よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2014/9/12 金曜日::

■[ラノベ]作られた天才魔法師との邂逅「魔法科高校の劣等生 14 古都内乱編 上」

魔法科高校の劣等生 (14) 古都内乱編 (上) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-09-10 )

アニメが絶賛放映中の中、今回は久しぶりの上下編です。
二年生編になってちょっと勢いが落ちてきたかと心配していたんですが、
ここにきて面白さも復調してきたように思えます。
これはやはり、上下編のボリュームこそが相応しいということなのかもしれない。

九校戦の裏で行われた四葉の暗部である黒羽の部隊による周公瑾捕縛作戦。
しかし予想以上の手練れだった周公瑾は黒羽貢に手傷を負わせた上で撤退。
その身は京都に拠点を置き、九島と敵対する「伝統派」に囲われることに。
そして達也は四葉真夜から依頼という形で周公瑾捕獲作戦に協力するが、
丁度今年の論文コンペの開催場所は京都で行われて…

「伝統派」を相手取るということで貸しがある九島烈に協力を求めるとか、
かつての世界最巧相手でも容赦ないお兄様、流石です。
そして13巻で登場した九島の秘蔵っ子の光宣ですが、予想以上に強かったですね。
後天的に作られたが故に精神的に欠けた所がある達也と、
先天的に作られたが故に身体的に欠けた所がある光宣は対照的に思えます。
それにしてもイケメンであることも先天的に設計されたことなのでしょうか。
まさか水波が一目惚れするとは…(笑

そう言えば久しぶりに深雪さんの嫉妬によるお兄様への追求が行われてましたが、
仕事関係の女性のプライベートナンバーを知っているだけでこれとか、
判ってはいましたが、深雪さんの愛は重いな…!
まぁ、今回は古都の奈良をラブラブデートが出来たから良かったと思いたい。
デートの内容が「伝統派」の拠点探しという殺伐としたものだったのは、
ある意味二人らしいとは思いますが。

しかし今回一番の見所はラストの七草真由美先輩だと思う訳ですよ!
前々から怪しいと思っていたし、どう考えてもそうだと思っていたけれど、
ここにきて本人も自覚した上で、違うと思い込むようになってきましたね!
いやはや、これは違う意味でも次の15巻が楽しみですね!
まぁ、次はドウルマスターズの方が発売らしいですが。
うーん、次は2、3月あたりかな…?
長い…

:: 2014/4/11 金曜日::

■[ラノベ]思惑が交錯する九校戦「魔法科高校の劣等生 13 スティープルチェース編」

魔法科高校の劣等生 (13) スティープルチェース編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-04-10 )
文庫 ( 360 ページ )

ついにアニメが始まった「魔法科高校の劣等生」!
小説家になろうからアニメ化するのはログホラに続いて2作目ですね。
両作品ともWebで連載されていた頃からのファンなので感無量です。

で、原作の方はWeb版の先の話である2年生編に入っています。
今回は達也たちにとって2回目の九校戦になるんですが、
昨年と同じく九校戦に外野からちょっかいが掛かってくるんだけど、
それが国防軍から、というのが時代背景の面倒くささを感じさせます。

魔法師を兵器として扱うことを止めさせたい九島烈と、
大亜連合と開戦して叩きつぶしたい強硬派と、
日本、ひいては四葉に恨みを抱く大漢の亡霊ヘイグとその手先の周公瑾と、
周公瑾と共謀している七草と、
「ある方」の思惑で動く四葉と、
佐伯少将率いる第一〇一旅団と独立魔装大隊の風間と、
大人達の独善的な思惑が複雑に交錯し、結果として若者…
もとい達也に負担を強いている構図は救われない感じがしますね。
まぁ、達也にとっては深雪さえ守れれば問題ない、という思いを再確認出来たから、
今回の騒動も無駄じゃなかったのかもしれませんが。

それにしても深雪さんのブラコンは留まることを知りませんね…
目の前で見せつけられる水波ちゃんはたまったもんじゃなさそうだけど。(笑
しかし寝惚けた深雪さん、まさか半裸で添い寝されるとは。
これは薄い本が厚くなるな…!

それと七草真由美先輩が卒業しても登場頻度が落ちなくてホッとしています。
しかも今回は水着姿まで披露して下さるとは眼福やで…
次回以降も登場してくれることを願っております。
お色気要員でも良いのよ?

:: 2013/10/14 月曜日::

■[ラノベ]二年生編開始!「魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編」

魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-10-10 )
文庫 ( 456 ページ )

アニメ化も決定された「魔法科高校の劣等生」ですが、
Web版からの読者としては感慨深いけど、「まぁ、当然だよね」と思っているのも確かだったり。
それにしてもコミカライズも更に2本追加連載が決まったりと、
メディアミックスがもの凄い勢いですね。
そういった所は流石電撃文庫だと思わされます。

さて、波瀾万丈だった一年生編を経て、達也たちが二年生に進級することになったんだけど、
新入生が達也たちほどではないけど曲者ばかりなのでまた波瀾万丈になりそうな予感が…
また、魔法師たちを取り巻く世界も七草家の暗躍だったり、
アメリカの賢人による手引きだったりで更に複雑なことになっていくみたいで…

新キャラの七宝琢磨くんですが、裏表紙のSDキャラの時点で、
「あ、髪型がワカメだ…」という第一印象だったんですが、正にそのままのキャラでしたね!(ぉ
中途半端に良いとこの坊ちゃんで、才能もそこそこあるし努力もしてるんだけど、
簡単に踊らされた上に実力の差も認識出来ずにボコボコにやられるとか、
ワカメキャラとしてこれ以上ないデビューだったと思います!
Fate/stay nightの間桐慎二くんと良いお友達になれると思うよ!(笑

他の新入生で目立ってたのはやはり七草の双子ですね。
真由美先輩の妹たちなんだけど、これがまたクセが強すぎというか。(笑
まぁ、真由美先輩が激怒する所を見せてくれたりと貴重なキャラだと思いますし、
これからの活躍にも期待したい所です。

それはそうとアニメ化に伴い達也と深雪の声優さんが発表されてますけど、
深雪の声優さんはTARI TARIで沖田紗羽やったり俺妹で新垣あやせを演じた早見沙織さんなんですね!
これはまた罵倒キャラのバリエーションが増えるな…(ぉ

:: 2013/8/16 金曜日::

■[ラノベ]少女たちの献身「魔法科高校の劣等生 11 来訪者編 下」

魔法科高校の劣等生 (11) 来訪者編(下) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-08-10 )
文庫 ( 392 ページ )

Web原作のこの部分は思えば結構説明不足な感が否めなかったんですけど、
今思えば商業化の話が来て色々立て込んでたのかなぁ、と思う次第です。
で、今回の書籍化に当たって読み返すと説明不足感が一気に解消されていて、
舞台の裏までがはっきりと把握できる内容になってました。
これぞ商業化ってなもんですねぇ。

USNAの無謀な実験の余波で召喚された吸血鬼が日本に侵入してきたことによって、
達也の近辺で起こった騒動と、達也を狙ったUSNA軍の暗闘と、
二つの事態が収束へと向かう来訪者編の下巻にして、
達也たち一年生が進級し、真由美たちが卒業を迎える節目となる11巻!

吸血鬼がUSNA軍から脱走して何故日本に侵入してきたのか疑問でしたけど、
まさか七賢人の一人の華僑がそう仕向けてたとはなぁ…
というかそもそもの原因が達也な気がしないでもないけど、
達也は降りかかる火の粉を払いまくってただけな訳で…
必然的にこのルートしかなかったような…
もはや運命としか言い様がないなぁ。(笑

一年生最後ということで少女たちの活躍がめざましい11巻でしたが、
深雪さんは初っ端からアクセル全開のブラコンっぷりが凄かったですね!
まさかリーナと戦ったことを臭いで判別するとかどんだけだよと。(笑
その後の達也の台詞で完全に色ボケしている所まで含めて深雪さんらしいです。
そしてエリカは達也たちの秘密に気付いてしまったが為に、
どんどん深みにハマっていっている所が何とも…
エリカがハマってしまった所は底なし沼なので今後が心配ですね!

で、ほのか&ピクシーな訳ですが予想以上の大活躍ですよ!
というか雫の後押しがあったとはいえほのかのテンションがMAXすぎて怖い。(笑
母娘の関係に近い二人(?)が協力することで予想外の力を発揮するわと、
今後の展開でも重要になりそうなポジションを得たことで、
ほのかにもワンチャンあるかも!?

最後にリーナですけど… 散々だったね!(笑
本気装備を持ち出して達也に挑んで完敗するわ、
吸血鬼相手に防戦一方どころか藪蛇になるわ、
卒業式でもまさかのハッスルで大活躍だわと、
これがUSNA軍のエースなのかというポンコツっぷりが萌えでしたよ!
立場的に早々の再登場はないかもしれませんけど、
美味しいキャラなので二年生編になっても出て欲しいとこです。

さて、次回からはWeb原作なしの正真正銘の新章ですね。
久しぶりに未知の面白さが体験出来そうなので今から楽しみです!

:: 2013/6/11 火曜日::

■[ラノベ]ほのかなバレンタイン「魔法科高校の劣等生 10 来訪者編 中」

魔法科高校の劣等生 (10) 来訪者編(中) (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-06-07 )
文庫 ( 328 ページ )

前回「今後もリーナを萌え化させる変更点があるかもしれません」と言いましたけど、
まさか本当にリーナを萌えさせる変更点がWeb版から追加されるとは思いませんでした。
ただ、リーナの萌えは彼女のポンコツ度と相関関係があるので、
結果としてリーナは更にポンコツ美少女として花開いてしまっているんですけどね。(笑

前回はリーナたちUSNA軍と司波兄妹のバトルがメインだったのに比べて、
来訪者編の中であるこの10巻では主に吸血鬼”パラサイト”の謎の解明と、
バレンタインイベントでの乙女たちのラブコメ騒動がメインとなっています。
そう、100年経っても日本の菓子業界が醸成した恋愛文化は廃れてないのです。

雫からの情報提供で吸血鬼の正体を察した達也が処分をエリカたちに任せたと思ったら、
吸血鬼がまさかの一高侵入だよ!
という展開でしたが、ギリギリまで気付かないリーナのポンコツ具合が凄い。
まぁ、戦闘偏重で知覚系は苦手だもんね! 仕方ないよね!

今回も相変わらずどのキャラも見所があって良かったですね。
アメリカに行った雫にもちゃんとエロ&萌えイベントあったし。
ちなみにWeb版からはイラストの追加と呂律が回らない変更で萌え度が急上昇しております。

他にも真由美さんもバレンタインでお茶目なことをしてたりね!
というかこういう子供っぽいことしてるから、
達也に大人らしい対応をされないんだと思うのですが…
まぁ、それも含めて真由美さんらしいですよね。(笑

バレンタインではほのかが一番恋する乙女らしさを出してたけど、
ほのかの一番の萌えドコロは翌日のイベントですよね!
休眠していたパラサイトを目覚めさせる程の純粋な恋心とかどんだけだよ!
それにしても公開羞恥プレイがWeb版よりかなり強化されてて、
ジタバタ藻掻くほのかにより一層ニヤニヤ出来たわけなんですが…
うーん、作者と編集は間違いなくドSだよなぁ。(笑

Web版からの変更といえば深雪とリーナの下着シーンが追加されてたりと、
萌えとエロの追加が著しかった気がします。(笑
まぁ、それ以外にもパラサイト同士の会話や、四葉の暗躍とか、
読者に分かり易い変更点も多かったですけどね。

さて次回はリーナと達也の戦闘から始まる訳なんですが、
結果を知っている身としてはリーナが不憫でならないです。(ぉ
ちなみに発売は2ヶ月先と、いつもよりペースが早めなので、
余り待つ必要がないのが嬉しいですね。
Web版との変更点ともども楽しみであります。

:: 2012/12/10 月曜日::

■[ラノベ]『あの人』から『お兄様』に変わった日「魔法科高校の劣等生」8 追憶編

魔法科高校の劣等生(8) 追憶編 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-08 )
文庫 ( 296 ページ )

Web版でも屈指の人気エピソードだった追憶編が遂に発売!
今まで何度か断片的に語られてきた3年前の沖縄戦。
深雪さんが一度死んで、達也に蘇らせて貰い、
風間玄信が司波達也という逸材と邂逅し、
マテリアル・バーストという戦略級魔法が実用され、
そして、深雪さんが重度のブラコンとなった3年前の物語です。

まだ中学に上がったばかり&遅生まれということもありロリ度が高い深雪さんは、
現在の美少女然とした”美しさ”ではなく”可愛らしさ”が出ていて良いですよね!
また、当時自分のガーディアンとして使用人の如く振る舞い、また扱われる達也を持て余し気味という、
現在の深雪さんを知っていると違和感がかなりある振る舞いには驚かざるをえないと思います。

でも逆にツン期の深雪さんというのは非常にレアであり、
更にロリ的な可愛らしさも併せ持っているのでそういった趣味の方々にはご褒美かと。(笑
達也のことを異性として意識し始めている思春期な深雪さん可愛いよ深雪さん。

そして深雪さんと同じく中学に上がったばかりなのに、
軍人相手に体術で無双しまくる達也さんマジぱねぇっす。
大亜連合の軍隊相手にも後に「摩醯首羅」と呼ばれる程の狂乱を見せ、
ぶっつけ本番でマテリアル・バーストを発動させるとかホント凄いですよねー…

達也が深雪さんへの深い愛情しか残っておらず、
”七つの大罪”を連想する激しい感情が消去された逸話なども語られていて、
「魔法科高校の劣等生」という作品の根幹を成すエピソードが詰め込まれているので、
かなり読み応えがあると思います。

また、Web版からの改稿は随所に盛り込まれた補足説明だけではなく、
深雪さんの萌え度をアップさせるエピローグの追加。
そして四葉が魔法世界で「アンタッチャブル」と称されるようになった、
30年以上前に起こった悲劇にエピソードが追加されていてかなり驚きました。
うーん、四葉という組織が恐れられている理由と大亜連合が魔法後進国な理由に関連があたっとは…
こういった深い世界観の設定が「魔法科高校の劣等生」という作品の魅力の一つだよなぁ。

それとあとがきにも語られてますが、今月末にオーディオドラマDVDが発売されます。
CDじゃなくてDVDとは珍しいなぁ、と思ってましたがその理由が面白かったです。(笑
今回の追憶編が4時間2分という大ボリュームで収録されているだけではなく、
書き下ろしの短編小説が約40ページ分あるということですので、
原作ファン的にも必須アイテムかと思いますので是非ゲットしたい所であります。

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