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:: 2011/11/21 月曜日::

■[漫画]惜しいけど大団円「この彼女はフィクションです。」3巻、4巻

この彼女はフィクションです。(3) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-10-17 )
コミック ( 208 ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

この彼女はフィクションです。(4) <完> (講談社コミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-11-17 )
コミック ( 208 ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

あちゃー、このカノ終わっちゃったかー

正直、フーコ先輩の習作を元にした劇をやることになって、
そのオチがかなり最終回っぽかったからかなり怖かったんですが、
結局全4巻というちょっと短命な内容になっちゃいましたね。
やはり週マガはハーレムか修羅場がないと生き残れないのでしょうか。

恋に落ちたフーコ先輩がやたらと可愛かったし、
劇に関しては良い感じに勘違いした裕里に助けられたトコは面白かったりで、
読み応えがあって楽しかったんですが…
うーむ、つくづく惜しい。

しかしフーコ先輩と両思いになっても裕里もミチル相手以外は恋愛初心者だから、
デートしても非常に気まずい雰囲気になるとか妙にリアル。(笑
転校前の学校でいじめられて不幸のオーラ撒き散らしながら、
ミチルの設定にフォースの暗黒面的なモノを衝動的に書き殴るとか、
そういった経験が多少なりともあると奇妙な共感があった気がします。

ラストの展開は正直駆け足気味なので勿体なかったですが、
終わり方自体は綺麗だったのが救いだったと思います。
今後別の作品が発表されても作中にミチルたちがモブに登場したりしないか、
読みながらチェックすることになると思います。

お疲れ様でした、次回作でも是非頑張ってください。

:: 2011/8/19 金曜日::

■[漫画]これが…、恋…!「この彼女はフィクションです。」2巻

この彼女はフィクションです。(2) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-08-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

99冊のノートに書いてきた理想の彼女が実体化した蘭未散。
でも、可愛い彼女はノートに記述されていない倫理観が皆無。
ユーリの心を奪った恋敵を目からビームで抹消するため、
初めて出来たお友達すら躊躇わず消そうとするトンデモ彼女に振り回されて、
ユーリと事情を知るフーコ先輩は今日も大慌て。

しかし文芸部の新入部員歓迎会が銭湯とか、
思わず「ごっつぁんです!」と言いたくなるステキ設定ですよね!
しかもユーリの好みである巨乳=今の好きな人という論理式に基づいて、
ミチルが部員のおっぱいを揉みまくるとか!
いやー、ラブひなの系譜を継ぐマガジン式萌え漫画ですねー

でも、何と言っても一番の見所はやっぱりフーコ先輩ですよね!
特に終盤のユーリの言動に心が揺れ動く様は最高ですよ!
これぞラブ&コメディ! と言わんばかりの展開にニヤニヤが止まりません!
普段クールだからこそ、赤面顔が引き立つのです!

ミチルへの嫉妬から自分の恋心を自覚してしまったフーコ先輩が、
自分の習作を元にした劇を演じることで一体どうなってしまうのか?
ラブコメ的に盛り上がってきたばかりなので次回は更に萌えさせられます!
乞うご期待!

:: 2011/6/21 火曜日::

■[漫画]週マガの伝統芸『理想の女の子が現実に!?』「この彼女はフィクションです。」1巻

この彼女はフィクションです。(1) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-06-17 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

週刊少年マガジンは私が子供の頃から「一歩」や「コータロー」が連載されていて、
特に私が中学時代には不良モノ全盛期だっただけに余り積極的に読んでなかったのですが、
高校のある時代からは毎週積極的に読むようになり、その後はマガスペも読み漁ったんですよね。
その原因はお察しの通り赤松健の「A・Iが止まらない!」だったりするのですが。(笑
で、その「A・Iが止まらない!」を彷彿とさせる作品がこの「この彼女はフィクションです。」なのです!

「AI止ま」は『理想の彼女』を主人公がプログラミングしてAIを作り、
それが雷で偶発的に実体化するというプロセスでしたが、
「このカノ」は『理想の彼女』を主人公が10年間想い描き続けるも、
現実に好きな人が出来たので焚き上げようとしたら、
その神社の超常的な力か何かで『理想の彼女』が具現化するというプロセスを経て登場します。

『理想の彼女』が具現化するというプロセスは同じモノの内容は全然違っています。
主人公のユーリが好きなのはあくまでも文学少女なフーコ先輩であり、
具現化したミチルは元カノと言うべき立場なのが設定の妙だと思います。

特に、ミチルはユーリが設定した通りにしか性格と能力が反映していない故に人を思いやる気持ちとか0で、
ユーリの恋する表情を自分に向けさせるためには、その犯人を消去する方法を選ぶのを、
全く躊躇する気がナッシングという嫉妬深いストーカー並の気質なのが凄いんですねー
というか子供の頃の理想だとはいえ、目からビームとか設定すんなよって感じですが。(笑

嫉妬深い女の子とかは大好物なのでミチルはミチルで可愛いのですが、
やはり一番萌え度が高いのはフーコ先輩だろうなぁ、と思う訳ですよ。
恋に関しては人一倍関心が高いのに自分の恋心には鈍感で、
ユーリの言葉に驚くほどのリアクションを見せる姿は非常に愛らしくてニヤニヤしてしまいます。
しっかし、フーコ先輩が好きすぎて女性ばかりの文芸部に入部して、少しでも関わり合いを持とうと行動し、
フーコ先輩の気持ちをしっかりと気付いているユーリは存外良い男してると思います。

それにしても高校生にして高名な文学雑誌で受賞し、話題になるほどの美少女で、
言葉遣いまでもがしっかりしたお姉さん口調だし、フーコ先輩こそがフィクションですよね。(笑

まだ1巻なのでこれからまだまだ盛り上がっていくと思いますが、
前作の「CHIMES~チャイムズ~」も綺麗に物語を畳んで終わっただけに、
この作品も素晴らしい作品になるのではないかと期待している次第です。

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