■[漫画]少女たちの進化「やさしいセカイのつくりかた」6巻
やさしいセカイのつくりかた (6) (電撃コミックス)
著者/訳者:竹葉久美子
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-02-27 )
作者twitter:竹葉久美子(@takebakumiko)さん | Twitter
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (1)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (2)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (3)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (4)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (5)
勢いに任せて悠くんにキスしてしまったハルカだけど…
今を生きる女子高生の少女たちの恋と成長を描いた「やさしいセカイのつくりかた」が完結!
連載誌が移動して色々あったみたいですが、こうして無事完結して嬉しいです。
絵柄や内容的には少女漫画寄りなんだけど、文法は男性向けだったので、
凄く読みやすい上に新鮮で面白かったです。
思い悩む若いハルカや葵たちだけど、大人だって、むしろ大人だからこそ悩むことがあり、
冬子に言い寄られて惑う小野田先生や、加山先生のことが忘れられない悠くんとか、
凄く等身大でむしろ共感出来ました。
そしてハルカや葵は若いからこそ、あっという間に成長して
前を向いて歩んでいけるところには若さを感じてちょっと憧れます。
その成長の最たるモノはやはり葵ですね。
ギフテッドとしての才能が悠くんの指導によって花開いて自信がついたことと、
ハルカが成長して強くなっていったところを身近で感じたことなど、
複合的なことが重なり、前に進むことを決めた葵は格好いいものがありました。
そんな変わっていく少女たちだけど、
変わらない、変えられない想いがあるからこそ切なくてたまらないんだよなぁ。
常に変わっていく年代で、変わらず持ち続けて成就させる想いだからこそ尊い…
とはいえ、小野田先生は割りと犯罪者な気がしないでもないですが。(笑
まぁ、そんなエンディングまで含めて素晴らしい内容でした。
描き下ろしの悠くんが渡米した後の少女達4人の短編も面白かったし、
何より葵がカミングアウトした後も仲良くしているのが嬉しかったです。
良い作品だと思うので色々な人に読んで欲しいです。
そして作者の竹葉久美子さんの次回作にも期待したいですね。
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