よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2025/3/24 月曜日::

■[ラノベ]我々は六年半待った…!「東京レイヴンズ 17 REsiSTANCE」

東京レイヴンズ17 REsiSTANCE東京レイヴンズ17 REsiSTANCE
出版社:KADOKAWA
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平さん(@k_aza) / Twitter
絵師名:すみ兵
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵さん(@suminiku) / Twitter
紙書籍通販:東京レイヴンズ17 REsiSTANCE
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ
DMM電子書籍:東京レイヴンズ17 REsiSTANCE

飛車丸と夏目。
同じ魂を持つ者が同じ時代に存在している矛盾を解決するため、
春虎は夏目の魂を過去に送り、飛車丸の前身である土御門混へと転生させた。
混は夜光と出会い、一緒に戦時下を駆け抜け、夜光が生まれ変わる時を待ち、
遂には春虎と巡り会い、そして、今に戻るのだった…

2,3年は待つつもりでしたが、まさか6年半待つとは思いませんでした。
でも、待たされた甲斐もあってか、物語の中には思いっきり没入しましたね。
この17巻を読むために14~16巻を読み返していたのも大きいです。

時系列的には14巻の直後、多軌子に神霊、平将門が降臨したことで、
春虎たちにとっては既に負けが確定した状態です。
夏目は目覚めたし、仲間は誰一人欠けていないけれど、
それでも既に敵は目的を達成済みなんですよね。
この盤面をひっくり返す鬼手なんかないですし、
そもそもが転生前の夜光が見た通りの状況です。

そのような絶望的な中でも、
やれることをやって踏み留まっている天海たちは頼りになると大人だと思います。
天馬たちも頑張っているけれど、それも大人の組織力があってことですし…
でも、そんな大人たちがまず立ち向かわなければならないのが、
当代最強である炎魔の宮地なんですが…
これがまた、反則なほどに強いんですねぇ…

今まで話には聞いていたし、味方だった時は頼り甲斐があったけれど、
春虎たちからは見えないところで本領を発揮していたし、
14巻では春虎に封殺されていたので具体的な強さがわからなかったんだけど、
今回は嫌という程わかりましたよ。
木暮と鏡だけじゃなく、他の十二神将総掛かりでやっと互角とか強すぎでしょう。

木暮と言えば、彼も旧友二人と話し合うことで過去のわだかまりが解消されたようだけど…
彼らにも彼らの物語が有ったんだなぁ、というのがヒシヒシと伝わってきますね。
木暮が主人公のスピンオフとか出来そうだけど、
その前に本編を完結させないとですね…w

本編主人公である春虎も、夜光の前世が覚醒したとはいえ、春虎なんですよね。
育ての父である鷹寛、実父である泰純と再会し、
前世からの式神である夏目と一緒に戦えるようになったけれど、
最後の一押しが冬児というのが、やっぱり年頃の男の子なんだなって思います。
もちろん、夏目(コン)の思い出もかなり重要なキーだったけど、
悪友である冬児の影響が大きいのは間違いないわけで…
それに嫉妬する夏目がとても可愛かったですw

それにしても次巻で完結って… まとまるのかな…?
夏目が夜光の今際の言葉を思い出して、何とかハッピーエンドにして欲しいけれど…
この状態から何とかなるのかなぁ…?

取りあえず次巻までは6年も待ちたくないので、早めにお願いしたいところです。
できれば年内を希望…!

:: 2019/2/24 日曜日::

■[ラノベ]吸血鬼たちの夜「ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ」

ダーティキャッツ・イン・ザ・シティダーティキャッツ・イン・ザ・シティ
出版社:中央公論新社
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (@k_aza) | Twitter
絵師名:仙田聡
絵師サイト:xianren
絵師twitter:仙田聡 / SendaSatoru (@s_senda) | Twitter

東京の闇の中で蠢く吸血鬼たちの社会を取り仕切る長老格の「白猫」
かつてその番犬であり、現在は隠居状態の番犬「十二」のもとに、
「魔術師マダナイ」を訪ねて遠夜という人間の少女がやってきたことで、
吸血鬼たちの宴が開かれることになり…

「BBB]「東京レイヴンズ」のあざの耕平さんの新作は、
まさかの中公文庫からの文芸ノベルですが、題材は吸血鬼です。
「BBB」とはまた違ったハードボイルド系の吸血鬼な上に、
基本的に一巻完結モノでもあり、珍しいですね。

一巻完結なのに登場人物がかなり多いにもかかわらず、
それぞれのキャラクターがしっかり立っている上に、
ちゃんと見せ場があるというのは凄いですね。
更にストーリーも色々と捻っているので、
登場キャラだけじゃなくて読者も騙される「術」が施されてて面白かったです。

それにしても今回の騒動で一番ワリを食っているのは、
十二なのかシズさんなのか、はたまた夜廻りなのか…
どちらにしろ白猫にみんな振り回されてる感がありましたね。
白猫と遠夜、そして十二の今後はどうなるんだろう…

余談ですが「魔術師マダナイ」の名前ですが、
しばらくその意味に気付きませんでした。
しかしマダナイの正体がわかったら自ずと判明したというか…
そうか、漱石か…w

:: 2018/10/21 日曜日::

■[ラノベ]幾瀬、幾年の彼方で…「東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation」

東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation
出版社:KADOKAWA
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (@k_aza) | Twitter
絵師名:すみ兵
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (@suminiku) | Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ 16 [RE]incarnation
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ

陰陽寮にて仲間たちと騒ぎながら新たな呪術体系を作っていた黄金期は終わり、
大東亜戦争が始まってからはB29から帝都上空を守らざるを得なくなった夜光。
しかし高度1万メートルで戦えるのは夜光一人であり、
物量にものを言わせた米軍の大空襲には為す術もなく…

久しぶりの東京レイヴンズ新刊です…!
これで夜光たちが主人公の過去編が終わり、舞台は現代に戻ったんですが、
悲劇的だけどどこか美しい夜光たちの眩さの残照に、
しばらくは浸っていたい感じがします…

東京で霊災が起こる理由はわかったけれど…
これは夜光のせいではなく、強行させた軍部と米軍の空襲のせいだよなぁ…
むしろ、夜光はその生命を引き換えに霊災をあれだけに抑えた英雄じゃないですか。
生き残った陰陽師たちへの風当たりを抑える人身御供となったんだなぁ…
仕方ないとはいえツラい…

また、この時の佐月と夜光の志を考えれば、
21世紀の倉橋と大蓮寺の行動は受け入れられませんよ。
そりゃ、春虎が反対するわけだよなぁ…
というか、倉橋はどこで歯車が狂ってしまったのか…
隆光の意志を考えると残念です…

そして夜光と飛車丸の関係だけど…
何というか、美しいですよね、その在り方が…
幼馴染みであり、主従であり、男女であり…
お互いを想い合っているけど、それを大事にして伝え合わず、
初めて伝えたのがあの前夜…
そして、転生する夜光を待つために人の身体を捨て式神になり、
幾瀬、幾年を待って再会するとか…
これを美しいと言わず、なんて表現すればいいんだろう…

その二人の関係が春虎と夏目として結実し、
平将門が降ろされた現世で何を為すのか…
クライマックスが近づいているのは確かなので、
とにかく早く続きを読みたいです…!

:: 2017/9/22 金曜日::

■[ラノベ]陰陽師たちの夜明け「東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN」

東京レイヴンズ15 ShamaniC DawN東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN
出版社:KADOKAWA
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (@k_aza) on Twitter
絵師名:すみ兵
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (@suminiku) on Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ
DMM電子書籍:東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN

我々は二年待った…!

待望の「東京レイヴンズ」本編の続きがやっと出ましたよ…!
短編は出てましたけど、やはり本編の続きが読みたかったので、
本当に待ってましたよ!
まぁ、今回は過去編なんですけどね。

とはいえ、この作品が開始された当初から気になっていた夜光編ですからね。
今まで短編とかで断片的にしか分からなかった夜光と当時の人たちの物語を、
こうやって緻密に知ることができて嬉しい限りです。

案外というか、意外というか、夜光は積極的に軍に加担していたわけじゃなかったんですね。
割りとエグい兵器まで作っていたからそういうのにノリノリだったのかと思いきや、
消極的というか、むしろ断ってばかりいたとは。
まぁ、夜光という人間を知った今では納得できますけど。

それにしても夜光って本当に天才だったんだなぁ…
春虎がその才能の片鱗を見せた時には驚かされたけど、
あんなのは本当に片鱗だったということを思い知らされましたよ。
当時は夜光という天才に敵も味方も感服して、そこに集っていたんだなぁ…
そりゃ、後世で伝説的に語り継がれるわけだよ…

そしてやっぱり何と言っても飛車丸の可愛さが素晴らしかった!
男装したり軍服着たりと美人さに磨きがかかるイベントが多かったなぁ。
この魂が夏目と同じというのが何というか…
男装に縁がある魂ですね!(笑
まぁ、飛車丸の方は美人さを隠し切れてませんでしたが。

次も過去編みたいですが、できれば半年…
いや、せめて一年以内にはお願いします…!

:: 2016/9/3 土曜日::

■[ラノベ]十二神将たちの戦い「東京レイヴンズ EX4 twelve shamans」

東京レイヴンズEX4 twelve shamans (ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2016-08-20 )

作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平(@k_aza)さん | Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵(@suminiku)さん | Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ EX4 twelve shamans
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ

東京レイヴンズの最新巻は短編集の4冊目のEX4!

…まぁ、長編の続きはかなりボリュームが大きそうなので、
執筆に時間を取られるのも仕方ないでしょう。
今回はBD/DVD特典の中編2つをメインにした、
十二神将たちの物語が綴られています。

表紙にあるようにメインの中編2つの主人公は鈴鹿と大友です。
鈴鹿の方は十二神将になってからのアイドル的な活動をさせられながら、
目的に向かって虎視眈々と準備を進めている用意周到さに、
鈴鹿の優秀さが現われていると思いますね。
まぁ、それすらも手の平の上で踊らせているような天海のじいさまの方が凄いですけど。
あと、式神のソハヤとの別れは物悲しかったなぁ…

そして黒子こと大友陣の中編ですが、これもまた面白い!
あざの耕平さんはおっさんが主人公の方が筆がノッてる気がします。(笑
本編中では語られなかった片足を失った原因にして、
蘆屋道満との初対決の詳細が語られているわけなんですが…
大友の合理的な判断による撤退っぷりがカッコイイんですわ。
勝利ではなく撤退で魅せるとか凄いなぁ、ホント。

さて、次こそは本編の続きでしょうが…
中々に難産っぽいですね…
物語の核となりそうな部分なだけに大変かとは思いますが、
あざの耕平さんならきっと楽しませてくれると知っていますので、
首を長くして待っていようと思います!

:: 2015/12/20 日曜日::

■[ラノベ]魂の共鳴、神々の降臨「東京レイヴンズ 14 EMPEROR.ADVENT」

東京レイヴンズ (14) EMPEROR.ADVENT (ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2015-12-19 )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平(@k_aza)さん | Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵(@suminiku)さん | Twitter

Kindle版:東京レイヴンズ 14 EMPEROR.ADVENT

Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 東京レイヴンズ(文庫版)

遂に上巳の日を迎えた東京は…!?

陰陽庁だけでなく、外部の大人たちも動き出した14巻でしたが、
周到で老獪な大人たちの方が一歩先を行っちゃいましたね。
焦る若者たちの中心にいながら落ち着いて、辛抱強く待った天海さんだとか、
老舗編集部の古林編集長とか、冬児の父である大物議員の直田だとか、
結構活躍してくれたんだけどなぁ…
BBBの時もそうだったけど、相手役の策士の方がちょっと優秀なのが辛い。

とはいえ大人も全員が全員優秀なわけではなく、
マリリンのように未熟な人もいるんですよね。
とはいえ、そういうもんですよ、人間なんて。
そんな未熟な大人を導くのが先達というものですが、
宮地さんはまた厄介な人だなぁ…
春虎が言う通り最悪だけど、同情はできる人という印象があります。

早期霊災感知網が天壇というのは予想できましたけど、
春虎が夏目と合わなかった理由は最後まで分かりませんでしたよ。
まさかこんな事情があったとは…
その糸がほつれた理由は次の15巻で詳らかになるんでしょうが、
それにしたって予想外すぎて何がどうなってるのか本当にわからないので、
15巻が早めに出ることを願うばかりです。

春虎との再会は久しぶりだというのに阿吽の呼吸で合わせた冬児や、
単身その能力を活かして侵入した天馬や、
星を読んで導いた京子や、
危険を顧みず秋乃を救いに行った鈴鹿といった若者たちの活躍も眩しかったですが、
彼ら、彼女らの活躍はまだまだ始まったばかりですからね。
ついに終盤を迎えることになったので面白さはここから倍増するはずなので、
本当に続きが楽しみで仕方がないです。

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