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:: 2015/1/16 金曜日::

■[漫画]人間と神様の友情と恋心「いなり、こんこん、恋いろは。」9巻

クライマックス直前!

いなりと丹波橋くん、うか様と燈日がそれぞれ想いを伝え合い、
両想い同士で恋仲になることが出来たんだけど、
それで物語が綺麗に終わることはなく…
恋人になってからが物語は佳境を迎えるのです…!

いなりと丹波橋くんの二人は中学生らしい初々しいカップルだなぁ。
からかわれるのが恥ずかしい丹波橋くんが微妙にいなりを避けるようになるとか、
定番中の定番の初々しさですよ!
そこで寂しく思ってもちゃんと耐えてお互いの気持ちを伝え合って、
一歩前進していく二人の姿を見ていたら、
初々しくあっても長い間続いていく二人だと思わされます。

特に丹波橋くんの家庭の事情で問題が出てきても、
それを気付いていても根掘り葉掘り聞かず、言ってくれるまでじっと我慢し、
丹波橋くんの想いを汲み取ろうとするいなりを見てると、
この二人はきちんと支え合うことが出来るから大丈夫だ、と思わせてくれます。

しかし問題はいなりが持つ神通力。
人間である燈日に恋してしまったがために、
人間になりたいと思ううか様が神通力をいなりの方に流してしまい、
どんどん人間でなくなっていくいなりが切ない。
うか様と燈日の恋と、丹波橋くんの家庭の問題の負担が全部いなりに行ってるから…
そして何より、友達だったはずのいなりとうか様がすれ違い、
二人の友情に亀裂が入ってしまったがの切ないんだよなぁ。

そういった情緒溢れるストーリー展開が素晴らしいのとは別に、
恋に溺れるうか様の可愛さは格別でした。
もうね、本当にうか様が可愛い。
そんなうか様を泣いたままになんてして欲しくないので、
燈日には是非とも男を見せて欲しいですね!

次回で最終巻ということで、どういった結末になるのか気になって仕方がないです。
楽しみ!

:: 2015/1/15 木曜日::

■[漫画]スクエアを目指して…!「ナナマル サンバツ」9巻

杉基イクラ、クイズ専門誌で「ナナマル サンバツ」の執筆経緯など語る – コミックナタリー

クイズ漫画として一層の知名度を高めてきた「ナナマル サンバツ」ですが、
まさかクイズ専門誌までもコラボするようになるとは。
というかクイズ専門誌なんてのがあったのに驚きです。
どのジャンルにも濃くて熱い人たちがいるんだなぁ。
まぁ、それはこの漫画を読んでるだけでも伝わってきますけどね!

そんなクイズに情熱を燃やす若人たちの漫画「ナナマル サンバツ」ですが、
この9巻では京都合宿のラストまでが描かれています。
読唇術を使う竜壱と虎壱の兄弟コンビという関西の雄と出会ったり、
更なる早押しの技術を研鑽したりと、有意義な合宿模様を見せてくれます。

それにしてもヒロインである深見さんマジ残念美人っぷりが半端ないですね!
普通だとラブコメ展開になりそうなシチュエーションを容赦なくぶち壊す! しかも2回も!
そんな深見さんにラブコメ展開が今後あるのかは甚だ疑問です。
むしろラブコメ展開は新名部長に期待した方が良いのかも。
今回も巻末描き下ろしで可愛い所を見せてくれましたし。(笑

というか新名部長は主人公の越山くんとは別の高校の部長ですが、
それでも良い部長であり、良い先輩していて格好良いです。
この漫画の年上の人たちは誰もが責任感があって格好良いけど、
今回の新名部長は特に良い仕事してくれてましたよ。
仲間のことをちゃんと見ているという所とかチョーかっけーんすよ。
こんな上司の下で働きたいものです。

さて、夏の合宿が終わってもうすぐクイズのインターハイとも言えるスクエアが近づいてきましたが…
果たして激戦区の関東ではどのような戦いがあるのか。
今から楽しみです。

:: 2014/11/25 火曜日::

■[漫画]20年を終えて「新世紀エヴァンゲリオン」14巻 プレミアム限定版

今となっては誰もが名前を聞くことになった「新世紀エヴァンゲリオン」
そのコミカライズはTV版放送と前後する形で少年エースで始まりました。
作者の貞本義行さんは当時GAINAXでキャラクターデザインも手掛けていたので、
連載は非常にスローペースになったがために結局完結するのに20年掛かったわけです。
2クールアニメのコミカライズに20年とか時間の使い方が贅沢すぎますが、
その作品がエヴァで作者が貞本義行だからこそ出来る贅沢だと思います。

ご存知の人も多いと思いますが、
この漫画版は通称「貞本エヴァ」と言われるほどにTV版劇場版とも若干異なってます。
特にシンジの性格がアニメよりも内罰的じゃなくなっている所が大きく、
それ故に結末が違ったものになってます。
元々この貞本エヴァがTV版でやりたかったのかもしれませんが、
この結末だとあれほど盛り上がることはなかったのかな、とも思います。
いや、貞本エヴァは貞本エヴァで傑作だと思いますし、
何よりこの結末には充分満足しているのですが。

また、本誌での完結からかなり時間が掛かっただけあって、
巻末にはセカンドインパクト前の真希波・マリ・イラストリアスと、
碇ユイとの関係を描いた番外編が収録されています。
貞本エヴァと新劇場版が厳密に同一とは言えないかもですが、
謎が多かった真希波の正体が少し分かったのは嬉しい誤算でした。

今回の限定版は全14巻が収録出来るブックシェルフとCDが付属しています。
CDの内容は貞本さんの作業BGM的なそれで、貞本さんの趣味全開ですが、
曲に合わせたイラストが描き下ろされているのは良かったかな。
どちらにしろファンアイテムなので、普通の読者は不要かもしれないですね。

何にしてもこれでエヴァは一つの区切りが付きましたが、
新劇場版の方もまだ残っているので油断は出来ないです。
それにしても私は20年以上エヴァに捕らわれていることに驚きですよ。
オタク道に転落したキッカケの一つなだけに思い入れはありますが、
そろそろ解放されたい所です。(笑

:: 2014/9/6 土曜日::

■[漫画]長門有希メリークリスマス日本一!「長門有希ちゃんの消失」7巻

「長門有希ちゃんの消失」2015年TVアニメ化 – コミックナタリー

良かった! アニメ化企画がちゃんと進行していた上にTVアニメ化だ!
ぷよさんのもう一つの作品の「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」と同じく、
YouTubeでの放映か、もしくはOVAかだと思っていたので、
TVアニメとして放映されると知って安心しました。

文化祭でキョンが佐々木と色々あってから、
少しずつ縮まっていた長門とキョンの間も、キョン側から狭まってきていた気がしますが、
ここにきてついに大きく事態が動いてきましたよ!
まさかそのキッカケがキョン妹になるとは思いもよりませんでしたが。
いやー、キョン妹ってば良い仕事しますねー

お互い意識している二人を見ていると青春の胸の鼓動を感じますね。
しかしまさかキョンが赤面するようになるとは思わなかったなぁ。
自然と視線が長門に吸い寄せられるとかキョンってばマジで恋しちゃってるよね。

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しかし、それに気付くハルヒ…
やっぱりハルヒはキョンのことを…

それにしても二度目のクリスマスにこうくるとはなぁ…
やっぱり長門はこの一年間で成長してきたんだなぁ…
これはTVアニメで描かれる長門の成長にも期待ですよ。

それはそうと、TVアニメでの声優は原作と一緒のままなんでしょうか。
そこは気になりますね。(笑

:: 2014/7/20 日曜日::

■[漫画]そうだ京都、行こう。「ナナマル サンバツ」8巻

深見兄のクイズへの確執が判る第8巻…!

風邪をひいた深見さんのお見舞いに行ったらクイズ嫌いになった深見兄と出くわしちゃったでござる。
そんな7巻のヒキから引き続いての深見兄妹のクイズバトルですが、
妹の真理ちゃんが幾ら頑張っても中々深見兄の心を溶かしきるまでは行かないみたいで、
一体過去にどんなことがあったのかと思ってたんですけど、
この8巻でついにその過去が判りました。

クイズ名門でエリート校としても有名な開城高校のクイ研エースでプライドも高かった深見兄。
成績も優秀でクイズの回答方法も非常に合理的で無駄がなくダイブが嫌いという、
非常に優等生だった彼が無自覚とはいえライバルとして認識していた笹島。
そんな二人の雌雄を決することが出来るスクエア準決勝で、
当時の部長の判断で自分が忌み嫌うダイブをすることに…

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下手に深見兄も優秀だからこそ、部長の判断が理解出来るし、
プライドが高いから誤答はしたくない。
それでも念願だった笹島との戦いはしたかったのは確かで…
と、どんどん深見兄の心が壊れていってしまうのが切なかったです。

これは開城という名門の看板を汚さないことだけを気にして、
部員の性格などを全く考慮してなかった当時の保科部長が悪い。
たった一度の戦いのために将来を担う可能性を潰してしまうとか、
上に立つ者として失格としか言い様がないですね。
まぁ、高校生にそこまで求めるのもしょうがないと思いますが…
そういった意味では今の大蔵は良い部長してると思うので、
彼の頑張りに期待したいとこです。

そして主人公たちですが、まさか合宿に京都まで行くとはなぁ。
大垣ダッシュと米原ダッシュは懐かしいです、私も何度かやりました。(笑
まぁ、夜行列車とはいえもっと静かにした方が良いとも思いましたけども。
あれ、他の乗客にとって凄く迷惑なんですよね…

クイズの冬の時代とかも私も実感する所はあるけれど、
今回一番心に残ったのはやっぱり深見兄の件ですね。
そして巻末描き下ろしの新名部長のホッピーですね!(笑
それにしても帯のヤスダスズヒトさんといい、人気あるな千明さん。
というか指になりたいとか凄いコメントだなぁ、ヤスダスズヒトさん…(笑

:: 2014/6/29 日曜日::

■[漫画]人間たちの恋、神様の恋。「いなり、こんこん、恋いろは。」8巻 BD付き限定版

バレンタインで浮かれるうか様可愛い!

今回は恋する乙女の一大行事バレンタインということで、
物語は大きく動きますよ!
今まで一生懸命頑張ってきたいなりが成長を見せてくれますし、
墨染さんも素敵な友情パワーを発揮してくれたお陰で、
割りとドロドロな女の子の恋模様をスカっと魅せてくれます!

ちなみに読みながら「今の学校に焼却炉は稼働してへんやろ…」
とツッコミ入れてたら巻末おまけ漫画でうか様に突っ込んじゃダメだぞ、
と釘を刺されてて笑いました。(笑

墨染さんと京子ちんの恋は、まぁ、ガチとノンケだとそこが落とし所だよなぁ、と。
いなりの方は妨害はあったけど、ちゃんと自分の気持ちを伝えることが出来て、
一応のゴールを決めたんだけど、学生の恋ってのは付き合い始めてからが本番ですからね!
神通力という、丹波橋くんと共通の秘密があるから大丈夫に見えるけど、
まだまだこれからだよなぁ。

そんなことより!
この漫画の一番の見所はやはりうか様関連だと思う訳ですよ!
異教の星人を奉った行事なのに市井の女の子みたいにそわそわするうか様可愛い!
でも、想い人の燈日のことが好きな少女の願掛け絵馬から、
神である自分と、人間である燈日の違いを痛感したことで、
かつてのいなりみたいに暴走しかかったのは切ないなぁ…!

なんでや! うか様悪くないやん! ただ神様だったというだけやん!
と心を痛めながら読んでたら燈日がミラクルを決めてくれましたよ!
これはニヤニヤが止まりませんな!

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やっぱり恋するうか様が一番可愛い!

まだまだ障害はあるでしょうけど、
今後の展開も楽しみであります。

ちなみに特典のBDですが、3巻収録の白兎くんとコンの家出回ですね。
やっぱり背景、BGMどれも素晴らしいアニメでした。
全国ネットの夕方にやっても良いと思うんだけどなぁ…
いやはや、もったいないことです。

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