本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2015/11/4 水曜日::

■[漫画]司波達也の実力「魔法科高校の劣等生 九校戦編」4巻

九校戦編も4巻になり、舞台はモノリスコード戦へ。
今まで補欠という立場に甘えていた達也を、
十文字先輩が活を入れて参戦させることになったんだけど、
そこに幹比古とレオも巻き込まれてしまい…

相変わらずこの漫画版は色々と解りやすいです。
文字媒体の原作ではどうしても読者の想像で補うしかなかったんだけど、
漫画だとしっかりとイラスト付きで解説してくれますからね。
アニメだと尺の都合でサクっと進んじゃったからなぁ…
カーディナル・ジョージの「加重系統プラスコード」とか、
漫画版が一番解りやすかったです。

一条たち第三高校との決戦も盛り上がったし、
全体的に良いコミカライズだと思いますよ。
深雪さんだけじゃなくてエリカのブラコンも可愛かったし。
何気に小野先生の私服姿も可愛かったと思います。

それと「魔法科高校の優等生」も同じく九校戦なためか、
最後に優等生のキャラがチョロっと登場してますね。
具体的には一色愛梨が出ていたので興味がある人は確認してみてください。
これは優等生でもこのシーンが出てくるということかもですね。
そちらも楽しみです。

:: 2015/9/17 木曜日::

■[漫画]これが私のお兄様「魔法科高校の劣等生 追憶編」3巻

魔法科高校の劣等生 追憶編 (3) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:依河和希
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-09-09 )

作者サイト:あぅ詰め
作者twitter:依河和希 (wakipedia)さんはTwitterを使っています

Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (1)
Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (2)
Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編 (3)

大亜連合の侵攻に呼応して蜂起した国防軍の反逆者に銃撃された深雪たち。
深雪の危機を察知して急ぎ戻ってきた達也が固有魔法「再成」を使い、
深雪たちの窮地をギリギリで救ったが、
激情に駆られた達也が侵攻軍を私怨で滅ぼすことにして…

追憶編のクライマックスは深雪の視点からと達也の視点からの両方から描かれています。
深雪視点で見るとお兄様への敬愛が溢れ出ていますが、
達也視点からでは慟哭と憤怒が滾っていますね。

原作では文字媒体なことと文体のせいで感情的に平坦に感じられますが、
漫画ではキャラクターの表情が如実に感情を教えてくれます。

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深雪に達也に深夜に穂波と、
それぞれの感情がよくわかる表情こそが、
この漫画版追憶編の見所だと思います。

これでアニメでは語られなかった追憶編は終わりましたけど、
他にもアンジー・シリウスが転校する話とか二年生編とか諸々残ってるので、
今後も「魔法科高校の劣等生」のコミカライズが楽しみですね。

:: 2015/8/8 土曜日::

■[ラノベ]揺れる乙女の恋心「魔法科高校の劣等生 17 師族会議編 上」

魔法科高校の劣等生 (17) 師族会議編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-08-08 )

魔法協会を通して伝えられた四葉家の次期当主の指名とその婚約者の発表。
それは一条将輝や七草真由美といった十師族の直系だけではなく、
幹比古やほのかといった一般の魔法師にも知れ渡ることになり、
特に後者の人々に多大な影響を与えることになり…

やっぱりほのかが一番ショックを受けるよなぁ…
それを見越して自分の口から告げた雫は流石は親友だけど、
まさか愛人の選択肢まで提示するとは思わなかったです。
でも、よくよく考えたら四番目の選択肢である、
「世を儚んで自殺」という発想に決して至らないようにするために、
愛人という選択肢をわざと提示したのかもしれない。
それにしても深雪を前にして立ち向かおうとするとか、
ほのかは予想以上に強い子だよなぁ。
まぁ、個人的には愛人ルートが一番確実性が高いと思うんですが。(ぉ

それに比べて真由美さんは煮え切らないというか…
それでも滲み出てくる真由美さんの恋心がニヤニヤ度が高いです。
そんな恋心を七草弘一も把握しているからこそ、
色々と暗躍しようとしているんだろうけれども、
今回の師族会議での情勢を考えればしばらくその線は消えちゃうのかなぁ。
真由美さんは可愛いからもっと出て欲しいんだけれども。

その師族会議ですけれど、他の十師族の面々が遂に出揃いましたね。
そして出揃ったと思ったらいきなりのメンバー変更な上に、
そこに今までの騒動の黒幕であるジード・ヘイグの捨て身のテロ行為と、
更にUSNAの動向も絡んできてまたもや緊迫の展開になってきましたね。

この師族会議編は上中下の三編構成らしいので、
次の冬頃の発売の中編もそうですが、その先の刊行も既に待ち遠しいですね。

それはそうと裏表紙のデフォルメされた正装した十文字先輩が妙に可愛かったです。(笑

:: 2015/5/14 木曜日::

■[ラノベ]四葉家の闇と深雪の乙女心「魔法科高校の劣等生 16 四葉継承編」

魔法科高校の劣等生 (16) 四葉継承編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-05-09 )

四葉家が新年に行う「慶春会」
そこで四葉本家の次期当主が決まると言われ、出席が命じられた達也と深雪。
深雪が当主となるのには異存はないけれど、
達也が四葉本家中枢に近付くのは時期尚早と考えた分家当主たちが、
司波兄妹の「慶春会」出席を妨害するために色々と策をめぐらして…

愛するお兄様の立場が改善されるならと、
当主となることはやぶさかではないけれど、
お兄様以外の男性と夫婦となることには耐えられない…
そんな深雪の千々に乱れる乙女心がアブノーマルだけど愛しかったです。

そんな乙女心を見抜いて「達也と深雪は実の兄妹ではない」
という建前を用意する真夜は流石は精神干渉系魔法の大家である四葉家当主ですよ。
確かにこれなら深雪が四葉家を継ぐだろうし、むしろ真夜に感謝するかも。
そして深雪の真っ直ぐな想いを受けて達也が断れるはずがないし、
これは真夜の一本勝ちでしょうね。
世界を滅ぼせる達也でも愛する妹の想いには勝てるはずがない。

そんな歪んでいるけど崇高な兄妹の出生の秘密も明かされた訳ですが…
人造魔法師実験の真意や、深雪が生まれた理由やその経緯等々、
色々と腑に落ちて、納得できることは多々あったんですけど、
四葉家の闇が溢れ出ていて狂気を感じましたね。
そんなドス黒い狂気の中で深雪という純真な想いが生まれたのは、
ある意味奇跡だと思います。

また、文弥と亜夜子以外の四葉家の分家次期当主たちが登場しましたけど、
津久葉夕歌と新発田勝成という年上二人も割りとまともなんですね。
やはり真夜が大漢に拉致されて人体実験されたのが全ての元凶なんだろうなぁ…
そんな親世代の業を背負わされる司波兄妹は大変だと思うけれど、
達也なら気にもしないんでしょうね。

達也が披露した「バリオン・ランス」が今後どこで使用されるのかも気になりますが、
むしろ次回予告にもあったけど、
達也と深雪の関係が対外的に発表されてどんな影響が及ぼされるのか。
そちらの方が気になりますね。
夏発売ということなので期待しながら待ちたいと思います。

:: 2015/3/8 日曜日::

■[漫画]九校戦Girl’s Side「魔法科高校の優等生」5巻

魔法科高校の優等生 (5) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:森夕
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-03-07 )

Kindle版:魔法科高校の優等生 (1)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (2)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (3)
Kindle版:魔法科高校の優等生 (4)

深雪視点で語られる「魔法科高校の優等生」ですが、
今回は九校戦編ということで第一高校で一番九校戦に思い入れがある雫がメインです。
また、原作では一条とジョージ以外出番がなかった第三高校の女性陣も出てきて、
華やかかつ多彩な面白さを見せてくれます。

その第三高校の一年生女子の中心人物なのが師補十八家「一色」家令嬢の一色愛梨

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自らの家柄と鍛え上げてきた実力に裏打ちされた自負を持ち、
良い意味でプライドが高く、先輩への礼儀もしっかりと弁えた良い子なんですが、
相手が深雪さんでは少々可哀想に思えてきますね…
悪い子ではないんだけどなぁ…

既に雫と対戦した一色さんの友人である十七夜さんの心が折られているだけに、
一色さんもプライドがズタズタにされるのでは心配になりますが、
もう一人の友人の四十九院さんがムードメーカーになってくれそうなので、
何とか頑張って欲しい所です。
いや、何か判官贔屓的な感じで応援したくなるんですよね、第三高校の子たちって。
何しろ原作で見せ場がなかっただけに、彼女たちの結果が分かりきっているだけに…

もちろん第三高校の子たちだけでなく、九校戦に燃える雫は魅力的でしたし、
深雪さんは存在するだけで神々しいほどの美しさを備えていたので、
第一高校の女子は充分イケてますよ。
原作では見られなかった彼女たちの奮闘がこれからどう描かれるのか楽しみです。

:: 2015/1/12 月曜日::

■[漫画]沖縄動乱「魔法科高校の劣等生 追憶編」2巻

魔法科高校の劣等生 追憶編 (2) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:依河和希
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-12-09 )

作者サイト:あぅ詰め
作者twitter:依河和希 (wakipedia)さんはTwitterを使っています

Kindle版:魔法科高校の劣等生 追憶編1 (電撃コミックスNEXT)

深雪さんがまだツン期だった中学生時代を描いた「追憶編」の2巻。
発売自体は先月なんだけど、そこら辺は気にしないで下さい。
まぁ、原作の新刊と一緒に読みたかっただけなんですけどね。

まだ四葉家が四葉家である所以も知らない、雪のように真っ白な深雪さん。
彼女がガーディアンである達也について扱いかねている中で、
沖縄の海をクルージング中に潜水艦から襲われた時に、
達也の実力の片鱗を感じてしまってからのドキドキが描かれております。

兄妹という身近でありながら心は疎遠な二人が、
国防軍の訓練を視察する際に達也から「深雪」と呼び捨てされることによって、
更に胸の高まりが抑えられなくなっていく展開にはニヤニヤしちゃいますね。
この頃の深雪さんは素直になれない所もあるから、
正にツンデレ初期って言いましょうか!
元々、原義のツンデレって付き合い始める前までがツンツンしてて、
惚れてからがデレデレっていう意味だから、元祖ツンデレと言えましょう。

そしてそんな深雪さんがデレ期に突入する契機になる大亜連合の侵攻が始まり、
内応した反乱兵たちに深雪たちに毒牙が及んでしまうことに…
それにしても高校生にして卓越した実力を持つ深雪さんを知っていると、
アンティナイトで力を封じられてしまう深雪さんの弱さは新鮮ですね。
まぁ、中学生ですからね、この頃は。
それに対して中学生とは思えない実力をこれから達也が発揮するかと思えば、
次の3巻が待ち遠しい訳ですが。

原作のボリュームからすると追憶編は次回でクライマックスかと思います。
マテリアル・バーストが明らかになる場面がどう描かれるか今から楽しみです。

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