本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2013/1/29 火曜日::

■[漫画]幼馴染み来たる!「木造迷宮」8巻

木造迷宮 8 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2013-01-12 )
コミック ( 148 ページ )

ダンナさんの所に来るまでヤイさんは子供の頃からずっと大屋敷で奉公してきたんだけど、
いくら大屋敷が田舎にあるとはいえ、同年代の子供が一人もいないという訳でもなく、
そして大屋敷のご奉公がいくら厳しいとはいや、良い人がいないはずもなく、
ヤイさんにも子供時代、一緒に遊んだお友達がいたのです。

そういった過去エピソードから始まり現在のヤイさんの気持ちまでひと綴りとなった、
一連の幼馴染み話がこの8巻には収録されています。
写真館でのほっこりとしたヤイさんの写真が繋いだ一連の話は、
ダンナさんにとってはちょっとした試練でしたね。

ヤイさんの幼馴染みのゲンちゃんは今では若くてイケメンで安定収入という、
誰もが羨む好青年となっているだけにダンナさんは過去のトラウマを思い出して、
気もそぞろになるんだけど、そこは良い人代表みたいなダンナさん。
何はともあれヤイさんの幸せを第一に考えるんですよね。
それでいて自分もヤイさんのことを大事に思っているとしっかりと主張したりと、
ちゃんと言うべきことを言っていて安心しました。

まぁ、ゲンちゃん本人がヤイさんのことをどう思っているか、
そしてヤイさんがゲンちゃんのことをどう思っているかは最後に分かるんですけど…
それは読んでのお楽しみですが、決して読者の期待を裏切る方向ではないのは確かです。
途中ヤキモキする事はあったけど、終わってみれば良いエピソードだったなぁ、と思います。

:: 2012/6/15 金曜日::

■[漫画]割烹着の天使「木造迷宮」7巻

木造迷宮 7 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2012-06-13 )
コミック ( 150 ページ )

コミックリュウが休載になった時に一番存続を心配したのがこの「木造迷宮」ですが、
リュウの復刊と共に再開されてこうして7巻が出ているのを見ると感無量です。
先日のコミティア100も含めてティアでは50円コピー本でヤイさんを見ることが出来るのですが、
やはり単行本になってこそ、という感じがします。

今回もヤイさんが甲斐甲斐しくて本当に出来た女中さんで、
ダンナさんが切に羨ましくなります。
自分の好きな事に使うようにと渡されたお年玉で、
ダンナさんに栗きんとんを食べて貰う為に栗を買うとか、
その心の清らかさには涙すら出てしまいそうですよ。

今回はそんなヤイさんだけではなく、マミ子先生とサエコさんの日常の話もあるんですが、
あの優しく穏やかなマミ子先生が結構なお年な上に…
いやー、意外だなぁ…
それでいて「今は今で楽しいのよ」と笑顔で言えちゃうのが凄い。
それにサエコさんも非情に見えて凄く親身な不動産屋さんしててほっこりしますね。
住居の立ち退きって基本的にマイナスイメージだったんですが、
おばあさんの心持ちとサエコさんのお陰でイメージが逆転しましたよ。
こういった話の持って行き方がこの作品の持ち味だなぁ、と思います。

本当にいつまでも読んでいたい作品ですので、今後とも続いて欲しいです。

:: 2011/12/13 火曜日::

■[漫画]サエコさん可愛い…「木造迷宮」6巻 限定版

木造迷宮6 限定版(リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2011-12-03 )
コミック ( ページ )

コミックリュウが休刊ということでどうなることかと思いましたが、
無事に単行本発売、しかも限定版ということでほっと一安心ですよ。
雑誌の方も来年には復刊するみたいなので、
このまま続いていって欲しい所です。

ちなみにこの休刊&復刊ネタは本編でも使われていて、
中々に世知辛いというかヤキモキする展開でしたね。
頑張って節約して何とか暮らしていこうとしている、
ダンナさんとヤイさん見てると応援したくなります。
というか、サエコさんが相談されなくて怒るのはわかる気がするなぁ。
まぁ、ダンナさんも迷惑掛けられないという気持ちもあったんだろうけど、
サエコさん的にはやっぱり頼って欲しいもんですよね。

そんなサエコさんは本編ではダンナさんとお買い物に出かけたりと、
中々にラブコメってましたが、やはり限定版の内容が秀逸でしたね。
昭和初期の女子高生っぽい、純情可憐な恋する女の子で、
当時は良すぎるスタイルがコンプレックスだったというのも良い!
ヤイさんとはまた違った良さがあるよなぁ。

そんなヤイさんですがつくし取りに熱意を見せたりと、
意外な面も見えたりで相変わらず可愛かったですね。
可愛いと言えば喫茶店のセッコちゃんが初めて小説を書いたのに評判がイマイチで、
落ち込んでる所をダンナさんが優しく掬いあげてる所はジーンと来ましたね。
今の格好は確かに見窄らしいけど、やっぱり心は素敵だよなぁ、ダンナさん。
そりゃー、モテるわ。(笑

:: 2011/3/13 日曜日::

■[漫画]ヤイさんが居る日常「木造迷宮」5巻

木造迷宮 5(リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2011-03-12 )
コミック ( ページ )

読んでいて凄く微笑ましく、暖かな気持ちになる「木造迷宮」の5冊目。
特別な事なんて何もない、毎日が特別なヤイさんの日常を描き、
その日々の過ごし方を微笑ましく見詰めているだけで心が和やかになる、
そんな魅力に満ちた女中のヤイさんのお話です。

今回は旦那さんこと、作家の柴谷広一の著書を読んでみようと頑張るお話。
ヤイさんはずっと女中として奉公して、奉公先の大旦那さんの計らいで初期教養はあるけれど、
難しい漢字が読めないので、本を読むだけで大変なんだけど、
周りの人に助けられ、読み進めていき、本に感動する姿はぐっとくるものがあります。

旦那さんの本を読むために頑張るヤイさんの姿はいじらしいものがありますし、
勉強する時にセッコちゃんから貰ったダテ眼鏡をする姿も可愛らしいです。
眼鏡=知的という偏見も、ヤイさんだと途端に可愛らしく思えるから不思議なんですよねー
また、サエコさんに連れられた先での巫女服姿だとか、
ホント、ヤイさんの様々な魅力に満ちた1冊でした。

ちなみにそのサエコさんがヤイさんを引き取った時の回想もありましたけど、
今のヤイさんも充分可愛いけど、あどけなさが残るヤイさんも庇護欲を刺激する可愛さがあるよなぁ。
そりゃ、クールビューティーを気取るサエコさんも籠絡されちゃうよなぁ。
そんなヤイさんに世話をやいて貰う旦那さんが本当に羨ましいことです。

:: 2010/10/13 水曜日::

■[漫画]ヤイさん、夢の女学生編「木造迷宮」4巻

木造迷宮 4 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2010-10-13 )
コミック ( ページ )

ヤイさんが可愛い。

もう、本当にその一言に尽きる作品なんだと思います。
メイドさんじゃなくて女中、しかも昭和中期頃を舞台にしていると思われ、
色々とレトロな雰囲気が感じられるのも温かみがあって乙なんですよね。

そんな世界観の中でヤイさんの無防備な所にドキドキしちゃうダンナさんですが、
今回は出番が少なめになって、その代わりにヤイさんの可愛さがかなり増量されています。
特にセッコちゃんが通う学校でひょんなコトから一日過ごすことになったヤイさんが愛くるしいです。

初めて着る、憧れだったセーラー服に舞い上がったり、
子供の頃から羨望の眼差しで見ていた学生達に仮初めとはなることができて喜んだりと、
学生達にとって新鮮なヤイさんと、退屈な授業も新鮮なヤイさんが調和して、
何ともほっこりさせられる空間で癒されるんですよね。

それとサエコさんのツンデレ具合が大変よろしいかと。
コーイチ兄さんことダンナさんの新作小説を探して本屋を廻って、
その小説の出来に感動しちゃうんだけど、本人の前ではおくびにも出さない。
そんなサエコさんもヤイさんに負けず劣らず可愛いと思います。

■[漫画]こっちの女中さんはツンデレです「木造迷宮 別館」

木造迷宮別館 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2010-10-13 )
コミック ( ページ )

こちらの女中さんはツンデレというか無愛想です。
酒瓶持ってるように、ダンナさんの前だろうと酒を飲むし、
ダンナさんをボコボコにしちゃったりもするんだけど、
結構可愛い所もある、そんな百目さんが主人公なのがこの木造迷宮 別館です。

元々はコミティア等で頒布されていた同人誌の作品で、
同人誌の内容+αがこの1冊に収録されています。
私も何冊かは持っているんですがコンプリート出来てなかったですし、
ヤイさんと百目さんがクロスオーバーする作品もあったし、
何より面白いので買って大満足です。

普段は無愛想な百目さんが時折見せる意外な表情が魅力的なのです。
いつものボーっとしているダンナさんが酒に酔って積極的なダンディになって、
アレよアレよと貞操の危機に陥って焦ったり、
子供に胸を鷲掴みにされて恥じらったり、
初めて作ったカレーの辛さに驚いたりとホント可愛いんだ。

デビュー初期は本が売れなくて大変だったみたいですが、
こうやって今では同人誌も商業コミックスとなって発売されるに至り、
何とも喜ばしいことです。
このままもっと売れるようになったらベストなんですけどねー
どうなんでしょうか。

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