本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2024/3/4 月曜日::

■[ラノベ]最後の戦い!「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VII 下」

死神ゼーニエと組んで世界に亡者の軍勢を差し向けた新皇帝ダルメス。
ファーネスト王国は精神的支柱となっていたコルネリアスやパウルだけでなく、
アシュトンまで失ってしまい崩壊の瀬戸際へと陥っていた。
また、サザーランドやメキアも亡者の軍の対処で忙しくしており…

長かった物語もついに完結です。
ラストはどうなるかと思ったんですが、多少ご都合主義でもこれはアリだと思います。
ゼットが死神という存在だったから可能性としては考えてましたけどね。
ハッピーエンドなのは良かったです。

バラバラだった国々を纏めたのがオリビアというのは面白いけれど、
ファーネスト王国の愚王が倒れて副王が立ったのも一因ではあると思うのですよね。
今回の戦争の傷跡はどこの国も大きいと思いますけれど、
それでもこれからの復興と成長が信じられる程度には希望が残っているように思えます。

あとがきにも書かれているように全ての謎が解けているわけではありませんが、
それでも英雄オリビアの物語としては過不足なく綴られているように思えます。
しかし最後にクラウディアを選ぶとは思わなかったなぁ…
それだけはちょっと意外かもしれません。

:: 2022/5/5 木曜日::

■[ラノベ]失ったモノの大きさ「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VII 上」

死神ゼーニエに使嗾され、突如新皇帝として即位したダルメス宰相。
オリビア率いる第八軍とフェリクス率いる蒼の騎士団の戦闘に介入し、
二人を退け、更なる贄を求めて人外の能力を駆使し始める。
一方オリビアはゼットと再会し、修行をつけてもらうことになったんだけど…

アシュトン…(´・ω・`)
うーん、ショックだなぁ…
万が一に賭けたけど、やっぱりダメだったかぁ…
泣き崩れるクラウディアを見るのもツラかったし、
子供のように泣き叫ぶオリビアを見るのも、本当にツラかったですよ…
死神と言われるくらいだしゼットが何とかしてくれないかなぁ、と思ったんだけど無理っぽいかな…

最終巻になるかと思いきや前後編になったので今回は最終決戦の手前までですね。
各地、各国の戦場がどのように繰り広げられ、
そして、アンデッドの軍団が如何に脅威であるかが伝わってくる展開ですが…
アシュトンをはじめ、予想以上に犠牲が多くて心が痛みます…

メキアはともかくサザーランドもかなりピンチだと思いますが、
やはりオリビアがいるファーネストが一番狙われそうな気がします。
フェリクスとの共闘は出来るかもしれないけど、
ローゼンマリーとは絶対に無理だろうからなぁ…

一体どんな結末に向かうんだろう…
でも、それ以上に…
アシュトンがいないと本当に寂しいよ…
アシュトン…

:: 2021/5/27 木曜日::

■[ラノベ]死神に至る道「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」6巻

暁の連獅子作戦で帝都の間近に迫ったオリビア率いる第八軍だったが、
それを阻止せんとするフェリックス率いる蒼の騎士団が立ちはだかる!
精強さを誇る蒼の騎士団は流石の強さを見せつけ、
アシュトンの知謀とオリビアの苛烈さだけでは打開できそうもなく…

オリビアとフェリックスの戦いは盛り上がりましたが、
まさかダルメス宰相が途中でオカルティックな横槍を入れるとは思いませんでした…
というか、宰相の立場からすると潰し合ってくれた方が良さそうなものなんだけど、
何でしょう… 自己顕示欲からこんなことしたんでしょうか?

ついにゼットの手掛かりを得たオリビアだけど、
流石にゼットと同質な存在を相手には無双出来ずに苦戦してて、ハラハラしました。
しかし、あれだけ探しても見付からなかったゼットが唐突に出てきたのには驚きましたが…
ゼットはどういった経緯で出てきたんだろう…

そしてラストではまさかのアシュトンですが、
クラウディアのためにも死なないで欲しいんだけど…
これはわりと絶望的な感じがしないでもないというか…
次の7巻で完結らしいけど、どういった終わり方になるんだろう…
まったく読めない…

:: 2020/9/6 日曜日::

■[ラノベ]叛逆の王国「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」5巻

同盟国となった神国メキアの盟主ソフィティーアに招待されたオリビア。
国を挙げての歓待を受けて、ゼットの捜索を対価にメキアへの移籍を打診されたオリビアだが、
王国に属して2年間でアシュトンやクラウディアといった仲間が出来たため、
即断できずにいたんだけれど…

オリビアの動向にもヤキモキしましたけれど、
帝国のグラーデン元帥がダルメス宰相に謀殺されたのは正直悲しかったですね…
その直前にグラーデン元帥が家族と仲良くしていたのを見ていただけに、
ダルメス宰相の悪辣さが際立っていましたね…

オリビアは結構揺れたみたいだけれど、
アシュトンの不幸(幸運?)のお陰でしばらくは王国所属のままで良かったです。
まぁ、メキアに移っても諜報部隊がゼットを探し出せるとは思えないんですよね…
オリビアが生まれ育った森の調査すら出来てないしなぁ…

そして王国の暁の連獅子作戦ですが、
意外とサクサク進んでますが、ここからが本番ですね。
オリビアに唯一伍する事ができそうなフェリックスとの対決と、
ゼットとは異なる死神と組んでいるダルメス宰相との対決が待ってますからね。

普通に考えたらそろそろクライマックスになると思うんですけど…
オリビアが幸せになってくれると良いなぁ、と思いますね。
あと、アシュトンの鈍感ラノベ主人公みたいな恋愛模様が、
きちんとクラウディア大勝利になれば良いな、とも思いますw

:: 2020/1/30 木曜日::

■[ラノベ]暴れん坊美少女将軍「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」4巻

死神オリビアの武勲のお陰で中央戦線も盛り返した王国は、
オリビアを総司令官とした第八軍を編成し、逆侵攻を計画する。
その神国メキアは帝国に使嗾されたストニア公国に宣戦布告されるも、
魔法士を抱えるメキアは半分の軍勢で立ち向かう余裕を見せて…

オリビアが昇進して規律が服を着ているようなオットーさんを抜いて、
これで面倒な敬語を使わなくて良いと思いきや、
色々とダメ出しされて逃げて行くところは可愛かったですね。
武力は凄まじいんだけど、こういったところがあるからオリビアは魅力的です。

それにしても、アルフォンス王は無能だと思っていましたがここまでとは…
聖天使と呼ばれるソフィティーアにコロコロと転がされてて、
これが原因で王国が滅びる可能性が充分ありそうというか…
とっとと退位してしまった方が良いのではないでしょうか。
まぁ、王太子とか全然出てきてないのが不安なところですが。
曲がりなりにも将軍になっている第四王女のサーラさんが女王になった方が良い気がする…

サザーランドからの侵攻はかませ犬としての役割が見事にハマりましたけど、
あくまで帝国への侵攻の前座でしかないっぽいですね。
その帝国ではフェリックスが難敵となりそうですが、
彼は彼で200年を生きる魔法士のラサラに相談したりと、
謎な人脈があって、武力以外でも油断ならないですね。

しかし… のじゃロリババアか…
ラサラさん、5巻でも登場してくれないかしら…

:: 2020/1/28 火曜日::

■[ラノベ]戦場に咲く紅い薔薇「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」3巻

北方戦線で紅の騎士団を退けたオリビアは、
約束通り王都の図書館でヴァレッドストーム家の断絶理由を調べることになるんだけど、
中央戦線ではついに帝国の天陽の騎士団が本格的に動き出してしまう。
ついに王国の第一軍も動き出すけれど、その前にオリビアが第一陣として参戦を打診されて…

今回も帝国はオリビア一人に翻弄されてましたね。
オリビアの類まれなる武勇に裏付けされた帝国軍の恐怖と、
それを利用するアシュトンに見事に手のひらの上で転がされてて、
いっそ帝国軍が哀れに思えるほどでした。

そして戦争が終わった後も見どころが多かったですね。
国王との謁見で天然で人間の上位種かのような返答をするのも痛快でしたが、
褒美に大きなケーキを所望して、それを堪能する姿は愛らしかったです。

人間の上位種と言えば神国メキアの魔法士たちはそう自認していたけれど、
オリビアがあっさりと魔法の上位概念である魔術を使いこなし、
天狗の鼻をボッキボキに折っちゃうのも痛快でした。
うーん、神国メキアは今後どういった立ち位置になるのかしら…

しかし、オリビアが深淵人という種族であることだったり、
ヴァレッドストーム家も同じ末裔っぽかったり、
色々と謎が解明しつつ、謎が深まっているのが興味深いですね。

それにしてもどの時代の王様もボンクラだなぁ…
よく下剋上されないもんだわ…

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