本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2016/6/8 水曜日::

■[漫画]取り戻した希望「弱虫ペダル」45巻

弱虫ペダル 45 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺航
出版社:秋田書店( 2016-06-08 )

作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
Kindle版:弱虫ペダル (45)
Kindle版まとめ買い:弱虫ペダル

箱学の泉田と京伏の岸神の2日目スプリント対決がついに決着!

アブアブな泉田とアパアパな岸神という、
変態同士の対決はかなり異色でしたけど、
ゴール前の接戦は手に汗握る熱いモノがありました。

特にゴール前に泉田の目の前に障害物があるとか、
昨年の田所&鳴子との対決と同じ状況になったのは熱かったですね!
あの時の敗北から学んだことで今年の勝利を掴み取った泉田は格好良かったですよ。
褒められない覚悟が必要な箱学のキャプテンだけど、
読者の側からは惜しみない拍手を送りたいです。

そしてスプリント対決に加われないどころか、
下位集団に飲み込まれる事態も現実味を帯びてきた総北ですが、
そんな状況でもポジティブシンキングな坂道には救われますね。

pedal45_01

普段は内気というか自信がない坂道も、
自転車に乗ると一転ポジティブになりますよね。
いや、自転車に乗ると、というよりも、
自転車に乗って仲間たちと走っていると、という方が正確かもしれませんね。
そんな坂道に救われた今泉の華麗な復活は次巻に持ち越しですね。

恐らく次の46巻でも2日目のゴールまでは描かれないと思いますが、
かなり盛り上がる展開になるであろうことは予想できるので、
次巻も楽しみですね。

:: 2016/5/8 日曜日::

■[漫画]夏休みの終わり「侵略!イカ娘」22巻

侵略!イカ娘 22 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部真弘
出版社:秋田書店( 2016-05-06 )

作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –
作者twitter:安部真弘(@masahiro_lemon)さん | Twitter
Kindle版:侵略!イカ娘 (22)
Kindle版まとめ買い:侵略!イカ娘

ついに終わってしまった…

短期集中連載から始まり、いつの間にか本格連載となり、
チャンピオンの濃い紙面の中で一服の清涼剤のような可愛い絵柄で、
ゆるゆるとしたコメディで読者をクスッと笑わせてくれたイカ娘が…
アニメ化も経験し、Splatoonともコラボしたりと、
多方面に渡るメディアミックスを幸せに行いみんなを笑顔にしてきたイカ娘が…
本当に終わってしまったんだなぁ…

そんな完結巻である22巻ですが、ここにきてイカ娘の新たな生態が明らかに!
腕輪で体重の変化、服の自動修復と今までも奇妙なイカ娘の秘密がありましたが、
まさかイカ娘本体に磁性があったとは驚きですよ。
やはり野生の動物は地球の磁力線を感知しているからなのだろうか…
いや、まぁ、そんな細かいことはイカ娘には関係ないのかもしれませんが!

イカ娘以外でも見どころが多い22巻でしたね。
誰にでも美点を見出すことができる清美を褒め殺ししているのは微笑ましかったですし、
婦警さんの水着姿は相変わらずエロ可愛かったです。
それに千鶴さんと悟郎のラブコメエピソードは良かったですね。
千鶴さんの目が開いてるあたり、悟郎にも脈はあるんじゃないかと思いますよ。

それにしても夏休みにはいつか終わりが来るものとはいえ寂しいものですね…
まぁ、夏休みというものはちょっと待ってればまた夏休みが来るものですからね。
いつかもう一度イカ娘に会えることを願ってやみません。
だからさよならは言いません。
また、お会いしましょう。

:: 2016/4/10 日曜日::

■[漫画]白馬に乗った仏の王子様「実は私は」16巻

実は私は(16): 少年チャンピオン・コミックス
著者/訳者:増田英二
出版社:秋田書店( 2016-04-08 )

Kindle版:実は私は (16)
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 実は私は

気がつけばもう16巻ということで、
アニメ化も経験したしそろそろチャンピオンでも中堅以上の作品になったというのに、
相も変わらずシリアスとギャグの振り幅が大きなギャグ漫画になっております。
いい加減慣れたはずなのに、そのテンションの落差に振り回されている私がいる…(笑

意外とブラコンシスコンな黒峰兄妹の話だったり、
痴女が嶋公に躍起になって妙なフラグを立てたり、
スーパーのタイムセールに痴女とメガネと宇宙人が立ち向かったり、
相変わらずアホすぎる話が怒涛のごとく押し寄せてきて笑わせにきてますよ。
もうね、本当にくだらなくて笑いしか出てこない。(笑

しかしそんなくだらない話ばかりではなく、
今回は表紙にもなっているように独神・紅本明里にゼクシィの季節がついに…!
とはいえ何だかんだで嫉妬というかババ馬鹿な校長が暗躍…
というか周辺住民に対しても明らかすぎるアホなことをやることに…

jitsuha16_01

悪魔に囚われた姫を助ける白馬に乗った仙人とか、
ある意味明里ちゃんにとっては願ってもないシチュでしたね!
独身をこじらせた明里ちゃんにとっては最上級のものといって良いでしょう!
お幸せに!

それにしてもアホな漫画でありながら、
割りとしっかりとストーリーを進めてきますねこの漫画。
今後どういった結末を描くのかイマイチ判りませんが、
ラストまでこのノリで突っ走っていって欲しいものです。

:: 2016/4/8 金曜日::

■[漫画]近くて遠い隣人「「AIの遺電子」1巻

AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:山田 胡瓜
出版社:秋田書店( 2016-04-08 )

試し読みAIの遺電子|秋田書店
作者twitter:山田胡瓜(@kyuukanba)さん | Twitter
Kindle版:AIの遺電子 (1)

AlphaGOのお陰で昨今話題の人工知能(AI)ですが、
この作品はAIを搭載したヒューマノイドの人権が認められた近未来を舞台にした作品です。

ainoidenshi01_01

主人公の須堂は助手のリサと医院を営むお医者さま。

ainoidenshi01_02

しかし彼には非合法なAI治療も受けるモッガディートという名の裏の顔も持っていて…

ブラックジャックとピノコの組み合わせみたいな二人が主人公の医療モノなので、
ある意味チャンピオンらしい作品と言えますが、
扱っている内容が近未来SFであり、
バックアップや感情制御といったAIらしいテーマを扱っているため、
中々考えさせられる話が多くて面白いです。

ヒューマノイドだから成長できないのかという苦悩や、
ヒューマノイドの彼女と人間の彼氏という関係に悩む青少年と、
異色ながらハッピーエンドの話もあったりと面白いんですよね。
人間の須堂とヒューマノイドのリサという主人公の二人からして興味深いですし、
何よりリサが可愛いのが良いと思います。

ちなみにこの作者の山田胡瓜さんは元ITmedia記者という変わった経歴をお持ちの人です。
アフタヌーンで四季賞を獲ってから本格的に漫画家として活動し始めて、
前職の関係でITmediaで「バイナリ畑でつかまえて」を連載していたんですよね。
そこでも人工知能と関連した話「人類は投了しました」も面白いので読んでみることをお勧めしますよ。

余談ですが絵柄を見てたら「交通事故鑑定人 環倫一郎」の樹崎聖さんを思い出しました。
ちょっと雰囲気似てる気がしないでもない?

:: 2016/3/13 日曜日::

■[漫画]肉々しい変態たちの対決「弱虫ペダル」44巻

今回の44巻は異色です。
メインとなっているのが箱学と京伏というのも異色ながら、
スプリンター対決が3年生と1年生というのも異色だし、
何より対決するのがアブアブな泉田とアパアパな岸神というのが異色です。

pedal44_01

異色というか…
とても…変態です…

まず泉田の方ですが、昨年インターハイに出場したとはいえ、
結果としてはスプリントを取れず総合でも2位敗北。
負けた上に異例のスプリンターな部長ということで、
かなり思い悩んでいたのは伝わってきますよ。
後輩にあんなことを進言されたら本当に辛いよ。
それでも、同期の二人に支えられて前を向いて進んでいく展開は救われますね。
箱学は本当に同期同士の友情が厚いよなぁ!
とはいえ、いきなり筋肉に語りだしたのには笑っちゃいましたが。(笑
泉田はブレないな…

そして京都伏見の岸神ですが…
こちらも泉田以上にクレイジーだなぁ。
あの御堂筋が気に入ってるんだから変態だとは思ってましたけど、
中学時代に花開いていたとは…
とはいえ、変態性癖を下手に押さえつけるよりも、
自ら認めた上で前に進むのはアリだとは思います。
まぁ、どうしても変態なのは変わらないんですけどね…

次巻でこの二人の対決は決着します。
そして二日目のゴールも間近です。
はたしてゴールテープは誰が切るのか
チャンピオン本誌の方でもまだ決まっていないし楽しみです。

:: 2016/1/25 月曜日::

■[漫画]今年もやっぱりヒメなのだ「弱虫ペダル」43巻

インターハイ2日目、総北は6人全員でトップ集団を走るつもりが、
鏑木が不調で止まってしまうという異常事態に陥ってしまう。
そんな中、青八木が手嶋とのチーム二人を解散してまで鏑木を救うために合流し、
鏑木を復調させるために鏑木が信奉する神様のメモに書いたものは、
昨年、田所を復調させたヒメなのだで…

いや、うん、この時ばかりは鏑木の気持ちがわかったね!

pedal43_01

どうした青八木!
先輩なのに呼び捨てにするとか礼儀がなってないなー、
とか前巻で思ってましたが、この時ばかりは仕方ないと思わざるをえない。
しかも至極真面目な顔で言っているだけに正気を疑うのも当然と言えましょう。(笑

それもこれも田所に対する絶大な信頼があってこそなのでしょう。
もちろん青八木の性格もあったことでしょうが、
それにしたって大真面目にラブ★ヒメの歌詞を歌いながら、
鏑木と一緒に集団から抜け出す姿は一種異様な雰囲気がありました。(笑

調子を持ち直してきた青八木とは対照的に、
調子を持ち崩してきた今泉が辛い。
相変わらずメンタルが弱いよなぁ、今泉は。
その弱さを的確に攻めてくる御堂筋は相変わらずえげつないですが。

それと箱学の新開弟ですが、
一年生ながら予想以上にガッツと容赦のなさを持ってましたね。
あっという間に手嶋を篩い落としただけでなく、
坂道を相手に積極的に仕掛けていく姿は末恐ろしいものがありましたよ。
これは2日目だけでなく、3日目でも波乱がありそうだなぁ…

そしてそれ以前に総北は無事に2日目を終えることが出来るのか。
それが心配になってきましたね…

HTML convert time: 0.128 sec. Powered by WordPress