■[ラノベ]イオタの怒り「コップクラフト 5 DRAGNET MIRAGE RELOADED」
コップクラフト 5 (ガガガ文庫 か 7-5)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:小学館( 2015-06-18 )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:村田蓮爾公式HP-PSEWEB-
Kindle版:1巻
Kindle版:2巻
Kindle版:3巻
Kindle版:4巻
Kindle版:5巻
太平洋上に開いた異世界レト・セマーニと繋がるミラージュ・ゲート。
そこから半島の一部が島として出現したカリアエナ島。
人種の坩堝となったその島を舞台に、
元自衛官で現特別風紀班刑事のケイ・マトバと、
レト・セマーニの騎士でケイとコンビを組むティラナ・エクセディリカの、
退廃した都市で繰り広げられるハードボイルドでアメリカ刑事ドラマっぽい物語の第5巻になります。
ヤク中の退役軍人が狼に食い殺された事件を捜査していたら、
何故かケイまで襲われた上に、DEAの捜査官まで食い殺されることに。
どうやら一時期とある軍事基地にいたメンバーを標的にしているようで、
後手後手になりながらも真相に迫っていくマトバとティラナだったが…?
アメリカドラマってナイトライダーくらいしか知らないんですが、
こういった雰囲気が持つ凄味とかテンションとかはよく表現出来ていると思いますよ。
それでいてティラナの持つ異世界の騎士団の矜持と本人の可愛さとか、
これでもかという程に伝わってくるあたり賀東招二さんはやはりプロだなぁ、
と、今更ながらに思い知らされます。
ティラナとマトバのコンビも既に5巻となるということで、
二人の距離感もだいぶ縮まってきたなぁ、と思いますね。
割りと心の柔らかい部分と思われるティラナの兄のことを話すところとか正にそうじゃないかと。
今後の展開に繋がる伏線はありながらも、
今回は後味の良い終わり方だったのですっきりと楽しめましたね。
次はたぶん来年以降になると思いますが、ゆるゆると楽しみにしたいと思います。
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