■[ラノベ]夜空・ザ・ヒーロー「僕は友達が少ない」10巻
僕は友達が少ない10 (MF文庫J)
著者/訳者:平坂読
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2014-06-05 )
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ブリキの砦
Kindle版:僕は友達が少ない 1
Kindle版:僕は友達が少ない 2
Kindle版:僕は友達が少ない 3
Kindle版:僕は友達が少ない 8
Kindle版:僕は友達が少ない 9
Kindle版:僕は友達が少ない10
隣人部と生徒会の合同合宿で夜空の家庭の事情を聞いた小鷹。
お節介にも夜空と日向の姉妹の仲を取り持とうとボドゲをやったり、
星奈に助言をしたり、自身も変わろうと努力するんだけど、
クリスマスパーティーで無理が出てきてしまい…
ラブコメって難しいよね!
いや、うん、まぁ、その…
俺妹でもそうだったけど…
キャラ人気とプロットで組まれて伏線張られていたヒロインに相関はないんだよね。
言われてみればと理性は納得するけど、感情は反発する。
今回もそんな読後感でした。
いや、次の最終巻でどんでん返しあるかもだけど。
それにしても序盤は残念系作品として認知されて実際そうだったけど、
アニメ第2期終盤あたりからそれが剥がれてきてついにこう来たかって感じですね。
でも、これって初めからプロット組んでたんでしょうねぇ…
ホントやられたわー…
20年前、山田玲司が「Bバージン」でやったように、
「ナイフを見せていちゃダメだ。隠しておかないといけない。抱き込んで刺せばいい」
という手法を見事にやられた気持ちです。
それにしても個人的に一番切ないのは理科です。
まだまだ恋も知らないお子様な小鷹のことを誰よりも理解し、
最後まで自分の想いを抱え込んだまま、友達でいようとするとは…
若いときの恋なんてもうちょっと我が侭になっても良かったのになぁ…
そして幸村ですよ幸村。
そりゃ理科と友達なはずがないですね!
初めからずっと小鷹の周りの人間関係を小鷹以上に把握し、
理科の恋心を正確に把握していた幸村が理科と友達になんてなれるはずがない。
幸村は本当に一貫していたもんなぁ…
幸村だけは友達が欲しいわけではなく、ずっと小鷹が目当てだったんだから。
しかしどうなるんだろうね、これ。
次は丸々エピローグみたいだけど、ホントどうなるんだろう。
挿し絵が一枚もなかったことからブリキさんの体調も心配だし、
色々な意味でも気になります。
取りあえずMF文庫J関連の仕事をしている人は人間ドックをやってみた方が良いと思う。
編集部も経費で持って上げたら良いんじゃないかな…
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