本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2011/7/31 日曜日::

■[漫画]白衣×白衣「白衣のカノジョ」1巻

白衣のカノジョ 1 (ヤングジャンプコミックスBJ)
著者/訳者:日坂 水柯
出版社:集英社( 2011-07-19 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス
作者twitter:日坂水柯 (hisaka_mika) on Twitter

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「同じアパートに住む同僚の養護教諭(♀)と宅呑みしてたら、
 寝惚けた彼女がオナニーをしはじめた」

な…何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…

大体そんなシチュエーションから始まる大人たちの奇妙な物語。

元々BJ魂の読み切り作品だったのが好評でBJで連載になった経緯を持つので、
初めの数話は短編的な纏まりがあるので通して読んだら少々違和感があるかもしれません。
ですが、話が進むごとに徐々にキャラクターの内面に理解が及んでくるので、
1巻が読み終わる頃にはそういったものも無くなっていることでしょう。

しかし、養護教諭の支倉先生は本当によく判らないと言いますか…
いやまぁ、女性は総じて男には判らない生き物なんでしょうが、
「ノーパンで過ごす>床に落ちたパンツを履く」
という優先順位で生きるというのが理解できないというか。
支倉先生は案外羞恥心が他の人より低いのかもしれない…

というかですね。
桑原先生はむしろ淡泊だと思いますよ!
二度まで堪えたというのが凄い。
まぁ、ヘタに顔見知りだから手を出せないとかあったんでしょうが。
草食系男子が流行ってる昨今だからこそアリなんでしょうけども。

職場恋愛が禁止されていながら性的な関係を持つようになった二人が、
今後どうイチャラブするのか気になるのですが、BJとSJの合併に際して、
ちゃんと生き残ってくれるのかが気掛かりです。
大丈夫だと良いんだけどなぁ…

余談ですが、今回のヒロインもメガネっ娘でしたね。
流石。

:: 2010/11/19 金曜日::

■[漫画]傾いてしまった恋のシーソーゲーム「イエスタデイをうたって」7巻

イエスタデイをうたって 7 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:冬目 景
出版社:集英社( 2010-11-19 )
コミック ( 218 ページ )

昨年出たのは短編集だったので続きとしては実に2年ぶり。
1巻が出てから実に11年が経過しているスローライフ的恋愛ストーリー
「イエスタデイをうたって」の恋模様に動きが遂に生じました…!
いやー、今まで元カノや元クラスメイトと色々と出てきて揺さぶられてきたけど、
ここまで確定的な動きがあったのは初めてですよ…

写真を仕事に選び、遅まきながら動き始めたリクオと、
クリスマスのこともあり、徐々に距離を縮めていった榀子に対して、
ハルの方はリクオの就職で会う機会がめっきり減ってしまい、
何とか会おうとしてももどかしく、雨宮さんのアプローチもあり、
中々に前途多難で…

いやー、もうね、私はね…、ハル派なんですよ…!
俺妹における麻奈実といい、何で私が好きな子はこんなに不遇なんだろう…
長い付き合いながら初めてリクオの部屋に入って目を輝かすハルや、
空き巣に狙われて怖くなって真っ先にリクオに助けを求めるハルが愛しいんだよなぁ。

まぁ、リクオの気持ちも判るんですよ…
ずっと好きだった榀子と気持ちが通じ合って前進しだした喜びと、
ハルの笑顔への後ろめたさが同時にやってきて踏ん切りが付かない気持ち。
榀子も家族同然の付き合いの浪くんには言い出せないでいたりと、
お人好しで優柔不断な恋模様がもどかしくもたまらなく面白いんですよね。

しかし本当にこれからどうなるんだろう…
ハルがtrue tearsの乃絵みたいになるのは勘弁願いたいなぁ…
ハルには幸せになって欲しいけど、そうなると榀子が…
誰もが納得できる着地点がないのが三角関係ラブコメであり、
その面白さが魅力だとは判ってはいても悶々としますね。
あぁ…、ホントどうなるんだろう…

ちなみにポストカードブック付き特装版は本屋で見付からなかったのでAmazon待ちです。
結構高いのにみんな買うもんだなぁ。
流石は冬目景ファンは鍛えられてるな。(笑

:: 2009/11/22 日曜日::

■[漫画]秘蔵の短編、同人作品、番外編と盛り沢山「イエスタデイをうたって」EX

イエスタデイをうたってEX~原点を訪ねて 冬目景 初期短編集~
著者/訳者:冬目 景
出版社:集英社( 2009-11-20 )
定価:¥ 820
Amazon価格:¥ 820
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4087822559
ISBN-13 : 9784087822557

久しぶりの「イエスタデイをうたって」の新刊は番外編で、
しかもそれだけじゃ量が足らなかったみたいで、
他の出版社で描いたのを含めた短編2本と昔発表した創作同人誌、
そして「イエスタデイをうたって」ロングインタビューとごった煮状態の1冊となっていますが、
基本的に冬目景作品が好きな私としては全然問題ないどころか、
むしろ待ってましたとばかりな内容でした。
(まぁ、本編の続きも読みたいのですが…、切実に…)

インタビューとキャラ設定も割りと面白かったんですが、
やはり番外編の、特にハルの昔の友人とのやり取りかなぁ。
ハルの友人だけあってどこか普通とは違ったズレてるとこが良いですね。
しかしスベスベマンジュウガニはその特徴的な名前のせいか、
色んな漫画の中で度々見かけるような気がします。(笑

そして同人作品は当然の如くどれ一つ持っていませんので読むことが出来て単純に嬉しかったです。
しかし当時から絶妙に変わった作品ばかりを描いておられたのですね。
今まで商業作品でも充分個性的な作品ばかり描くなぁ、とは思ってたんですが、
同人作品を読んで、まだセーブしてた方だったのを知った次第です。

それと短編ですが、「田中02」が叙情的な面がありつつも、
冬目景作品にしては珍しいコメディ色のある作品で意外性があって良かったですね。
「サイレンの棲む海」は退廃的で冬目景作品らしかったかな。
もっとも「イエスタデイをうたって」に近いのは「田中02」なんでしょうけど。

しかしBIRZとアフタヌーンで同時連載してるとはいえ、
「イエスタデイをうたって」の連載が止まってるのは残念なことこの上ないので、
早期の連載再開を心待ちにしております。
ハルはこれからどうなるんだ…!

:: 2008/11/19 水曜日::

■[漫画]出てくれたことが嬉しい「イエスタデイをうたって」6巻

イエスタデイをうたって vol.6 (6) (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:冬目 景
出版社:集英社( 2008-11-19 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088775546
ISBN-13 : 9784088775548

数年に一度しか単行本が出ないH×Hもビックリな刊行ペースの本作ですが、
それでもやはり好きなことには変わりなく、
今回も6巻が出るまで首を長くしてただひたすら待っていました。
そして実際待っていた思いが報われる面白さでした。

リクオがカメラスタジオの正社員になってから事態が動きます。
コンビニのバイトが両立が難しくなって辞めてしまい、
しかもそれをハルにも榀子にも言わなかったもんだから、
二人が心配しているのは何とも罪作りなヤツだなぁ、と。

そして榀子に対して積極的になれない自分の性格とハルの存在。
柄にもなく悩むリクオと、相変わらずうじうじする榀子。
この漫画で一番ホッとするハルもリクオに会いたいけど、
会うための丁度良い口実がなくて悶々としてて凄く心配なんですよね。

ハルには予備校の講師もアプローチしてるんだけど、
出来れば簡単になびかず、このままリクオを思い続けて欲しいなぁ。
いや、まぁ、男の我が儘ってのは承知してるのですが。
ハルのイヤな予感が当たらないようにして欲しいんだけど、
少しずつ榀子とリクオの間が狭まってきているのが…
うーん、早く続きが読みたい。

ちなみにボクも杏子さんとクマさんの仲を応援しています。
良い人なんですよね、クマさん。

■[漫画]中はほとんどハル画集「YESTERDAY」

YESTERDAYS―イエスタデイをうたって画集
著者/訳者:冬目 景
出版社:集英社( 2008-11 )
定価:¥ 3,800
コミック
ISBN-10 : 408782179X
ISBN-13 : 9784087821796

冬目景の画集は「百景」をはじめ、手に入れられるものは全部持ってるし、
渋谷であった個展には出来る限り行ってる私が買い逃すはずもなく。
特に「イエスタデイをうたって」は冬目景作品の中でも凄く好きなので、
出てくれて本当に嬉しいです。

過去にビジネスジャンプ本誌の表紙を飾ったり、
惜しげもなく扉絵のカラーを飾ったイラストを収録。
その内容はほとんどハルだったりするのがまた面白い。
描き下ろしもあるんですが当然ハルだったりします。

画集に関しては凄く面白い、ということは言いづらいものですが、
「イエスタデイをうたって」が好きな冬目景ファンなら買わずにいられないアイテムです。
特にこの表紙のハルに心奪われた人なら買って損はしないでしょう。
しかもこの表紙って特殊加工してるから、
水滴が面白い感じに表現されてるんですよね。
一度実物を見て欲しいです。

画集って再版が難しい製品だから今の内に買っておかないと手に入らないんですよね。
確か「百景」とかも現在市場に流通しているのが全てだったはず。
そんな訳で近所の本屋とかに無い方はAmazonとか通販を使ってでもお早めにどうぞ。

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