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:: 2024/3/30 土曜日::

■[漫画]それぞれの歩む道「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」5巻

ワルサの軍勢8万人をフレイヤ・ファミリア幹部8人で殲滅する…
そんな馬鹿げた戦術とも呼べないモノを有言実行する各人。
ある者は搦め手を真っ向から打ち破り殲滅し、
ある者は相手の隠し球を一刀両断して戦意を挫くのだった…

いやはや、戦いは数だよ兄貴! と申しますが、
ダンまちのようにレベル差と戦力差が圧倒的すぎる世界だと、
戦いは質だよ女神! という結論に達してしまうのですね。

まぁ、ワルサで好き勝手やってたラシャプも、
相手がフレイヤ・ファミリアだとわかった瞬間に逃げ出してるし、
神々もそういった認識なんでしょうね。
やっぱり舐めプして情報収集を疎かにするとダメですね!

ワルサの軍勢を退けたアリィが出した…
というかフレイヤが出した結論を飲んだアリィですが…
彼女がこれから歩む道は決して平坦ではないでしょう。
ですが、美の女神との出会いで得られた経験を糧にして、
これから真っ直ぐに進んで行くことが感じられる別れでしたね。
寂しい気持ちもあるけれど、これで正しいんだ、と感じました。

ちなみに「砂の海のミラージュ」もコミカライズされてます。

ダンまち本編を読んでいたら少し齟齬が感じられると思いますが、
ミラージュという名前の通り、蜃気楼のようなものですからね。
それでもアリィの今後が感じられて嬉しいです。
この短編もコミカライズして、この5巻に収録したのは英断だと思いますよ。

ちなみにファミリアクロニクルシリーズはもう一冊あるんですが、
そちらは時系列的にかなり先の話になりますからね。
ダンまちアニメ5期のネタバレが満載になってしまうので、
そちらが終わってからコミカライズが始まるんじゃないかな、と予想しております。
今から楽しみにしておきます!

:: 2023/10/23 月曜日::

■[ラノベ]正義の剣と翼に誓って「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー 2」

五年前に復讐に走るため、アストレア様をオラリオから遠ざけたリュー・リオン。
しかし、シルとベルのために力を欲したリューさんはステイタスを更新してもらうため…、
そして長い旅を終えた結果を伝えるために、
アストレア様が居を構える剣製都市ゾーリンゲンに赴いた。
そこにはアストレア様だけでなく、新たな団員となった後輩たちが居て…

連続刊行も予定になり13ヶ月目に出たのは4年振りのファミリアクロニクル!
そして予定になかったリューさん編ですよ!
まぁ、アニメ4期でリューさん人気が爆発しましたし、
本編18巻でも大活躍でしたからね!
読者としてはとても読みたかった内容なので大満足です。

原作18巻でちょい見せされてたし、BD特典のifでもチラ見せされていましたが、
新生アストレア・ファミリアの後輩ちゃんたちが可愛かったですね。
アストレア様がリューとアリーゼの二人に似ているというだけあって、
新団長のセシルは魅力的でした。

しかし、一番魅力的だったのはやはりアストレア様ですね!
優しいけれどスパルタなアストレア様のママみがヤバイ…!
私はダンメモプレイヤーなので中原麻衣ボイスで脳内再生余裕ですよ!
アストレア様の豊満な胸に抱きしめられながら、
大好きなベルくんのことを語るリューさんとか、最高すぎるシチュだ…!

そのリューさんですけど、ランクアップ2回がどういったものだったのか、
しっかり丁寧に語られていて、納得感が大きかったです。
まぁ、一足飛びにLv4からLv6にいったら不具合大きそうですもんね。
段階を踏んで、最後に美味しいところを持ってくるあたり、
とてもグッときましたよ。

それにしてもアストレア様って本当に偉大な神様ですよね。
リューさんのためにできることを可能な限りやってくれてるんですよ。
包容力が無限大すぎて、これは惚れますわ…!
できれば本編でも再登場して欲しいくらいなんだけど、
この巻に書かれている内容からするとスポット参戦できるかどうかかなー?
難しいかな?
でも、期待しちゃいますね…!

:: 2023/9/21 木曜日::

■[ラノベ]いざ! 学園ラブコメ編!?「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」19巻

派閥大戦でフレイヤ・ファミリアを破った事後処理で慌ただしいオラリオに、
世界外遊から帰ってきた”学区”
巨大学園艦とも呼ぶべき海上浮遊都市とも言える学区に、
ヘルメスの手引きで学生として潜入することになったベルくんだけど、
そこにはニイナ・チュールという名のハーフエルフの少女が居て…?

ベルくんはまだ14歳なので学生も似合うと思うんだけど、
半年かそこらで潜り抜けた修羅場の数と密度が半端ないので、
既に無双系主人公並の実力を付けているんですよね。
とはいえ、学園アオハルは未体験だし、
何より、仲間の信頼度が低いという縛りプレイをすることで、
視野が広がるというのは、とても良い経験だと思うのです。

ピーキーな個性が集まる落ちこぼれ小隊こと、第三小隊で、
エイナさんの妹であるニイナのアオハルな悩みを聞きつつ、
ダンジョン実習で学友たちとの絆を深めていくのは、とても学園モノだと思うのです。
まぁ、ダンジョン実習という時点で、とてもダンまちだなぁ、とは思うんですけどねw

学友を成長させるキッカケを作るだけでなく、
学友のピンチをさり気なく、しかし確実に回避し、
さらには図らずも学友の覚醒の助けになった上で、
主人公らしく格好いいところを見せるんだからベルくんは反則ですよ。
そりゃニイナも惚れるってなもんですよ。

今回のヒロインであるニイナは、エイナさんと似ているところが多々あれど、
それでもやはり別人なので、悩みも適性も違うんですよね。
そんなニイナがベルくんと出会うことで、自分の夢を見付け、
さらには恋という別のモノも見付けたようで、とてもニヤニヤしちゃいます。
だけどニイナ… その恋は中々に難物ですよ…?
姉のエイナさんも難儀しているからね…!

そんなチュール姉妹にモテモテのベルくんですが、
シルさんの忠実なる下僕たちに監視されるわ、
さらにはヤンデレメイドにも迫られるわ…
更に、人気一位のポンコツエルフのリューさんにもラブでコメられる上に、
ヘスティア・ファミリアに加入されるわでしっちゃかめっちゃかですね!
うん! 最高です!

それにしてもリューさん人気はどうも凄まじいようで、
アニメ4期のBD/DVD特典ではリューさん√のifが書かれたし、
この19巻の特装版では7年前にベルくんが迷い込んだら?
というifがドラマCD化されましたからね!

電子版でも音源付きで出てるので、電子派の人にもオススメですよ!
公式が出している二次創作みたいなもんですが、
さすがに作者が書いているだけあってクオリティが鬼ですから!
アストレア・レコードを読んだ人には是非聴いて欲しいドラマCDです。

ちなみにこれで12ヶ月連続刊行のラストになるんですが、
なんと、リューさん人気が高すぎたせいか来月にも新刊が出ます。
その13ヶ月目になる新刊はもちろん…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー 2

リューさんが主人公のファミリアクロニクルだー!
これは、アストレア様との再会を書いたものになるに違いないですよ。
ベルくんとのラブコメをアストレア様にいじられたりしてるのかしら…
楽しみ…!

:: 2023/9/4 月曜日::

■[ラノベ]英雄たちの礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト後章 英雄運命」

ダンまち世界で語り継がれる古代の英雄アルゴノゥト。
道化と呼ばれた彼が綴った伝説の真実を詳らかにした英雄譚シリーズの後編です。
前編では愚王に罠に嵌められて追われたアルゴノゥトを、
鍛冶師のクロッゾが助けたところで終わりましたが、
この後編ではアルゴノゥトが悲劇を喜劇に一気に塗り替えます…!

精霊の血が混ざった初代クロッゾというチートな友情に助けられたお陰で、
精霊の祠に赴いて助力を得るというご都合主義が炸裂していますが、
清らなかな乙女な精霊までは出てきませんでしたね…
まぁ、ある意味喜劇を演じるアルゴノゥトらしいと思いますけどもw

そして力を得たアルゴノゥトがその力で王の企みを粉砕するのではなく、
あくまでアルゴノゥトらしく、ハッタリと嘘と口八丁で王の企みを塗り替え、
アルゴノゥトを罪人から英雄へとガラリと印象を変えるのは見事でしたね。
ベルくんとは全く違った、道化と自称するだけはある魅力がありますよ。

そして、地下迷宮に囚われた王女を助けに行くシーンは熱いですね…!
仲間たちに助けられ、精霊の力を使い、身の丈に合わないほどの強敵と戦うのは熱いですよ。
ただ、主人公がアルゴノゥトなので、どうしても喜劇になってしまうんだけど、
それがまた面白いんですよね…w
シリアスなシーンなのにアリアドネ王女の言葉を捏造したり、
お尻を揉んでしまうところとか笑わずにはいられませんよw

ちなみにこれはノベライズなので文字情報だけですが、
オリジナルであるダンメモはフルボイスなので大西沙織ボイスで聞くことができます。
あれは中々に良いですよ…(自慢

もちろんこのアルゴノゥト2冊だけでも面白いですけど、
できれば本編であるダンまちも読んで欲しいですね。
それと、豪華特装版のおまけからすると、
ダンメモのあのイベントストーリーもノベライズされそうな気がするけど…
あっちの主人公はベルくんだからなぁ…
英雄譚シリーズではなく、本編でやるのかもしれない。

:: 2023/7/24 月曜日::

■[漫画]姫と女神の百合の花「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」4巻

フレイヤの助力を得たアリィは知将ヘディンに献策を願ったら、
フレイヤ・ファミリア幹部8人でワルサ8万人を殲滅する…
そんな単純明快で荒唐無稽な策を出されてしまった。
そのためにアリィは囮となってワルサをカズーブの荒原へと誘い出すことに成功して…

ワルサの皮を被って好き放題しているラシャプ様は、
アリィの策略を聞いて面白がっていますけど…

これ、アリィの後ろにフレイヤが居ると知らないからこれだけ暢気なんですよね。
フレイヤが出張っていることを知った瞬間、一目散に逃げますから。
狭い世界でイキっているマイナーな神様が、
プチって潰されるところが今から楽しみになってきちゃいます。

そしてラシャプの前にプチっと潰されるのがワルサの兵士たちですが…
まぁ、そんなものはどうでも良いのです。
この巻で重要なのはフレイヤに美味しくいただかれちゃうアリィの可憐さなのです!

うーん、デリシャス…!
これは実に美味しすぎる表情ですよ、アリィ!
そりゃフレイヤ様も興奮しちゃうってなものですよ。

それと、ラストのボフマンのビフォーアフターにも笑わせてもらいました。
うーん、やはり桃山ひなせさんのコミカライズは素晴らしいな…w

ワルサとの戦いは恐らく次巻で終わると思いますが、
episodeフレイヤは6巻まで続くと思いますので、
もうしばらく楽しめそうです。

:: 2023/7/23 日曜日::

■[ラノベ]原初の英雄にして最弱の道化「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト前章 道化行進」

ダンまち英雄譚シリーズの第2弾は古代を舞台した物語。
昨年刊行された英雄譚「アストレア・レコード」と同じく、
ダンメモ周年イベントのノベライズなんですが、
発表時期はこちらの「アルゴノゥト」の方が過去のものになります。
確か2周年記念だったかな?

「アルゴノゥト」の伝説はダンまちでベルやティオナが話題にしていましたが、
地球に伝わっているイアソン船長のアルゴノゥトとは全く異なった冒険譚で、
一人の道化を演じるずる賢い男、アルゴノゥトが、
ハーフエルフの義妹フィーナとともに英雄を目指して王都へと向かい、
そこで偶然が積み重なった必然の出会いをする、という英雄譚です。

アルゴノゥトやフィーナ、アリアドネにユーリ、ガルムスにリュールゥと、
ダンまち世界の主要キャラの前世たちが一堂に会するんですが、
キャラクターというか、性格はあまり似ていないんですよね。

たとえばベルとアルゴノゥトは見た目は似ているけれど性格が全く違うんですよ。
ベルは天然のショタコン殺しのジゴロキャラなんですが、
アルゴノゥトはバカを演じる道化でわりとクズなんですよね。
ただ、根っこの誰かを大切に思う心というのは同じだと思います。

アルゴノゥトが道化をやってくれているお陰で、
とても喜劇… というか、コメディとして面白いのですが、
それでも古代という大穴(後のダンジョン)から溢れ出す怪物たちによって、
人類の生存圏が日に日に削られていく絶望の地上においては物語はシリアスになっていきます。

後半の狂った独裁者が自分たちの楽園を守るために犠牲を押し付けて、
世界の終わりを加速させるという愚行のしわ寄せが、
一気にアルゴノゥトに襲ってくる展開は知っていてもツラかったですね。
だからこそ、窮地に出てきたあの男はやはり格好いいのです。
兄貴分は前世の時から格好いいんだわ…!

とても良い所で終わっているので続きが気になると思いますが、
これも12ヶ月連続刊行の恩恵なのか、続きは来月発売です。
メインヒロインであるアリアドネの可愛さはとても目を見張るものがありますし、
アルゴノゥトが英雄にして道化っぷり発揮しまくるので期待して良いですよ!

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