本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2014/2/14 金曜日::

■[漫画]綺麗で残酷な青春を生きた少女の物語「女の子が死ぬ話」

女の子が死ぬ話 (アクションコミックス(月刊アクション))
著者/訳者:柳本 光晴
出版社:双葉社( 2014-02-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:TTT

Kindle版:女の子が死ぬ話

ミハルさんもとい柳本光晴さん、初の単行本が発売です。
初めての単行本なのに超分厚いです。
普通の単行本の2冊分くらいの厚さなので値段も高くなってますが、
それでもこれは1冊にまとめるべき作品だと、読後に強く感じます。
単行本として、これは正しい形だと思います。

物語の内容はタイトルから推察される通り、表紙になっている少女が死ぬ話です。
こういっては失礼ですが、昔からよくある短命な薄幸の美少女の物語です。
ですが、それを真っ正面から逃げることなく描ききっているという点と、
得も言われぬ読後感を与える最終回がこの作品を特別なものにしています。

少女漫画のヒロインに憧れる体育会系の千穂、
千穂が入学の日に出会った薄幸の美少女、遥、
遥の幼馴染みで千穂が淡い恋心を抱く、和哉。
主にこの3人が織り成す物語なんですが、この3人のキャラが立ってて生き生きしているんですよね。

千穂は和哉に「かわいい」と言われただけで感極まって泣いてしまうくらいなのに、
遥のことを悪く言う相手には躊躇なく殴りかかる面も持ってたり、
遥も薄幸の美少女だけど、性格は大人しくなくて攻撃的な面も持ってたりと、
たった単行本1冊の中でキャラクターが個性を主張しまくりなんですよ。
場面場面の台詞が、仕草が、瞳からキャラクターの息遣いを感じさせるんですよ。
だからこそ、遥の死がとても重く感じられるんだと思います。
いや、ホントにこの読後感はヤバイ。

ちなみにカバー下にも描き下ろし漫画あるんですが、
それを読むとまた違った余韻が楽しめるのでそちらも是非読んでみて欲しいです。
心にこびりつくような作品で、オススメです。

:: 2013/7/18 木曜日::

■[漫画]新天地でもお色気であまそぎ退治!「つぐもも」11巻

つぐもも(11) (アクションコミックス(コミックハイ! ))
著者/訳者:浜田 よしかづ
出版社:双葉社( 2013-07-12 )
コミック ( 149 ページ )
作者サイト:浜田よしかづ『Yの食卓』
作者twitter:浜田よしかづ@7/12つぐもも11巻発売 (yoshikadu2010)さんはTwitterを使っています

元々WEBコミックハイ!で連載していた本作ですが、先日WEBコミックアクションに統合された際、
紙の新雑誌月刊アクションに移籍することになった「つぐもも」
今までもコミックハイ!本誌に出張掲載はあったけど、完全な移籍はもしかして初?
新雑誌の看板作の一つとして移籍したと思われるので栄転に近いのかもしれませんが、
それはそれとしてちょっと寂しかったりします。

コミックハイ!に出張掲載された分はいつもの本編とは違う番外編に近いので、
ちょっと時系列的にもズレている感じはしますがお色気展開は当然有りです!
他作品とのコラボだろうと容赦なく剥いているのは流石と言いましょうか、
編集さんたちもこの作品のキモが何であるかよく判ってらっしゃると言いましょうか!

本編の方ですが、暗躍するつぐももたちがみまねのアホのせいで、
かずやたちと合流することになるという、緊迫感があるのか無いのか微妙な感じに。(笑
程良い巨乳キャラのあるみが表に出てくることでどんどん剥かれる展開になるのは、
一読者として大歓迎せざるをえないですね…!(キリッ

それと性転換好きの読者としては今回も性転換ネタが入っているの良いと思うんですよ!
夢の世界での性転換がこのまま定番化するのも全然アリというか!
まぁ、そうするとますます桐葉含むヒロインたちがかずやを籠絡するのが難しいかもしれませんが、
逆にそうすると更にエロい展開になる可能性も…?

うん、やはり今後とも夢の世界で性転換は行われるべきだと思います!(キリッ

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