんてありえないから!
微粒子レベルでも存在しないよ!
それにしても事件の方ですが…
花音の短絡的な発言には「まるで成長していない…」と感じましたね。(笑
五十里がいつも諭してくれるから成長していないのか、
五十里がいるからこの程度で済んでいるのか微妙なところです。
それに比べて七宝は精神的に成長したな、と。
達也に鼻っ柱をへし折られてから研鑽を積んできたのと、
やはり実家が十師族に選ばれたのが精神的な安定につながったのかと思います。
肝心の顧傑の事件ですが、
テロというのは実行側の方が有利だとはいえ、
達也以外の面子は後手後手に廻るどころか情報を得ることも出来てないとか、
これは四葉が突出していると見るべきか、他が不甲斐ないと見るべきか…
一条なんかはわざわざ関東まで出張っているだけにちょっと可哀想ではありますね。
深雪さんの眼中にもないのが更に物悲しいと言いましょうか… 哀れ…
しかし最後の展開には驚いたなぁ。
これはエリカだけじゃなくて藤林さんも穏やかじゃなくなりそうだし、
一方で深雪に手を出そうとする輩どもは、
達也の逆鱗に触れまくりだと思うので、
下巻がどのような展開になるのかちょっと心配ですね。
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