フラン☆Skin

ゼノが指令を出しスタンリーが実行した結果、凶弾に倒れた千空。
ギリギリのところを科学の知識で防御してかろうじて致命傷は避けられたが、
先頭に立つことができない状態になってしまった…
そこで千空が託したのが科学使いのクロムで…

千空とゼノって鏡映しのようにそっくりなんですよね。
頭脳労働担当と肉体労働担当が幼馴染みのセットであり、
科学の愛弟子がいるってところとか、とてもそっくりです。

でも、ゼノは長年科学を探究した結果、闇堕ちしちゃったんですよね…

確かに自分のことを思い出しても学生、特に高校生の頃までは世界を自由に感じていたし、
千空だって父親の庇護（とNASAのカード）があって自由に研究できていたけど、
ゼノはどう考えても自由じゃないでしょうしね…

予算申請しても科学的知見がない政治家とかが適当に却下したりとか日常茶飯事だったでしょうし、
したくもない研究に従事することなんてこともあったでしょう。
何しろアメリカは日本以上のスクールカーストで有名だしなぁ…
経験を積むことで科学的知識を蓄えることができたけど、
それだけどんどん闇堕ちしちゃったんだろうなぁ、というのが想像に難くないです。

でも、根っこのところはやはり純真な科学少年の心は残ってたと思うんですよ。
千空が生きて、数千年ぶりに会い、初めて対面できた時のゼノの表情を見てると、
そう感じざるを得ないですね…

千空も司と争ったり、クロムだってマグマと争ったりと、
違う主義の人間と衝突したりしてきたけど、
まだまだピュアなところが残っているのを目の当たりにしちゃうとね…

ゼノには眩しかっただろうなぁ、と思います。
千空とクロムのピュアさがゼノの闇を拭い去ってくれると良いんだけどな…
と、そう思うばかりです。

それはそうとラストのシーンですけど、
ワンピースで見たことがあるやつですねｗ
Dr.STONEはジャンプ作品リスペクトなネタを入れてくるから、
ジャンプ漫画らしいなぁ、と思うんですよね。
次は映画化するスラムダンクのネタを入れてきたりしないかな…ｗ

ぼく勉20巻はあしゅみー先輩ルート！
ジャンプ本誌では昨年末に完結しているわけなんですが、
描き下ろしの小ゴマも楽しみなので単行本化を待ちわびている日々であります。

今回のあしゅみー先輩は過去の2人から更に時間軸を進めて、
成幸が教師になるという夢を叶えて離島に赴任したところから始まります。
離島での生活が始まるからと診療所に挨拶に行ったところ、
そこで出会ったのは運命のあの人だった…！

止まっていた二人の運命の歯車が、今、動き出す…！

あしゅみー先輩ルートだと他のヒロインたちの出番はありません。
離島の生徒たちという別のキャラたちは出てきますが、
基本的に成幸はあしゅみー先輩のことが好きだし、
あしゅみー先輩も成幸のことが気になってるんですよね。

ならなんで二人が未だにくっつかないかと言えば、
成幸の亡き父が原因だったわけで…
成幸の父を自分の診療所は救えなかったという事実は、
まだ医者のタマゴですらないあしゅみー先輩には重すぎたんですよね…

でも、成幸への想いは捨てきれるほど小さいものではなく…
研修医になるまでの6年以上も肌身離さず、
成幸が編んでくれたドハっちゃんを身に付けていたほどに大きいんですよ…！

高校卒業の時に一歩踏み出してくれた成幸に対して、
あしゅみー先輩は一歩引いてしまったんだけど、
事情を知った成幸は更に一歩踏み込んでくれましたからね…
そりゃもう、あしゅみー先輩は逃げられませんよ。
自分の想いに素直になるのも仕方ないですよ…！

成幸の真っ直ぐな想いにからかったり逃げることは出来ず、
しどろもどろになるあしゅみー先輩はとても可愛かったですね…
これは良い大団円ですよ…！
しかし、巻末描き下ろしの小ゴマを見る限りだと、
あしゅみー先輩の子供は四等分の花嫁とかやりそうな感じですね…ｗ

そして巻末収録されている番外編ですが、
次巻のグランドフィナーレを決める桐須先生がとてもあざとかったです。
流石はラスボスというか、人気投票圧倒的一位は違うな…！
今から楽しみでならないぜ…！

消滅したコガラシを復活させるためにコガラシと結ばれるifの未来を体験するヒロインたち。
ただ、それらは剪定事象とも言えるもので、全ては儚い幻で…

ジャンプ読者に心暖まるエロコメを提供してくれていた「ゆらぎ荘の幽奈さん」が完結しました…
巨乳から貧乳まで、性格もクーデレからポンコツまで色々なヒロインたちが居ましたが、
ハーレムラブコメとして一つの究極系とも言える終わり方をしたのではないでしょうか。
大奥エンドというのも心惹かれるものがありますが、
ここまで綺麗に伏線回収をされたら白旗を揚げざるを得ません…！

正直ね、23巻で描かれていた各ヒロインと結ばれるエンドも魅力的だったんですよ。
微笑ましかったり感動的だったりでね。
でも、幽奈さんは覚悟が全然違ったわけです…！

ひぐらしとかシュタゲとかループモノではよくある展開ですが、
それを未来予測でヒロインがやるというのも斬新でした。
かるらはコガラシのことを一番長く想っているのは自分だと自認してましたが、
幽奈さんはコガラシが生まれる前から想い、何十回、何百回死んでも諦めず、
みんなが幸せに生き残る未来が訪れるように奮闘していたとか、
そんなの他のヒロインが勝てるはずがないよ…！

幽奈さんが記憶を失っていたこと。
幽奈さんの未練がわからなかったこと。
ゆらぎ荘に特徴的な人たちが集まっていたこと。
それら全てはご都合主義ではなく、伏線としてちゃんと機能していたことに、
感動さえ覚えましたよ…！

ここまでやられたら雲雀ちゃん推しの私でも降参です。
最後の最後ではコガラシの霊媒体質までも見事に活かしきってて、
本当に凄い物語だったんだなぁ、と感動もひとしおですよ…
単なるエロコメ漫画とは思えないほどに壮大な物語でした…

あと、描き下ろしが単行本の半分くらいありましたが、
それぞれのエピローグを見開きで見せてくれたのはありがたかったです。

それとこれが重要なんですが、
各ヒロインに（少なくともこのエピローグ時点までに）男の影がなかったのに安心しました。
ハーレムラブコメが好きな読者にとってはとても重要なのです。
ファンタジーだと言われようが、それが大切な暗黙の約束なのです。
それがきっちりと護られててとても嬉しかったです。

ミウラタダヒロさんの次回作にもとても期待できますね…！

寝込みを襲われてすずに唇を奪われた祭里。
しかしそれは妖巫女の能力が暴走して生まれたオモカゲだった！？
妖巫女としての能力がどんどん開花していくすずに、
祭里は心穏やかではいられず…

2巻でもしっかりとTSモノでありお色気モノであることを見せつけてくれましたね！
学園モノであることから更衣室での着替えシーンはあると思ってましたが、
忍者らしく早着替えで対応するとか、祭里も中々に考えておりますね！
着替えシーンも良かったけれど持久走の乳揺れシーンが個人的にはお気に入りです。

確かに祭里はブラをしているけれど、
スポーツ用途のしっかりとしたブラには見えないというか。
そこらへん頓着してなさそうなので揺れてしまうのも仕方ないと思うのですよ。
そしてそんなおっぱいを男子高校生に見られてしまって悶々とするとか、
中々にグッドな展開と言えましょう。

ただ、その直後にそれを上回る展開がやってくるとは思わなかったですね…
そう…　一緒にお風呂です…！

この怒濤のお色気ラッシュ…！
うーむ、ゆらぎ荘ほどの直接的なエロであないけれど、
学園ラブコメのドキドキ感が出ているエロだなぁ。
ただのエロとは違うトキメキを感じるエロなのです。
エロコメに詳しい人にはこの機微の違いがわかると思います！

妖怪画家の画楽が登場したりと妖怪モノとしても進んできましたが、
ラブコメ的にはすずのライバル候補の香炉木恋緒ちゃんが登場したのが熱いですね！

祓忍としてのパートナー、祓忍具製作者というだけならともかく、
祭里に職人として認められたことから好感度高そうだし、
すずが危機感を抱くのもわかりますよ。
その危機感がラブコメ好きとしてはとても美味しいんですよね！
ラブコメに詳しい人にはこの機微がわかると思います！

そんな感じで2巻も面白かったです。
ラブコメ、エロコメ、TSと三拍子揃っているので今後とも続いて欲しいですね！
特にジャンプはぼく勉がもうすぐ終わってラブコメがほぼ壊滅すると思いますので、
その穴をしっかりと埋めて欲しいものであります。

復活液原料のアルコールを求めて北米コーンベルトにやってきた千空たち。
しかしそこに待ち構えていたのはDr.ゼノ率いる科学部隊だった…！
今まで千空たちが持っていた科学というアドバンテージは今回は敵の方が持っているだけでなく強大で、
お互いの手札が少しだけ違う状況で千空たちが取る手段とは…！？

千空とゼノの関係ですが、お互いトップレベルの科学者だし面識あるかも…？
とは思ってましたがまさかロケット作りの師弟関係だったとはなぁ…

確かに千空は天才とはいえ科学知識が豊富すぎると思っていましたが、
NASAの科学者が師匠だったとすれば納得です。
しかも千空が第一話でガソリンを作っていた理由もあって驚きました。
この漫画、どこまで伏線が散りばめられているんだ…！

それとゼノたちは科学者だけでなく軍人というドリームチームな上に、
初手でプラチナの指輪をゲットするというのはチートですよね。
父からの数千年を超えた願いが届いて手に入れた千空とは別次元のチートというか。

千空とゼノの頭脳のレベルはほぼ同等なんだけど、
一番違うのは経験の多さと、その経験によって作られた思想ですよね。
目的のためなら非道になれるゼノが怖いです。

目的の為に弟子を頼ることができないゼノと、
目的の為に弟子を頼ることができる千空。
目的そのものも違いますが、その思想というか思考の違いが、
今後の戦いの一番の要になりそうな気がします。

毎週ジャンプを読んでいる人はご存知かと思うのですが、
現在のジャンプはコメディ戦国時代に突入しております。
どれも面白い作品なのですが、私のツボに入ったのはこの「破壊神マグちゃん」なのです！
キモ可愛いくて物騒なんだけど愛嬌があるマグちゃんに毎週笑わされているのです！

破壊神マグ＝メヌエクは600年前に封印された破壊神。
破壊に特化した異形の怪物なんだけど封印されて能力と図体が弱まり、
可愛いしゃべるタコみたいな状態になり、
海辺の田舎町に住む清貧少女の流々ちゃんに拾われたのだ！

流々ちゃんはわりと大雑把というか適当なので、
マグちゃんが目からビームを出して色々と破壊しても、
犬のペットが粗相をしたのと同じくらいにしか怒らないし、
神の権能を得ても破滅的な願望？　なにそれ？
とばかりにハートフルな展開にしからならないのが楽しいのです。

流々ちゃんに恋する錬くんも空回りっぷりも楽しいですし、
混沌の神ナプターク（しゃべるヒトデ）もアホで楽しいです。
最後の方に出てきた世界観が違うイケメンも楽しくて、
これからもどんどん楽しくなりそうなんですよね。
何とかコメディ戦国時代を乗り切っていって欲しいものです。