■[ラノベ]技術者とは「なれる! SE 15 疾風怒濤? 社内競合」
なれる!SE15 疾風怒濤?社内競合 (電撃文庫)
著者/訳者:夏海 公司
出版社:KADOKAWA( 2017-01-10 )
絵師サイト:ShiBoo!
絵師twitter:Ixy(@Ixy)さん | Twitters
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スルガシステムの株式上場を睨んだ業務拡大に際して、
経理・総務への異動を打診されて動揺する工兵。
誰にも相談できず、一人で決めないといけない中、
いつもの社長の無茶振りで赴いた仕事先は次郎丸縁との共同案件で、
しかも社内の室見さんと競合する案件で…!?
何ヶ月も複数の案件を同時に抱えるとかよくキャパがあるなぁ…
と、しみじみと思う今日このごろです。
私も先月まで4つの案件を同時に回してたんですが非常にキツかったです。
まぁ、業種も違ったらやってる内容も全然違うんですけど、
頭を切り替えないといけない大変さはわかるつもりです。
今回はとても耳が痛いというか身につまされました…
室見さんが言った
「あんたもアルマダの連中も、
ううん、多分ほとんどのSIerがエンジニアリングとは何かわかっていない。
適切な窓口を見つけてそこに質問を投げることが技術だと思いこんでいる。
悪いけどそんな考え方でいる間は本当<提案>なんてできないわ。
ただ作文と算数をしているだけ、エンジニアが対応する必要なんて微塵もない」
この言葉がガツン!と来ました。
確かにエース級のエンジニアっていうのは本当に凄いんですよね。
膨大な試行錯誤に裏打ちされた数多の知見をバックボーンに、
最適な手法を最速でやっちゃうんですよ。
私のような技術屋モドキに出来るのはそれをなぞるだけで…
確かに教科書通りに作文と算数をするのはうまくなったけど、
それって技術者じゃないよなぁ…
自己嫌悪に陥って辛い…
それにしてもこの15巻って続くんですね。
確かに次郎丸や梅林が出てきて総決算的な話なのに、
1巻で終わるわけはないんですけど、まさかあの人まで出てくるとは…
うーん、これはどういった方向に行くのか…
というか、これはもしや完結に向かっているのか…?
気になるので今度は早めに16巻を出して欲しいところであります。
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