本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2013/10/6 日曜日::

■[ラノベ]ごめんね、ありがとう。「よろず屋退魔士の返済計画」2巻

「よろず屋退魔士の返済計画」の2巻が出たので買いましたよ。
ええ、もちろんKindle版で!
オーバーラップ文庫はKindle版を発売後すぐに出してくれるから助かります!
流石はオーバーラップ文庫! ヒュー! 流石は平和さんが勤める出版社だけはあるぜぇ!

あんまりステマると平和さんが激おこなので、肝心の本編ですが…
みぎりに並ぶヒロインであるはずの葛がこれでもかというほどにダメっ子どうぶつになってて、
なんというか涙がチョチョ切れそうです…(笑
それにしても古今東西、作中で料理下手なキャラは居ましたけど、
ここまで具体的にどう下手かを描写されるキャラは居なかったと思いますよ!
不憫だけどそんな仕打ちも仕方がないほどに壊滅的ですね、葛の家事能力…(笑

そんなちょっとほのぼのな前半とは打って変わって後半からは追儺の術士編ですが、
1巻の時以上に外道なキャラを出してきましたねー
ただ、そんな外道なキャラを容赦なく打ち砕くからこそ、
みぎりと狗朗の二人に爽快感が出てくるんでしょうね。
そこら辺は見事にエンターテインメントしてると思います。

七人ミサキを行った金村に対する因果応報な笑いと、
「死者相手の何でも屋」というスタンスが崩されないまま、
追儺事件を解決して少女を救うという物語構成と、
「謝罪」と「感謝」というテーマを綺麗に織り込むやり方と、
読んでて楽しく、かつ上手いと思わせる面白さでしたね。

3巻も楽しみですが…
狗朗の鈍感さが治るのかはかなり未知数だとは思いますが、
取り敢えず葛にももっとヒロイン力を付けてもらいたいモノです。
おっぱい的な意味ではなく。(笑

:: 2013/5/2 木曜日::

■[ラノベ]借金返済ラブコメディ「よろず屋退魔士の返済計画」1巻 100億の契約書

この作品の担当編集である平和さんは昔からの友人でして、昨日も一緒に飲んでたし、
明日も一緒に飲む予定の私がこの作品の感想を書いたらステマ臭がプンプンするのですが、
平和さんはムダに潔癖だから献本とかくれませんからね! くれても良いようなもんなのにね!
それに「”面白い”を伝えたい」というサイトのコンセプトからしたら、
やはり読んで面白いと感じたからには感想を書かざるをえないかな、と。
くやしい…、でも面白い…!(ビクンビクン

で、この作品のあらすじはというと、
退魔の名門「神堂家」で天才と謳われた母と、
神堂家と反目している「追儺家」で外道と言われていた父との間に生まれた主人公・追儺狗朗が、
「神堂家」から破門され、かつて住んでいた家に戻ったら、
幼馴染みの九十九みぎりに父の借金100億円のカタに扱き使われることに。
しかも、借金返済する為に仕事しようにも「神堂家」から破門されているのでまともな仕事が出来ないので、
巷で有名なインチキ霊能者を巻き込んで依頼人が幽霊専門の何でも屋をすることになるんだけど…

作者のSOWさんは元々ジャンプ作品のノベライズ等を手掛けた実績がある人なんですけど、
親の借金のカタ+除霊という組み合わせは「ハヤテのごとく!」と「GS美神」とサンデー作品を連想させますね。
まぁ、幽霊のお悩み第一弾のエピソードは「幽遊白書」の序盤のエピソードに近かったですが。(笑
某ジャンプの国民的な人気漫画が元ネタっぽい作品が多数出てきてますから、
ジャンプっぽい雰囲気は残っている気がしないでもないです。

とはいえ、やはりこの作品の魅力は少年誌的な燃えよりも萌えでしょう。
みぎりがあっという間にツン100%からツン(50%)デレ(50%)になったり、
絶壁まな板の葛はボクっ娘で自分の気持ちに無自覚でフラレナオン臭がぷんぷんして、
ラブコメ好きとしてはニヤニヤせざるをえない訳ですよ。
やはり女の子同士が修羅場ってるのは萌えですよね、萌え!
そして貧乳を気にする女の子も萌えですよ!

正直、この1巻を買った理由の大半は義理と人情だったりするのですが、
何か普通に面白かったので2巻以降が出るなら楽しみに待ちたい所存であります。

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