本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2009/8/18 火曜日::

■[漫画]おがきちか初期作品「ハニー・クレイ・マイハニー」

ハニー・クレイ・マイハニー (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:おがき ちか
出版社: 少年画報社 (2001/11)
定価:¥ 520
コミック
ISBN-10 : 4785921455
ISBN-13 : 978-4785921453
作者サイト:
作者サイト:SWS

おがきちか初期作品というのは流石に手に入れるのが難しく、
一応Amazonでも買えるのですが、昔の作品は稀に日焼けが酷いものがあるので、
できるだけ綺麗なの欲しいという我が儘でずるずると過ごしていた訳ですが、
先日コミケ遠征で秋葉原行った時にCOMIC ZINで状態の良いモノを見付けまして。
品揃えがマニアックだと聞いてはいましたがまさかこれほどとは…
ちなみに後日、ZINの塚本さんと偶然お会いしたのでどうやって注文したのかお聞きしたのですが、
具体的な手法は紹介できませんが、かなりワイルドなやり方でした。(笑
お陰様で新品を手に入れることが出来たので大変感謝しております。
一応まだ1冊残ってたので、秋葉原店に行けば新品がまだ手に入るかも知れません。

で、本の内容なのですが全5話の表題作と1話完結の短編で出来た短編集で、
今までおがきちか作品は長編作品しか触れてこなかったので割と新鮮でした。
2000年の作品なのに、約10年前に描かれたものとは思えない面白さがあり、
今でも充分通じる作品だと思います。

「ハニー・クレイ・マイハニー」は考古学者が偶然発掘したヘンテコな埴輪に、
転んだ拍子に口付けしたら埴輪が女の子になって、ご主人様として慕ってくれるように…
といった風で「空から人外の女の子」系のよくある設定なんですけど、
ハニちゃんの可愛さに主人公ともどもメロメロになり、大変楽しめました。
それと「仔羊は迷わない。」も一途で良いですよねぇ。
割とバイオレンス系ですけど、それはそれで。

短編はボーイミーツガールだったりラブコメだったりがメインでしたが、
そういうのが好きな私には大変ツボな1冊でした。
Landreaallはまだまだ終わりそうにないけど、
たまにはこういった短編を描いてもう一冊短編集出してくれないかなぁ。
どうやらまだ単行本未収録の作品もあるようですし、ね?

:: 2008/7/30 水曜日::

■[漫画]過去作にまで手を伸ばしてしまいました「エビアンワンダー」1,2巻

エビアンワンダー 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) エビアンワンダー 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

「Landreaall」が面白かったので過去作品に手を出そうと思い、
一迅社で新装版が出ている為、比較的手に入れやすかった「エビアンワンダー」を読了。
タイトルは日本語訳すると「鳥の散歩」といった所でしょうか。
元々が「恋愛ディストーション」が看板のOURs LITEに載っていたというから驚き。
うーん、当時もっとちゃんとOURs LITE読んでおくべきだったなぁ。

悪魔と契約し、願いの対価として地獄のエネルギーとなる悪しき魂を狩る銀符。
悪人を狩るも、神に背き悪魔と契約した者として人々に恐れられることが多いものの、
それでも多少捻くれてはいるものの高潔な魂を持つ若く、美しい主人公のフレデリカ。
悪魔ペイシェントに願った「家族が欲しい」という契約で骸骨から生み出された、
弟のハウリィと共に世界を渡り歩く物語。

勧善懲悪ではなく、懲悪に特化した生き方をせざるを得ない銀符。
その育った環境故に徹底した現実主義なのと狡っ辛い言動の為、伝わりにくいけど、
悪に対する怒りを持ち続けるフレデリカは主人公としてキャラが立ってるし、
素直な弟のハウリィは彼女の心をよく支えていると思います。
勝手に随伴する旅の僧侶のフェイ・イもいて、バランスが取れますよね。

しかし、先に「Landreaall」を読んでいたせいか驚きましたよ。
いや、何がっておっぱいに。
銀符の紋章が胸にあるから、悪人の魂を回収する際にはおっぱいが露わになるし、
娼館とかに普通に行くからおっぱいがいっぱいだし。
それでいてフレデリカが実は…だし…、ねぇ…?(笑
物語は面白いですが、それ以外にも意外な点が多くて楽しめたのでした。

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