本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2018/5/24 木曜日::

■[漫画]支えあう家族「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」6巻

富裕層からの徴税を目的とした一夫多妻制が採択されたifの日本。
そこで英雄的な人命救助を行い、初の国民英雄賞を受賞したため、
一夫多妻制の権利を得てしまった正平が運命的に3人の奥さんと結婚することになり、
大黒柱として奮闘する物語の最終巻になります。

みちるの本家への説得だったり、4人目の奥さん候補者をスルーしたり、
いよいよ正式な婚姻届を出すことになったんだけど、
ハーレムラブコメじゃあるまいし、女の情念がこれを良しとするわけもなく。
そういった想念がちゃんと描かれていたのは良かったですね。

あと、一夫多妻制の権利にまつわる社会的な問題だったり、
色々と出てくるのも興味深く読んでました。
あかほりさとる原作だというのにしっかり背景まで考えられてて、
想像以上に面白かった、という印象です。

正平も3人の奥さんと楽しく暮らすために、
社畜という生き方ではなく、自分で考え、自分で生きていく手段を取ったのは良かったですね。

大黒柱として支えるだけでなく、
みんなに支えられながら楽しく生きていきたいとか、
夫として一皮むけたように思えます。

ただ、エピローグのアレだけは…
その… 折角のハッピーエンドだったのに…
また波乱の種になりそうなものが見えてしまったのは、
良かったのかどうなのか…
そこだけはモヤモヤしちゃいますね。

:: 2018/1/26 金曜日::

■[漫画]四人目の適格者?「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」5巻

この作品は好きなんですけど、電子書籍版発売は紙書籍版発売から1ヶ月後なんですよね…
だから電子書籍版で買うことにしている私は度々チェック漏れするわけで…
どうにかして欲しいんですけど、何とかならないんでしょうかヤングアニマル編集部さん…

連載は最終回を迎えましたがこの単行本はまだそこまで行きません。
親族への結婚の挨拶が終わったので結婚式についての打合せ…
になるんですけど、それにつけても金の欲しさよ。
ええ、ただでさえ結婚式にはお金が掛かるのにそれが3人分ですからね。
国民英雄賞を取ったとはいえただのサラリーマンには厳しい。

正平が四苦八苦しながら頑張る姿は応援したくなるし、
TV局から起死回生のオファーがあっても、それに飛びつかないところは好感が持てますね。
そんな正平のことをしっかり見ていて理解ある3人は、
結婚式を挙げてないけれど充分良いお嫁さんしていると思います。

しかし、そんなお嫁さん3人なところにまさかの4人目候補ですよ。

正平のことを調査に来たカタブツな国家公務員のエリートキャリア。
男女は斯くあるべし、という固定概念があり、理知的な旦那もいて、
だからこそ、3人と付き合っている正平に対しても先入観があったのに、
正平と触れ合ううちにほだされていくのはニヤニヤしちゃいますね。
うーむ、ミイラ取りがミイラになっている感がするぞ…!

しかし正平は薬を盛られてもギリギリなところで倫理観が残ってるのが凄い。
まぁ、絶倫にはなってるみたいだけども。
というかまさか4Pまでするとは…!
青年誌だし問題ないよね!

さて、次巻で完結ですね。
雑誌では読んでますが、単行本で描き下ろしがあるかもですから楽しみです。

:: 2017/7/11 火曜日::

■[漫画]それぞれのプロポーズ「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」4巻

少子化対策で民法が改正され一部の人間に一夫多妻が認められた近未来日本。
墜落した飛行機からの乗客救助を讃えられ国民英雄賞を受賞し、一夫多妻が認められた浅尾正平。
大学時代からの恋人のみちる、飛行機で助けた純ちゃん、苦労性のキャバ嬢の香苗さん。
嫉妬や独占欲が入り交じる中、それでも正平を中心に一つの家族としてまとまっていき…

3巻では少子化対策の裏に隠された税制改革の一貫だったことがわかったけれど、
今回はそういった社会的な問題とは違い、家族的な問題を取り扱っています。
まぁ、ぶっちゃけプロポーズ問題ですね…!

今まで正平は嫁候補三人+朝陽くんの5人で同居していたけれど、
何だかんだで誰とも正式に結婚していた訳ではなかったんですよね。
今回は三人とケジメをつけることになるんですけど、
三者三様なケジメの取り方でしたね。
まさか純ちゃんが皮切りになるとは思いませんでしたけど。
というかホラー展開から怒濤のプロポーズ攻勢になるとは思わなかったよ…(笑

香苗さんは大人な女性なので純ちゃんやみちるほどワガママを言わないけれど、
それは言わないだけで、女としての香苗さんはやっぱりいるんですよね。

その上で、正平のことが好きだからどこまでも付いていくと言ってくれるあたり、
正平にとって都合の良い女ではなく、一人の正平が好きな女であることを認識させてくれます。

みちるは流石に正妻候補らしくイベント自体は長かったけれど、
結果として正平の男らしさが見られたのは良かったですね。
みちる本人の魅力としては過去のズボラなところを知ることができて楽しかったです。

ノーパンノーブラで登校するJKとかご褒美でしかないな…!(笑

:: 2017/3/9 木曜日::

■[漫画]ハーレムはお金で動く「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」3巻

正直、私はこの漫画を見くびってました…
「少子化対策で一夫多妻制になるとかトンデモだなぁ。(笑」
くらいの気持ちで今まで読んでたんですよね。
それがまさか複数の妻を持つと相続税を累進課税されることで、
持てる者からの富の再分配を狙った制度だったとは…!

すみません、あかほりさとる原作だからと舐めてました!
ヤングアニマルという青年誌らしい漫画だと思います!

でも、青年誌なんだからもうちょっとエロくても良いと思うんですよね…
純ちゃんの初体験とかキング・クリムゾンしちゃったし…

いや、これはこれでそこはかとないエロさはありますよ?
でも、1巻の頃の方が直接的なエロさがあるというか…
うーん、それとも繰り返しになるから省略したのかも…?
私としては何度やっても一向に構わないんですけどね!
それにしてもみちる… 鈍い子…!

3巻では一夫多妻の現実的な問題点とか色々と出てきて、
それを少しずつみんなで改善していこうという話でしたね。
自己主張が強いというか自分勝手な面があるみちるが、
家族として一緒にいるために覚悟を決めたり、
お金というひどく現実的な問題に直面したりと、
ハーレムだなんて夢のまた夢であることがわかるんだけど、
それでも幸せそうであり、みんなで幸せになろうちう、
正平が格好良かったです。

しかし正平…
結構な絶倫さんだったんですね…
一度に3回とか… 格好良い…!

:: 2016/8/28 日曜日::

■[漫画]修羅場&修羅場!「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」2巻

あかほりさとる原作なのに面白いじゃないか。(何故か上から目線

いや、マジで面白いですよね。
竹内桜さんが描いているからこその面白さだとは思うのですが、
原作者に対して忌避感とか食傷気味な人にも強くお勧めしたい面白さですよ!

富豪、スポーツ等での優秀者、国家褒章受章者に一夫多妻制が許された近未来日本。
偶然国民英雄賞を手にした普通のサラリーマンの正平が、
全くタイプが異なる三人の女性と良い仲になるストーリーなんですが、
青年誌掲載ということで中々に攻めてきてますね!

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香苗さんと一緒に朝帰りしてきた正平に純ちゃんが攻める…!
まぁ、実際に致している大人な二人ですからね! どうしてもね!
癒し系の香苗さんも愛する弟の朝陽くんが生死の境をさまよってたら、
どうしても不安になるから、正平に甘えちゃうからね。
うん、仕方ないのですよ!

とはいえ純ちゃんはまだ良い方で本当に大変なのは正妻気取りのみちるちゃんで…

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Oh… 般若一歩手前やで…
これは正平、我が家なのに心休まるところはないなぁ…
とか思ってたら癒しキャラの香苗さんが本領発揮してくれたり、
何より香苗さんの弟の朝陽くんが理路整然と正論で正平を立ててくれるのが良いですよね。
まぁ、結果として感情論で動くみちるちゃんが割りを食う形になっちゃうんだけど…
彼女の挽回は3巻に期待ですよ!

いやー、それにしてもとても良い漫画です。
三人の女性に同時に惚れられて一夫多妻制があるという程良いフィクションと、
3人の女性たちにも独占欲や嫉妬がある程良いリアルが上手く融合した、
とても良い塩梅の恋愛漫画だと思います。
これからの展開もとても楽しみです。

:: 2016/3/2 水曜日::

■[漫画]ハーレムエンド≠ハッピーエンド?「民法改正 ~日本は一夫多妻制になった~」1巻

原作者があかほりさとるさんという懐かしい名前で、
作画担当も竹内桜さんとこれまた懐かしい名前ですが、
舞台設定は10数年後の近未来日本だし、
内容的にも古くはなく、ある意味斬新な内容で面白かったです。

202X年、オリンピック景気の反動で低迷する日本は起死回生の政策を打ち出した。
具体的には民法を以下のように改正すること。

改正民法第七百三十二条
男は三人までの女と婚姻をすることができる。
ただし複数人と結婚をする場合は1~3のいずれかの規定に該当しなければならない。
1.夫の収入が経済状況に応じ相当以上ある場合
2.スポーツ・芸術・学問の分野で著しく成果を上げた場合
3.国家が認め褒章を受けた場合

そう、つまり…

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一夫多妻制を導入したのである…!

この物語は民法が改正された近未来日本を舞台に、
偶然英雄的行動をしたがために史上初の国民英雄賞を受賞した浅尾正平が、
一夫多妻の権利を行使できる立場で三人の女性と縁ができた状況でどうするのか…?
といった物語です。

あかほりさとるさんの作品で3人のヒロインが出てきて主人公を取り合うとか、
「モロにセイバーマリオネットJじゃないか…」と思いますが、
こちらのヒロインはライムたちに比べてかーなーりーめんどくさいです。

まず第一のヒロインは大学時代から付き合っている牧村みちる

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美人な上に有名エッセイストで惚れてくれているという、
これ以上ない相手なんだけど、嫉妬深い上に割りとめんどくさいです。

そして第二のヒロインは正平がオホーツク海で親子ともども助けた糸矢純

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高校を卒業したばかりの若さとお嬢様育ちの奥ゆかしさを持ち、
更に実家が北海道で競走馬を育てる大富豪な農場主という逆玉の輿なお相手!
しかも身を挺して親子ともども助けられたから心底惚れていらっしゃる。
でも大人しそうに見えて割りと押しが強いです。

最後のヒロインは悪友に連れられていったキャバクラで出会ったキャバ嬢の香苗

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修羅場と自宅全焼で疲弊した心を癒やしてくれる唯一のお姉さん属性持ち。
彼女とは出会ったばかりだけど、既に正平の心をがっちりと掴んでいますよ。

まだまだ始まったばかりなので物語は動き始めたばかりなのですが、
これから面白くなりそうですよ。
ハーレムラブコメの理想形の一つと言われる一夫多妻制ですが、
現実はそううまくいかないと思わせるのか、
はたまたニヤニヤできるハッピーエンドを見せてくれるのか。

あかほりさとるさんと竹内桜さんだから、
一筋縄ではいかない展開になると思いますが続きを楽しみに待ちたいです。

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