本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2016/6/29 水曜日::

■[漫画]JDでセーラー服「ふたりでひとりぐらし、」1巻

ふたりでひとりぐらし、 (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:ざら
出版社:芳文社( 2016-06-27 )

作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)さんはTwitterを使っています

「ふおんコネクト!」や「しかくいシカク」のざらさんの新作は、
一人暮らしを始めた女子大生×2が主人公の「ふたりでひとりぐらし、」
この読点は誤字ではなく、そういうタイトルなのです。
女子大生二人におまけがついてるから、それを暗喩しているのかも?

大学進学で一人暮らしをすることになった田宮スグミと二見みなも。
受験前から早々に友達になった二人だけど、
家事好きなスグミは家事が苦手なみなもの家に入り浸りに。
でもみなもの家は賃貸の一軒家なんだけど、
家主の息子さんで先住民(?)の自宅警備員も住んでいて…

一人暮らし的な意味では「わがままDIY」が近いですが、
内容的には「ウチはおおきい」の方が近いような気もしますね。
読んでるともうみんな一緒に住んじゃえよ!
と思わなくもないですが、そうなるとタイトル詐欺になりそうな気も…

しかし大学生活とか懐かしいなぁ。
私は作者のざらさんの自宅近所の大学に通ってたんですが、
私の時代は掲示板は電子ではなく実物でしたからね。
一限に間に合うようにチャリで必死こいて走って坂を駆け上がって通学したら、
掲示板に休講のお知らせがあるとかザラでしたよ…
スグミたちみたいな今の大学生が羨ましいです…

余談ですがみなもが連載している少年漫画は、
甲冑を着てファイトするというバカらしい設定なんですよね。

futaride01_01

連載開始時にこの設定を読んでバカだなー、とか思ってたんですが、
最近そんな設定の漫画「少女騎士団×ナイトテイル」がマジで連載開始しました。

futaride01_02

電撃G’sコミックでの連載な上に作者も犬江しんすけさんという、
ざらさんと割りと無縁な場所での連載なので完全な偶然だと思いますが、
未来を先読みするとかざらさんらしいな、と思いました。(笑

:: 2015/3/17 火曜日::

■[漫画]鉄腕DIY!「わがままDIY」2巻

わがままDIY 2
著者/訳者:ざら
出版社:インプレス( 2015-02-27 )

作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)

Kindle版:わがままDIY 1
Kindle版:わがままDIY 2

まさか2巻が出るとは…

確かに1巻の表紙にちゃんと1巻の表記がありましたけど、
ちゃんと2巻が出たということは1巻がそれなりに売れたってことでしょうね。
こんなマニアックな本が売れるとは、
ざらさんファンの底力を見た気がします。

この漫画はPC専門誌のDOS/V POWER REPORTでの2ページ連載なので、
この2巻までに3年以上の月日が経ってしまいましたが、
その分PCスペックも上がりまくっているので、
1巻を読み返すと色々な意味で驚かされますね。
Pen4とか今ではどこで使っているやら…

少々薄めの単行本ですが、ざらさんのオーバースペックな描き込みと、
濃すぎるネタのオンパレードで読むのに時間が掛かるので、
むしろこれくらいの薄さで丁度良いと思います。
しかし銅鉱石を精練してヒートシンクを作ろうとするとか、
TOKIOもびっくりな自作っぷりですね!

それにしても志乃もサエも結婚とは縁遠いのに、
フレックス勤務を有効利用している駄目な子が結婚とか、
世間の世知辛さとかを無駄に感じましたね。
人生ってそんなもんだよね…!

ちなみに紙で買ったらPDF版も付いてくるというサービスがあります。
そうそう、電子書籍の時代はこういったサービスが欲しいんですよ!
流石は既存のコミックス事業を持たない出版社だけあって、
しがらみなくこういったサービスをしてくれて嬉しいですね。
しかもそれでいてKindle版もちゃんと出すとか先進的だなぁ。
流石はざらさん、流石はDOS/V POWER REPORTやでー

:: 2013/7/29 月曜日::

■[漫画]カメラに向かってサービスサービスぅ!「しかくいシカク」2巻

しかくいシカク (2) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:ざら
出版社:芳文社( 2013-07-27 )
コミック ( 120 ページ )
作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)さんはTwitterを使っています

季節は夏!
ということで水着姿や下着姿とサービスシーンが多めの2巻ですよ!
ちなみにカバー下のサービスショットはFSS的なアレになっているので、
別の意味でサービスされております!

この2巻では茜の妹の紅衣(ベニィ)が登場してレギュラーメンバーが追加されました。
ここ最近で急激な成長期に入ってモデル体型になってしまった内気な彼女。
カメラのファインダーに納めれば高速振動してブレブレになっちゃうという、
なんとも難儀な妹キャラの登場で華やかさと変人度もちょっぴり増量デス!

相変わらずネタの宝庫なので細かい所をツッコミだしたらキリがないですね。(笑
通ってた大学から毎日見てた山の稜線が背景に使われてるだとか、
モモ先輩が自作したPCとかわがままDIYっぽいネタねだとか、
先生の着物の下に隠されたナイスバディはエロいね、とかね!
そういった細かいネタが楽しめるのがこの作品の魅力の一つだと思います。

今回はカメラ本体じゃなくて、カメラで撮った写真に関する話が多かったかな。
特に魚とか、初めて写真展示して、その意見を受け止めるという、
表現者としての一つの通過儀礼を経験したことで一歩前に進んだ感じがします。
もっとも、あくまで萌え4コマなのでストレスなく読める範囲で、
それを描いているのは流石だな、と思うわけなのですが。

それにしてもあとがき漫画ですけど…
スポンサーねぇ…
どっか付いてくれないですかね。(笑
もしくはアメリカみたいにファンディングでひとつ。(笑

:: 2012/6/3 日曜日::

■[漫画]カメラいろ撮り録り「しかくいシカク」1巻

しかくいシカク (1) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:ざら
出版社:芳文社( 2012-05-26 )
コミック ( 120 ページ )
作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)

あれれー? 凄く見たことある背景だぞー?(cv高山みなみ)

劇中に見られる背景の殆どが大阪府、その中でも特に箕面市関連ばかりで、
大学時代に隣の池田市に住んでいた私からすると地名だとか路線バスが坂急バスになってたりと、
色々とデジャヴってる箇所が多々見受けられるざらさんの新作「しかくいシカク」は、
カメラをテーマに、マニアックさを控え目にして受け入れやすい濃度にしながら、
それでいてマニアからするとニヤニヤさせる描写が多い作品になっています。
まぁ、そこら辺はいつも通りと言えましょう。(笑

今回のメイン登場人物は女の子三人で、
エロい身体を持っているのに残念なカメラ好き少女の渡来十子。
朝寝坊がデフォで可愛い顔と裏腹に黒い発想がナチュラル仁出来る新阪魚。
そしてロリツインテな帰国子女な内富良茜。
この3人娘の学校生活を中心に色々とカメラで撮ったり撮られたりする日々が綴られています。

しかし相変わらずパロネタとか本当に凝ってますよね。
カバー下は見た瞬間に噴いたし、
第11話の朝起こす為のセリフなんか川澄綾子ボイスで脳内再生されましたよ。
そんな15年前のネタがありながら登場人物紹介は某シンデレラガールズ風で、
新旧ネタが入れられててホント凄いです。
大きなトコから細かいトコまでネタが仕込まれてるから読んでて飽きないですしね。

カメラもただハイスペックなモノを取り扱うだけでなく、
用途にそって、携帯カメラもアリにしてるとこは素晴らしいと思います。
そういったマニア心をくすぐる設定も安心して読んでられる魅力ですよね。

ちなみに終盤に出てきていた滝ですが、間違いなく箕面の滝ですね。(笑
あの名探偵コナンにも事件現場として出てきましたし、
名作4コマ「バーバーハーバー」でもデートスポットとしても出てきた名勝ですが、
一番正確に実情を描いているのは「しかくいシカク」でしょうね!(笑
猿とか昆虫とか多いんだよね、ホント。
そしてソフトクリームとか紅葉関連のお土産が多いんだよなぁ…

たぶん、夏になると猪名川の花火大会が出そうな気がするので、
2巻も色々な意味で楽しみです。

:: 2012/1/28 土曜日::

■[漫画]PC専門誌の2ページ漫画がまさかの単行本化!?「わがままDIY」1巻

わがままDIY 1
著者/訳者:ざら
出版社:インプレスジャパン( 2011-12-22 )
単行本(ソフトカバー) ( 112 ページ )
作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)

PC専門誌のDOS/V POWER REPORTで連載中という、
作者のざらさんのファン以外は存在すらも知らないであろうというか、
漫画という媒体の凄さを思い知らされるといいましょうか。
しかし2ページ漫画が単行本として纏まると、時の流れを感じますね。
主に取り上げられるマシンのスペック的な意味で。

自作オタの座敷童のわらし様と、わらし様に居候されるPC初心者な志乃の二人がメイン。
途中から色々とキャラが増えていきますが、志乃のキャラもどんどんPCに詳しくなるんですよね。
しかし途中から出てくるサエさんは良いキャラですよね。
私もこんな後輩に通い妻されたい…

しかし私もこんなに自作したいと思わなくもないですが、
流石に先物取引的に大量購入で大きな損失は出したくないなぁ。(笑
その他にも随所に色々とPCデジモノネタが出てきていますが、
わりと「こんなこといいな」的な雰囲気で読むと楽しいんですよね。

それにしても1巻表記ということはちゃんと2巻出る予定ではあるんだ…
しかし…、出るにしても何年後になるんでしょうね。コレ。(笑
2巻が出るときに、はたしてどれだけのPCのスペックが上がっているのか。
それも気になるかも…

:: 2011/4/10 日曜日::

■[漫画]ニート三昧三者三様「ウチはおおきい」

ウチはおおきい (KCデラックス)
著者/訳者:ざら
出版社:講談社( 2011-04-07 )
コミック ( 130 ページ )
作者サイト:コランダム
作者twitter:zarabu (zarabu01)

古い洋館を改装してアパートとしている「ウチワ荘」に住む3人のニートが、
それぞれの事情で就活したり、留年したり、頑張って登校したりと、
そんな日々を綴った4コマ漫画がこの「ウチはおおきい」です。

あらゆる技能や資格を持ちながら就職できないし、できてもブラック企業だったりするリョウ。
親のスネをかじりまくりのブルジョアニートなメイ。
「ウチワ荘」を祖母から預かる登校拒否児なヒキコモリ大家のカナエ。
という、3人の女性がメインなのであります。

まぁ、作風は如何にもざらさんらしい、と言える内容でして、
good!アフタヌーンという掲載誌にありながら変わらない作風というのもある意味男らしいというか。
しかし、あらゆる資格をマスターしながら就職できないリョウさんを見てると、
凄く世知辛いものを感じてしまいますねー…

全1巻というコンパクトに纏まった作品でありながら、ざら分が凝縮されていますので、
ざらさんの作品を未読な人が試しに読んでみる、というには丁度良いのではないでしょうか。
基本的に重箱の隅まで詰め込まれた作品なので読み応えがあるので、
存分に堪能しては如何でしょうか。

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