本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2016/9/9 金曜日::

■[漫画]夢世界混浴物語「放課後ウィザード倶楽部」2巻

放課後ウィザード倶楽部 2 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺義彦 架神恭介
出版社:秋田書店( 2016-09-08 )

原作者サイト:架神恭介.net
原作者twitter:架神恭介(@cagamiincage)さん | Twitter
Kindle版:放課後ウィザード倶楽部 (1)
Kindle版:放課後ウィザード倶楽部 (2)

夢の世界”バベル”でのダンジョン探索からの帰り道に、
”エルシオン”の女騎士に襲われた那由多たち。
モヒカンたちの協力と那由多の”改造(チート)”とシモンの魔法に助けられ、
何とか撃退できたが夢にしてはリアルな人殺しに那由多は悩み…

ちょっとシリアス風味な出だしから入りながら、
魔法修行の内容が「おならによく似た音を出す魔法」だったり、
リリィと一緒に混浴するために男たちが水着を求めて冒険したりと、
コメディとバカとエロが怒涛のごとく襲ってきて大変に面白いですね!

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私は好きです、こういうバカな男たちのノリ。(笑

それにしてもリリィちゃんは大天使すぎるな…

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基本寝てばかりだけど回復要員としてはもとより、
精神的な癒やしとしても活躍したりと最高ですよ。
ただ、魔法語を読めたり色々と謎なところもあるので、
彼女の正体が地味に気になるところではあるのですが…

まぁ、そういったお馬鹿なノリがありつつも、
きっちりダンジョン探検でグロテスクに失敗したりと、
試行錯誤を繰り返す那由多たちの活躍に今後も期待したいですね。
それと現実世界での”バベル”の秘密に迫る内閣調査室の方も気になるところです。

もちろん、エッチな方向でも期待したいですね…!

:: 2016/9/8 木曜日::

■[漫画]繋がれるバトン「弱虫ペダル」46巻

弱虫ペダル 46 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺航
出版社:秋田書店( 2016-09-08 )

作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
Kindle版:弱虫ペダル (46)
Kindle版まとめ買い:弱虫ペダル

ついに先頭集団で踏ん張る鳴子以外の5人が揃った総北。
先頭の箱学と京伏を猛追していた頃、
先頭集団では御堂筋が先行しようと強攻策をとろうとしてたら、
九州の熊台が先頭集団に追いついて…

御堂筋の容赦無い策略と果断さが光っていましたね。
自分たち… いや、自分が勝利するためには仲間を切り捨てるのを当然として、
敵ですら自分が先に進むために利用するだけでなく、
それを読んで策を立て、部下たちに周知徹底させてることが凄いですよ。
このインターハイで一番頭を使っているのは手嶋じゃなくて、
御堂筋なんじゃないかと思います。

そんな頭脳派な御堂筋を相手に勘と根性で追いつくだけでなく、
仲間を信じて京伏に蓋をする鳴子が泥臭くも格好良かったです。
口ではなんだかんだ言いながらも、
坂道だけでなく、今泉のことを信じてバトンを繋げるシーンは奮えましたね!

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坂道たちが一年生の頃、ウェルカムレースで坂道が追いついてきた時もそうですが、
登りで仲間が追いついてくるシーンというのは熱くなるんだよなぁ。
チームっていうのは良いもんだよなぁ、と思わされます。

しかし御堂筋はそんなチームで戦う総北とは真っ向異なる方針ですからね。
これからは信念をかけたゴール争いになりますよ。
箱学も黙ってはいないし、これから接戦になりますよ!

:: 2016/8/14 日曜日::

■[漫画]藍澤渚の決断「実は私は」18巻

実は私は 18 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:増田英二
出版社:秋田書店( 2016-08-08 )

Kindle版:実は私は (18)
Kindle版まとめ買い:実は私は

白神さんが吸血したい気持ちをポンコツアピールをするおうちデートだとか、
色々と初々しい感じがする18巻の冒頭ですが、
途中から中々に大きく物語が動きます。
そう、以前から出ていた箱女の正体がついに判明…!

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10年後から来た宇宙人、藍澤渚がJK藍澤渚と黒峰くんの二人の前に立ちふさがる…!

いやね、10年後から来たという意味深なプロフィールだけでなく、
10年後なのに制服着てるのかというツッコミどころではなく、
箱女時代に言った未来に対する予言とか気になるところとか、
ホント色々あるんだけどね。
シリアスな展開になりそうだと覚悟していたらコレですよ。

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ホントこの漫画は真面目に物語を運ぶということを知らないな…!

とか思ってたらラストにまさかの展開です。
ぶっちゃけこの漫画においてシリアスとはギャグの前振りとしか思ってなかったんですが、
ここにきて大きなシリアス展開ですよ。
別の漫画かのようなシリアス展開に戸惑いますが、
それだけ完結が近いということなんでしょうね。

面白い作品なので最後まできっちりと追いかけていきたいと思います。

:: 2016/7/18 月曜日::

■[漫画]夢の中へ行ってみたいと思いませんか「放課後ウィザード倶楽部」1巻

須加那由多はある日自室と似た部屋で目を覚ますも違和感があった。
違和感の正体は扉を開けると明らかになった。
扉の向こうは蒼穹と大草原が広がる地球とは明らかに異なる世界で、
しかも明晰夢だと思って空を飛ぼうと崖から飛び降り、痛みを伴う墜落死を経験してしまう。
更にその奇妙な夢の世界は自分一人ではなく親友のニトリと三太も経験していて、
一緒にダンジョン探索をしていると窮地を魔術師シモンに助けられて…

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「戦闘破壊学園ダンゲロス」の架神恭介さんが、
「バーサスアース」の渡辺義彦さんと組んで繰り広げる異世界ファンタジー漫画!
「小説家になろう」とかで流行っている異世界転移俺TUEEEの類型なんだけど、
少年チャンピオンらしいグロ展開もあったりして一筋縄ではいきません。

”ハイカキン”と呼ばれる者たちが訪れる”バベル”という世界だらしいど詳しいことは誰も知らず、
そこで過ごす人々は冒険したり製麺したり睡眠したりとやることは様々。
そんな中で冒険して魔法を使えるようになりたいというニトリたちの気持ちは、
男の子はやっぱりそうでなくてはと思いますよね。

しかし冒険には危険が付き物と言いますが、
それは異世界に棲息する化け物だけでなく人間も危険で…

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いろんな人がいるなぁ…(笑
悪役のロールプレイというのはわかるんだけど全員モヒカンて。(笑
それにしても装備に関してはこの世界の中で揃えることができるみたいだけど、
那由多たちを見る限り髪型とかは現実世界そのままなんですよね。
ということはこのモヒカンは現実でもそのままな可能性も…!
いや、もしかしてそういった装備の可能性もある…、のかなぁ…?(笑

単純に夢の世界として割りきって楽しむ人たちとは別に、
世界の真実の一端を掴んでそうな人たちが動いているっぽいので、
物語の世界観も気になりますね。

まぁ、それはそれとして少年チャンピオンらしいグロさだけでなく、
ちょっぴりのエロさもあるのは大変よろしいと思います。

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やっぱり少年誌はそうじゃないとね!
2巻にも期待したいと思います!

:: 2016/7/14 木曜日::

■[漫画]ユートピア? ディストピア?「AIの遺電子」2巻

AIの遺電子 02 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:山田胡瓜
出版社:秋田書店( 2016-07-08 )

作者twitter:山田胡瓜(@kyuukanba)さん | Twitter
Kindle版:AIの遺電子 (1)
Kindle版:AIの遺電子 (2)

生身の人間と超高度AI「MITCHI」によって人権が認められたヒューマノイドAI。
そして人権が認められないロボットが暮らす近未来の世界で、
人間とAIの医者として生活するモッガディートが関わる事件を綴った、
いつかあるかもしれないSFブラックジャックな物語の第2巻です。

高度に発達したAIが社会に溶け込んだお陰で、
餓えとかそういった生命に関わる問題は解決しているように思えますが、
ヒューマノイドだろうと人は人なんだなぁ、と思わせる事件が多いですね。
また、ヒューマノイドに人権が認められるが故に、
ロボットとの差異が如実に感じられるシーンがあって唸らされます。

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ヒューマノイドとは違う愛玩用ロボットに見る近未来ディストピア。
何かね、下手に生身の人間やヒューマノイドじゃなくて、
この愛玩用ロボットで良いんじゃないのかと考えちゃうんですが、
オチまで読むと悩ましいんですよね。
でも幸せならこれはこれで有りなのかなぁ。

この漫画は医者が関わるヒューマンドラマなんですが、
主にAIをテーマに扱っているからもの凄く新鮮なんですよね。
もしかしたら近い将来にあるかもしれないと考えてしまい、
読後感も独特なものになるんですけど、
それもまた面白いので新鮮な面白さに飢えている人にお勧めの作品です。

:: 2016/6/9 木曜日::

■[漫画]岡とみかん「実は私は」17巻

実は私は 17 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:増田英二
出版社:秋田書店( 2016-06-08 )

Kindle版:実は私は (17)
Kindle版まとめ買い:実は私は

ついに独身にも春が…!

独身をこじらせていた紅本先生にさくらさんが想いを告げることで、
独身にもやっと幸せな未来を描くことができるようになったけれど、
素直に祝うことができない校長のせいで前回の感動を台無しにするコメディもありつつも、
いつも通りの「実は私は」です。

いつも通りとはいえクライマックスが近いのか振り幅が大きいんですよね。
何の振り幅かというとシリアスとコメディの振り幅です。
黒峰くんとみかん、みかんと岡という一方通行の想いがシリアスに描かれたかと思うと、
福の神のお陰で急激にコメディ展開に入ってしまい、
しんみりすれば良いのか笑えば良いのか表情筋も戸惑うレベルですよ。(笑

まぁ、岡の最高に格好悪いけれど、最高に格好良い告白とかは、
青春していて良いなぁ、と素直に思わされましたけどね。
とはいえ、それからの揺り返しもまた凄かった…

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あの嶋ですら驚愕する岡の変貌っぷりには笑いと戸惑いが襲ってきましたが、
これもまた一つの青春の形だと思うと微笑ましく思えますね。
まぁ、将来黒歴史になりそうではあるのですが。(笑

しかしシリアスをやったらコメディをやらずにはいられないのか、
唐突な焼き芋会とかもくだらなくて笑いましたね。
次回は焼き芋職人の藍澤渚がメインのドシリアス展開なのでその余震とも言えますが…

取り敢えず黒峰くんの生殖能力が失われていないかどうかが気になるところです。(笑

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