本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2015/5/4 月曜日::

■[漫画]天然鈍感カップル「明日もコトコト」3巻

犬上すくねさんの「明日もコトコト」がこの3巻で完結となりました。
前作と同じオムニバス形式ではなく、ストーリー形式なので、
この短さも仕方ないと思いますが、ちょっと寂しいですね。
でも、綺麗に終わったのは満足でした。

カフェいつしまを営む琴子さんと、それを手伝う幼馴染みの学くん。
そこにいつしまを手伝いつつ料理を学んでいる誠田さんが、
両想いだけどお互い自覚していない二人の間に割り込んで、
琴子さんと学くんの二人が疎遠になってしまうんだけど…

いやー、尾形さんも言ってたけど天然ってのは厄介ですね。
天然な上に鈍感だからそれに振り回された美羽ちゃんはホント不憫で…
でもちゃんと最後にはちゃんと救われたのにはホッとしました。
誠田さんと違って、美羽ちゃんは自分の恋に真っ直ぐだっただけだもんね。
美羽ちゃんは幸せになってしかるべきですよ…!

それにしても天然で鈍感な二人だったからこそ、
誠田さんが引っかき回してくれたこそ一緒になれたんだと思います。
このままだと二人ともずっとくっつかなかったと思うしなぁ。
そういった意味では誠田さんは狂言回しとしては優秀だったということでしょう。
まぁ、誠田のその後は割りとどうでも良かったんですが。(笑

描き下ろしのエピローグですが、琴子さんの赤面は素晴らしかったですね。
やはり琴子さんの笑顔は幸せが溢れてこそですよ。
是非お幸せになって下さい。

:: 2014/5/30 金曜日::

■[漫画]焦げ付く無自覚な両想い「明日もコトコト」2巻

事故で亡くなったカフェいつしまを一人で切り盛りする聿島琴子さんと、
いつしまのお手伝いをする隣りに住む真部家の学くんの二人は幼馴染み。
長い間二人は仲良くやってきたんだけど、琴子さん狙いでカフェ修行に来る誠田さんと、
学くんに片想いしている同級生の美羽が絡んできて事態が動いて…

あー、琴子さん… もっと素直になれば良いのに…!

すっごく面白いんだけど、読んでてすっごいヤキモキした!
琴子さんと学くんはどう見ても両想いだというのに、
学くんは身近すぎるからこそ自分の気持ちに無自覚だし、
琴子さんも良識があるからこそ自分の気持ちを認めようとしないし、
何より年齢差を気にしてしまうのがもどかしい…!

誠田の大人のずるさで外堀を埋めていったり牽制球投げたりしてるのもヤキモキする一因だよなぁ。
いや、まぁ、自分の気持ちを成就させたいから色々画策するのは良いんだけど、
琴子さんの良識につけ込んだ上に泣かせるのは許せん…!
もう慈ちゃんに押し倒されて逮捕されれば良いんじゃないかな!(ぉ

美羽ちゃんの方は年齢相応の恋心だしこれはもう仕方ないけど、
学くんの方が気持ちが無自覚に琴子さんに向いてしまっているから、
報われなさそうなのがちょっと切ないかな…

もうこの面倒で心が痛くなる恋模様は学くんが気持ちを自覚して侠気を見せるか、
琴子さんが自分の気持ちに素直になってしまうしか解消する手段はないんじゃないかな。
とにかく誠田さんの気持ちを受け入れちゃった琴子さんがどうなるのか、続きが気になります。

:: 2013/9/21 土曜日::

■[漫画]幼馴染みの眼鏡のお姉さんと「明日もコトコト」1巻

明日もコトコト1 (バンブーコミックス )
著者/訳者:犬上すくね
出版社:竹書房( 2013-09-17 )
コミック ( 132 ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter

長期連載「ういういdays」が完結して約一年半、
途中で「より道カフェ通り」の発売がありましたが、
ライオリでの新作「明日もコトコト」が無事発売!
「より道カフェ通り」で編集さんが不穏なことを言ってるのでちょっと心配しましたが、
ちゃんと出てくれて安心しました。(笑

「より道カフェ通り」でも少しだけ出てましたけど、
この「明日もコトコト」は両親を事故で亡くした聿島琴子さんが、
両親が営んでいたカフェ”いつしま”を継いで切り盛りする物語です。
そしてカフェの裏に住む高校二年生男子の真部学くんが店を手伝うことで、
恋愛要素も入っている物語でもあります。

雑誌が全年齢向けなファミリー4コマ誌ということもあって、
「ういういdays」と同じくピュアな物語なんですが、
犬上すくねさんらしく、きちんと恋愛要素を入れているのは安心できますね。

でも学くんの方はまだ自分の恋心に無自覚で、
むしろ琴子さんの方が成長した学くんを意識し始めているのには意外で驚きました。
でも、読んでみると凄くしっくりきましたねー
また、それぞれに追加投入された恋愛要員のお陰で、
四角関係になって前作よりも複雑な恋愛模様が見えてきそうで楽しみでもあります。

それにしても琴子さんが理想の隣のお姉さんすぎて困る…
こんな人が近所に住んでたら間違いなく恋に落ちちゃいますよ!
料理が得意でおっとりしてて優しくて、それでいて隙が多いように見えて…
それで眼鏡越しの柔らかな視線に見詰められたらもう…、もう…!
そりゃー、学くんが多少過保護っぽくガードするのも致し方ないってなもんですよ。

学くんに恋している花村さんには悪いけど、
琴子さんには是非学くんと一緒になって、二人でカフェ”いつしま”を切り盛りして欲しいですね。
結果としてそこに至るにしても、どのような恋愛の軌跡をみんなが描いていくのか。
今後がとても楽しみです。

:: 2012/4/19 木曜日::

■[漫画]いつまでも初々しい恋心を!「ういういdays」11巻

ういういdays ⑪ (バンブーコミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2012-04-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter

約9年に及んだ連載も遂に終了!
恋愛漫画を描かせたら右に出る者が居ない犬上すくねさん(個人の感想です)が、
恋する少年少女の初々しさがこれでもかと詰めに詰めまくった11冊でした。

最終巻となるこの11巻で一番印象に残ったのは実を言うとかずみと片桐先生でした。
浦田さんたちのエピソードを助走にして、
片桐先生が想われていることを知ってからのギクシャク感にはトキメキましたねー
そして長年の片想いを1年間会わずに浪人しても失わず、初志貫徹して想いを伝えての成就!
いやー、かずみ良かったなー!
読んでるこっちまで嬉しくなりましたよ!

もちろん主人公カップルの潮と妙子ちゃんも良いです。
特に今回は殆ど初めてと言える本格的な喧嘩がありましたからね。
しかもあの妙子が嫉妬とか可愛くてたまらないってなもんです。
そこから仲直りのチューですよ! 連載当初から付き合ってたのに9年経って初めてのチュー!
いやー、身悶えしちゃいますねー

ラストが数年後のアフターっていうのも私好みでした。
特にキスされた後の妙子ちゃんの微笑みがこの作品で伝えたかったことなんだろうなぁ。
などと何となく感じたりした次第です。

何にしても犬上すくねさんの作品の中では群を抜くピュア度で、
誰にでも勧められる素晴らしい恋愛漫画でした。
お疲れ様でした! そしてありがとうございました!

:: 2011/7/27 水曜日::

■[漫画]哲平と知花ちゃんの新恋人days「ういういdays」10巻

ういういdays ⑩ (バンブーコミックス )
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2011-07-16 )
コミック ( ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter

前巻で遂に恋人同士になった哲平と知花ちゃんのカップルですが、
二人とも恋人初心者なもんだからタイトル通りに初々しくて、
妙子ちゃんと潮のカップルとはまたひと味違った新鮮さがありますよ。
恋人らしいこととはどういうことか悩むとか可愛すぎる!
しかし相談相手が妙子ちゃんというのはちょっと頼りないかも…
とか思ってしまいました。(笑

そんな初々しい知花ちゃんとまだキス未満な妙子ちゃん憧れの熟練(と思われている)薫子ちゃんですが、
今回はむしろそのお相手の朋人さんの行動こそが見所でしょう!
あとがきでベッタベタに拘ったと仰ってましたが、本当にベタで!(笑
いやー、正直読んでて身悶えしてしまいましたよ!
でもちょっぴり憧れてしまう、そんな男の浪漫。

そして仲良し6人組で一人だけ独り身なかずみ君ですが…
うん…、君の気持ちは良く判るよ…
大事な友だちだから祝福したいし、嬉しいけど、そこはかとない寂寥感も同時に感じる訳で。
私も高校時代に化学部に所属していただけにかずみ君に一番感情移入してしまうので、
かずみ君には幸せになって貰いたいわけですよ!
今回は若干片桐先生フラグが立ったと思うので、
卒業までに少しずつフラグを育てながら地道に頑張って欲しいですね!
何年も想い続けるってのは個人的に大好きなので諦めずにいて欲しいです。

この初々しいラブコメっぷりには本当に毎回楽しませて貰ってますが、
まさか真琴くんの再登場で小学生の恋心を読むことが出来るとは思いませんでしたよ。
あぁ…、確かに小学生の時の席替えは正に天国と地獄だったよなぁ…
格兄さんも言ってたけど、初恋が実ったって良いと思うので、
真琴くんにも頑張って欲しいところですね。

:: 2010/11/6 土曜日::

■[漫画]遂に進級! そして遂に哲平と知花ちゃんが…!「ういういdays」9巻

ういういdays(9) (バンブーコミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2010-11-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter

その時、時代は動いた―。

長かった…、長かったですねー
遂に、遂にういういdaysがサザエさん時空から抜け出しましたよ!
変化がないということは安定と安心を得られるのと同義ですが、
やはり変化することで得られることもあると思うんですよ。
変わらない今より、辛いけれど変わることができる明日が欲しい!
まぁ、そんなルルーシュ的な崇高な望みがある訳ではないんですが、
やはり恋愛関係に対して一石は投じてみたいもんですよね。

振られるかも知れない、でも想いを告げないと恋人同士にはなれない。
そんないつ果てるかも知れない逡巡を繰り返し、遂に哲平が一歩前へ!
やはりここは男の哲平が進んでいく所だろう! GO! GO! 哲平!
と心の中で応援しまくりでしたよ、ホント。
いやー、悶々としていたのは読者も一緒なんだよ。
良かった…、ホントに良かったね、哲平&知花ちゃん!
リア充爆発しろ!(ぉ

それに反比例して主人公カップルは出番が相対的に減りまして、
むしろ薫子ちゃんが増えているように感じてしまう不思議。
テコ入れ(笑)で入浴シーンを描かれてはたまったモノではありませんが、
当て馬の同級生を容赦なく振る薫子ちゃんマジ容赦ない。
朋人さんも大変ですね。(笑

それと妙子ちゃんの出来た妹、直子ちゃんの同級生の真琴くんですが、
一応1ページ目で男の子であろうと当たりを付けることは出来ましたよ!
しかしこの漫画で男の娘を見ることになるとはなぁ…
9巻も続けば色々とあるもんですねー(笑

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