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:: 2010/5/7 金曜日::

■[漫画]遂に仕立て服業界にもラブコメの波が到来…!?「王様の仕立て屋」26巻

王様の仕立て屋 26 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2010-04-30 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( 186 ページ )
ISBN-10 : 4088598377
ISBN-13 : 9784088598376

かつてこの作品でこれほど興奮したことがあっただろうか、いや、ない!

思わず反語調で始めてしまうほどにこの26巻は素晴らしいのです。
どう素晴らしいかというとラブコメ的な意味で!
今まで男主人公で周りは女性だらけというハーレムシチュだったのに、
「ボク悪くないもん」と無用に神経逆撫でしていたが為に全くフラグが立たなかった悠ですが、
遂に! 遂にラブコメ展開が訪れるほどに悠に春が…!?
来た…、のか…?

不況に喘ぐイギリスの仕立て業界で天井知らずの値を付ける生地の代替として、
イタリアに生地を探しに来たクラリッサが行き詰まっている修行の打破として選んだのが悠の内弟子志願!
独身の男女が一つ屋根の下という状況にヒートアップしてラウラが茹で上がり、
事態を聞きつけたエレナがパリから有給取って押し掛けたりと、
悠は大変だけど見てるこっちは楽しくて楽しくて仕方ない展開ですよ! ヒャッホー!

いやー、特にラウラが良いですね、ラウラが。
内弟子から通い妻に落ち着いて、それでも心配だから(どっちが?)付いてきたり、
もうホントに素直になれないツンデレの典型的な言動にニヤニヤしまくりですよ!
勿論そこからの仕立て服に対する淀みない展開も面白いんですけどね!
ラウラとセルジュの前提は似てるけど内容は似ていない父親のアレコレとかも良いです。

とはいえ何と言っても26巻の肝はラブコメ展開でしょう!
いやー、今まで日本編で取材と絡み合わせたりと色々とジャンルを組み合わせてきたけど、
ラブコメでくるとは少年誌的ですね! 最高じゃないすか! 流石はもと少年ジャンプ作家!
次巻でも多少はラブでコメると思いますので期待ですね!

:: 2010/2/4 木曜日::

■[漫画]今回は靴が多めになっております「王様の仕立て屋」25巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 25 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2010-02-04 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598229
ISBN-13 : 9784088598222

「JIN-仁-」大ヒットのお陰でスーパージャンプも知名度が上がってきましたが、
面白い漫画は何も「JIN-仁-」だけではなく、他にもあるのです。
中でも個人的にお勧めしたいのがこの「王様の仕立て屋」です。
少年ジャンプ打ち切り作家が雌伏の時を過ごして花開いた作品をどうぞご覧じろ。

で、今回はスーツを語る上で省くことが出来ない靴の話。
今までもマルコが居たし、それなりに話に絡んできましたが、
ここまで靴の話一色になるのはなかったように思えます。
それぞれ独立した話なんだけど、読み進めていけば靴のイロハが判る寸法です。

勿論上手いこと話を転がして日本の話も絡めてきてます。
日本では何故スリッポンが多いのかという話から始まって、
日本の歴史と文化の側面にも切り込んでる話で興味深いですね。
ちなみに私も革靴は一応持ってますがスリッポンだったり…

しかしラウラのお母さんが出てくると面白いですね。
活動的な女史だからこその賑やかさは勿論ですが、
慌てるラウラを見られるというのもまた良しといいますか。
これからもちょいちょい出てきてくれることを願っております。

:: 2009/11/5 木曜日::

■[漫画]ジラソーレ社、逆境からの躍進。あるいはコスプレ編「王様の仕立て屋」24巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 24 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-11-04 )
定価:¥ 540
Amazon価格:¥ 540
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088598059
ISBN-13 : 9784088598055

ゴールドバーグ映画の成功に伴い金融危機を脱したジラソーレ社だけど、
今度はペッツオーリ社の急進派による工作が開始と油断のならない展開に。
世界的服飾評論家を相手の仕事できりきり舞いなジラソーレ社だけど、
困難を乗り越えて行くことで、ブランドが持つ神話を掴もうとすることに。

今回の見所は何と言ってもジラソーレ社の綺麗どころによるコスプレでしょう!(ぉ
ペッツオーリ社が相手ということで、悠をさっさと自社従業員にせんと企む小悪魔から逃げ、
ビアッジォ親方の所に避難してたら、有給を取ったアンナが秘密裏に助言を求めに来るも、
親方が情報量のカタにコスプレ店員をさせるというラウラの二の舞的な展開に。

童顔のアンナがミニスカメイド姿になるというのはフェミニンで素晴らしいですが、
個人的にはモニカのバニーが良いと思うんですよ。
特にあの尻からフトモモにかけてのラインは絶品です!
流石はビアッジォ親方、良い仕事をしなさる!

それと今回久しぶりに骨董ネタが出てきたので、
古くからの大河原遁ファンには嬉しかったのではないでしょうか。
しかしこれだけ売れてるんだから新装版で「寒鰤屋」出てくれないかなぁ。
古本屋でしか手に入らないってのは辛いモノがあるですよ。

:: 2009/8/7 金曜日::

■[漫画]ハリウッドの栄光とアメリカの大恐慌「王様の仕立て屋」23巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 23 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-08-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597877
ISBN-13 : 9784088597874

ズボン職人として良い腕を持ちながら、
いい歳して役者の夢を諦めきれないロドリーゴの兄貴が、
まさかまさかのハリウッドの世界的名監督最新作主演に抜擢。
世界大恐慌から第二次世界大戦の時期のハリウッドを描いたラブストーリーを、
織部たちは服飾の面から時代考証を演出することになるんだけど…

今回の一番凄い所は、シリーズ中に現実でリーマンショックが起こったこと。
大恐慌からの社会不安のネタやってら現実がリンクしちゃうという偶然。
単行本化が遅れたのは不謹慎と取られる可能性も考慮したのかな、とも思います。
しかし作品内では、その現実をも見事に取り込んだ内容に昇華してて、
流石は大河原遁だなぁ、と言わざるを得ません。

社会不安とどん底からの奮起を力強く感じさせたり、
多少厳しく聞こえてもビシっとする痛快さはこういった社会情勢だからこそ面白いです。
スポンサー企業の一片の勇気、監督の侠気。
そしてジラソーレのジリ貧からの逆転の勇気ある一手は豪快で爽快でした。

個人的にはラウラのご母堂とのご対面とかも楽しめました。
ラウラは好きなキャラクターなんですよねー、ツンデレだし。
もうちょっとそこら辺の恋心とか描いて欲しい気もするけど、
流石にそこら辺は高望みかなぁ。

…でも読んでみたいですよね?(ぉ

:: 2009/5/15 金曜日::

■[漫画]久々の日本編「王様の仕立て屋」22巻

王様の仕立て屋‾サルト・フィニート‾ 22 (22) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-05-01 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597737
ISBN-13 : 9784088597737

渡米したと思ったら仕立て服にとって鬼門の自転車選手のスーツを作ることになり、
一応は出来たけど、満足行くモノでは無かったので技術を求めて児島に行くことになった織部ご一行。
久々の日本編、しかも日本の服飾産業がメインということもあり、
作者と担当二人に監修の片瀬氏の4人でのルポ漫画も兼ねた内容になっています。

児島のジーンズ見学先で偶然バカンス中のペッツオーリ先生に出会い、
実はスランプ中の先生と旅は道連れ世は情け、とばかりに瀬戸内服飾旅行に。
児島のジーンズ、姫路の皮革産業、神戸の靴に和歌山の島精機が誇るホールガーメント。
ルポ漫画も並行して描かれているのでいつにも増して説得力があり、
何より今までとはまた一味違った面白さがあります。

個人的に瀬戸内は身近なだけにいつも以上に興味がそそられましたし、
実際の取材旅行の内容も感じられる分、親近感が湧くモノがありました。
また、最後に収録されている日本人の機微が感じられる内容も収録されており、
今回は紛うことなく日本を舞台にした作品だと思った次第です。

スランプ中だったペッツオーリ先生が日本の技術に触れていき、
最後に再起した流れも秀逸だったし、それを追っていた記者のフォンターナ夫人が綺麗に締めてくれて、
物語全体の構想も相変わらず素晴らしかったです。

で、次回はまさかのロドリーゴ主演のハリウッド撮影な訳ですが…
いやはやどうなることやら。

:: 2009/2/4 水曜日::

■[漫画]えろーすなフルマラソンしてーなー「王様の仕立て屋」21巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 21 (21) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2009-02-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597567
ISBN-13 : 9784088597560

フェデリカの強引な手段でアメリカに渡った悠ご一行。
今回はパンツ職人のロドリーゴも加わった大所帯で、
アメリカらしい野球の観戦服や黒人相手の繊細な問題など、
色々な仕事、色々な人生と係わっていく訳です。

当初は拗ねてた悠だけど、ワイン一つで機嫌を直すあたり反省してないです。(笑
それでも仕事は主にロドリーゴと組んで確かなものを仕立てており、
時に職人としての矜持の為、客と衝突しながらも最上の一着を作り上げるんですよねー

フェデリカもニューヨーク支店を任されるだけあって、我が強い性格なんですが、
個人的には結構好きなキャラだったりするんですよねー
もし声優をあてるとしたら松岡由貴以外考えられないと思う。(明らかに鶴屋さんの影響

しかし初めのジラソーレ社女性社員の水着姿の見開きだったり、
巻末でのハワイでのバカンスだったりとえろーすな雰囲気が微妙に漂ってくるんですが、
悠の性格もあってか全くそっち方面に話が動かないのがなー
素材は良いのが揃ってると思うんだけどなー
誰かエロ同人誌とか作ってないっすかね。(凄く需要少なそうですが)

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