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:: 2016/8/27 土曜日::

■[漫画]あの丘の向こうへ「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」18巻

終わってしまったなぁ…

原作が出たのが7年ほど前でこのコミカライズが始まったのが5年前。
原作の大ボリュームを知っていたので当初コミカライズは無謀だと思ってたんですが、
石田あきらさんは一話あたりのページ数を通常の倍以上にすることで、
原作をほぼ削ることなく5年で完結まで持っていくという偉業を成し遂げてくれました。

一原作ファンとして感動せざるを得ない出来でした。
原作を読み終えた時の感動と同種でありながら、それ以上のモノが胸に去来しました。
こう言ってはままれさんに対して失礼かと思うのですが、
この石田あきら版コミカライズで「まおゆう魔王勇者」という物語は完成したようにも思えます。

文字だけだと伝わりにくかった最後の女騎士と大主教との決戦の迫力。
そして世界を旅する不死鳥の美しさ。
大小様々な事がこのコミカライズでは読者に伝わってくるんですよ。
そしてそれらがこの作品は名作であるということを教えてくれるんですよね。

現在石田あきらさんは「Fate/Apocrypha」を連載されていますし、
今までも色々と連載をされていましたが、
今後、石田あきらさんの代表作といえば「まおゆう魔王勇者」である、
と言われるようになる傑作だったと思います。

石田あきらさん、「まおゆう魔王勇者」を描いてくださってありがとうございました!
最高に面白かったです!

:: 2015/10/29 木曜日::

■[漫画]開門都市の攻防「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」16巻

間断なく攻め寄せる遠征軍と必死に防衛する開門都市の魔族軍。
王弟元帥と補給担当の軍も合流して開門都市に向かおうとする中、
軍人子弟と女騎士の師弟コンビが息の合った連携を見せて、
遠征軍を苦しめるが…

この16巻は次の話を盛り上げるための助走とでも言いましょうか。
そんな雰囲気が感じられましたね。
それに戦争という狂気に彩られた狂信者たちの自爆攻撃とか、
胸くそ悪くなる展開に大主教の陰謀と暗い部分が多かったように思えます。

そしてその不気味な大主教の正体が女魔法使いから語られることに…

maoyuu16_01

色々と世界の秘密を知っているように見えた大主教だけど、
その正体を知ると納得ですよね。
同じ図書館族の魔王と対極に位置する立ち位置というのが何とも運命的な皮肉を感じます。

開門都市には青年商人が助太刀に参戦したし、
勇者に魔王に女騎士も駆けつけるところだし、
まさに役者が揃いつつありますね。
あとはメイド姉がくればほぼ舞台は整うと思うんだけど…
これは本当にクライマックスが近くなってきたぞ…!

:: 2015/7/31 金曜日::

■[漫画]もう一人の勇者「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」15巻

補給線を確保するために遠征軍の別働隊を率いる王弟元帥。
彼らが目指した旧蒼魔軍の領地はなんと既にメイド姉が押さえていた。
火竜大公との約束を果たすために少ない手勢しかいない状況でも、
メイド姉は毅然とした態度で王弟元帥の前に臨み…

maoyuu15_01

メイド姉の成長っぷりには感服しますね。
かつて魔王の代わりに処刑台で多くの人民の前で宣言した時から片鱗は見えていましたが、
自らの魂を輝かすほどに自分で考え、成長してきたメイド姉は正に勇者。
この世界を救うため、勇者と魔王にだけ犠牲を押しつけずに、
自らの血を流してでも自由を手にしようとする姿は尊いものがあります。

そしてメイド姉だけではなく青年商人も、
聖王都や火竜大公の前で物怖じせずに大きな商談をまとめるだけでなく、
数少ないヒントから魔王の正体を看破せしめるあたりは、
流石の頭の切れですね。
彼の躍進もまた凄いものがあります。

そろそろこの物語もクライマックスが近付いてきました。
正直、あの長大な原作をコミカライズするとか無理ゲーだと思ってましたが、
ここまでハイペースでありながら、
それでいてハイクオリティーを両立してここまで来るとは驚きです。
このまま一気に最後までいって欲しいですね!

:: 2012/4/25 水曜日::

■[漫画]妻妾同居の中休み「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」3巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (3) (カドカワコミックスAエース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2012-04-25 )
コミック ( 196 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

数あるまおゆうコミカライズの中でも、石田あきら版は色々な意味で非常に魅力的です。
原作の面白さを出しながら、キャラの魅力を絵で見せ、更にラブコメを見事に演出しており、
非常にドキドキワクワク、そしてニヤニヤさせてくれるのです!

この3巻では表紙になっているように女騎士が大活躍しています。
戦闘的な意味でも恋の鞘当て的な意味でも!

まずは極光島奪還作戦で先陣を駆け抜ける奮戦っぷりもそうですが、
南氷将軍との一騎打ちで見せた武勇は姫将軍と謳われるのも納得の凛々しさがありました。
そして魔王の「勝利では足りないものを司る」策も見事で、
今回のバトルは見所が沢山ありましたね。

そして戦いが終わって勇者も帰ってきての束の間の休息と乙女脳な女騎士と魔王が可愛い訳ですよ。
休憩時間で少ない色気で色仕掛けとか良いじゃないですか!

半裸な女騎士

本人天然かもしれないけど!

しかし女騎士も魔王も二人とも勇者の髪の毛が好きですよねー
そんな二人の妻妾同居っぷり大変よろしくて読んでて頬が緩みまくりな訳ですが、
やはり何と言っても勇者が出張先の開門都市に女の影を感じて嫉妬する事で臨界突破して、
二人して夜這いしようとしてかち合う展開が一番萌えだと思いますね!

夜這いでばったり

その後、結局魔王と妻妾同衾とか最高じゃないですか!
原作読んだ時も充分萌えましたが、石田あきらさんが悶死レベルまで昇華してくれて大満足でござる!
まおゆうは萌え作品としても一級品じゃよー!

勇者と青年商人がこれからを語り、将来の展望も見えてきたと思った矢先、
ラストで出てくる教会の外道な搦め手。
ここからが後のもう一人の主人公とも言える人物の見せ所となるので、
今から楽しみであります!

:: 2011/12/23 金曜日::

■[漫画]ペースが早くてもう2巻!「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」」2巻

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (2) (角川コミックス・エース 264-5)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2011-12-21 )
コミック ( 196 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
原作者twitter:橙乃ままれ (marmalade_macro) は Twitter を利用しています
作者サイト:Life Like Love
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています

月44~48ページという月刊少年マガジンとかに匹敵するページ数で連載しているお陰で、
何と4ヶ月で2冊目を出すというハイペースな石田あきら版「まおゆう」
それでいてクオリティが落ちず、一話当たりの内容も程良くギッシリと詰まっていて、
読み応えがたっぷりで非常に満足度が高いです。

石田あきら版のまおゆうは真っ直ぐに原作と向き合って描かれているのが判るんですよね。
お陰で私のような原作好きとしては嬉しい限りなんですよ。
それにしても1巻の頃から引き続き、魔王の駄肉っぷりが素晴らしいですな!
特に今回は青年商人との商談でメイド長に勧められたドレス姿が最高!

駄肉
これぞ駄肉!

そして魔王が人間界で1年を過ごすことで魔族と人間の戦争が自然と休戦となり、
それを快く思わない中央からの圧力で無謀な戦いを挑むことになった南部諸王国。
案の定惨敗し、王を失った冬の国の王子が王として戴冠して、
かつて勇者を死地に送った責任を取るために再び戦いを挑むことに…

その軍の指揮官として女騎士が選抜された訳なんだけど、
女騎士的にはやはり魔王との勇者をかけた女の戦いの方も戦意十分ですな!

女の戦い

いやー、ラブコメ的にも面白いから「まおゆう」はたまらないです。
極光島を巡る魔族との戦いは次回がクライマックスみたいですが、
まだまだ戦いは続いていくのでそっち方面も要チェックですよ!

ちなみにこの続きは今度発売されるコンプエース2月号に掲載されるはずなので、
ここらで雑誌派に乗り換えるってのもアリだと思います。

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