フラン☆Skin

無駄に考えて何故か行動に移せない…
そんなメンドクサイ京大生の恋模様の第2巻です。

可志夫くんは陽子ちゃんのことが好き。
陽子ちゃんは可志夫くんのことが好き。
そして陽子ちゃんは可志夫くんに告白をした。
そこから導き出される答えは、恋人同士にならないのであるなぁ…
二次方程式と違って、恋の方程式には解の公式なんてないんですよ。

陽子ちゃんのスポンサーさんは理解しているけれど、
結局のところ、可志夫くんの意地というか…
面子ですよね～
それだけに難しいところです。

可志夫くんも陽子ちゃんが惚れたマンドリンの腕を磨いて、
自分に自信を持とうとしているけれど、
陽子ちゃんが京大生じゃなかったら、さっさと次の恋に行かれて終了ですよ。
良かったですね、お互いが京大生で。
まぁ、京大生じゃなかったら、即付き合ってそうですが。

そして陽子ちゃんがプロレスを始めた理由ですが…

強い人になりたいからプロレスという答えを出してるあたり、
とても斜め上の発想すぎて、とても京大生ですよね。
そして全力で頑張ってるんだけど…
これって逆効果にしかならないと思うんだよね…ｗ

何はともあれ、可志夫くんも少し前進したし、
次巻は水着回があることだし、これからの展開にも期待ですね。

コロナ禍と浪人生活を乗り越え、晴れて京大生となった山川可志夫。
だが、京大で出会った同級生の多くは京大がゴールではなくスタート地点だったことを知り、
可志夫のアイデンティティが崩壊し、京大生恐怖症になってしまうのだった…！

そんな可志夫が京大で再会したのは、
高校時代は同じマンドリン部で、
今はプロレスサークルを一人で立ち上げた女傑、キッドこと沢北陽子。

この物語は京大で一番有名な女子に告白された京大生恐怖症の可志夫が、
断って逃げ出すところから始まるラブストーリー…！

作者の若木民喜さんが京大出身なのは有名ですが、
まさか京大を舞台にしたラブコメを始めるとは思いませんでしたね。
既存の作品でも京大が舞台の作品は多々ありますが、
そこにこの作品がまた一つ追加されるのだなぁ…

私は弟が京大生だったので、
京都で飲み会が有ったら泊まりに行ったり、
PCが壊れてレポートがピンチになった弟のために、
車に予備PCを積んで比叡山を越えて届けに行ったりしたので、
多少は地理には明るいつもりですが、流石に京大生のランチ事情までは知らないですねｗ

京大は平地にあるからランチの選択肢が色々と有って羨ましいな…
待兼山はその名の通り山の上だったから選択肢は学食しかなかったぜ…
まぁ、そもそも貧乏学生にはランチにそれほど金を使えなかったんだけどね。

それはともかく、可志夫の京大恐怖症というのもわからんではないです。
「勉強ができる」というのは一般的には個性の一つなんですけど、
「勉強ができる」のが当たり前の集団にいると埋没しちゃいますからね。
そこから自分だけの個性を見付けるのが難しいんですよ。

可志夫はマンドリンという個性があるけど、それに気付いてないし、
そんな可志夫のことが好きだという陽子の気持ちにも向き合えてないんですよね。

しかし陽子はプロレスやってるだけあって、
骨格や肉付きが良くて、個性が強いですね。
可志夫を簡単に持ち上げてるし、わりと新機軸なヒロインだと思います。

そんな陽子がどのような経緯で可志夫に惚れたのか…
そして現時点では逃げ腰な可志夫が今後どのようにして陽子に惹かれていくのか…
わからなくて、気になります。

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「結婚するって、本当ですか」
　　 アニメ化決定
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「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載された
「結婚するって、本当ですか」が
ついに、アニメ化

公式Twitter、サイト開設しましたhttps://t.co/ZNlKQ8HtPd#kekkon_anime pic.twitter.com/eoxyvARsCD

— TVアニメ「結婚するって、本当ですか」公式＠アニメ化決定 (@kekkon_anime) July 7, 2023

この11巻で完結なんですが、アニメ化するって、本当ですか。
まぁ、綺麗に終わったので2クールくらいあれば綺麗にアニメ化もできると思います。
ドラマ化もわりと好評だったのかもしれませんね。

さて、完結巻の表紙だけあって二人は笑顔ですね。
今までずっと真顔で世界各国の婚礼衣装に身を包んでいましたが、
やはり笑顔でいるのが結婚式らしいと思います。

本城寺ママに正式に結婚報告をした本城寺さんだけど、
全力で逃げられてしまい、何とか会いに行こうとしたら、
腹違いの妹のあおいちゃんが約束を破られたので一人旅をしようとしている所に遭遇し、
つい声を掛けてしまってから面白いことになってますね。

本城寺パパから事情を聞いた本城寺ママが一念発起して、
逆に会いに行こうと四国の中で二人が近付いて離れてと、
電車旅行しているのを見るとクスクスと笑ってしまいますね。
個人的には親しみのある松山駅が舞台になっていたので、
とても親近感があるし、本数の少なさには実感が伴いました。

下灘駅で親子二人で夕陽を眺めながら結婚について会話をして、
わだかまりを解消していき、最後には祝福されるというのは、
結構ドラマチックで良いですよね。
あおいちゃんの心にも何か良いモノが残るようだと嬉しいな。

しかし、結婚式について話を進めている二人が、
また間違ったルートに入りそうになったのにはハラハラしたけど、
少しずつ経験を重ねている二人はすぐに気付いて軌道修正し、
自分たちに合った結婚式をプロデュースするのは頼り甲斐があって良いですね。
とはいえ、まさか阿蘇で結婚式をするとは思いませんでした。

これも家婚の一つなのでしょうか。
しかも、料理が大原くんの手作りなのも驚きです。
まぁ、でも、二人らしくて良い結婚式ではないでしょうか？

単行本描き下ろしのエピローグも良かったですね。
これからの二人にも色々と問題が立ちはだかるでしょうけど、
二人で話し合いながら解決していってくれると思います。

まぁ、それはそれとして二人の子供ですけど、
あの大きさから考えて阿蘇での初体験でヒットしたんでしょうね…
避妊もしてなかっただろうしなぁ…
当然か…ｗ

阿蘇で結ばれた二人が帰ってきたと思ったら、
今度は本城寺さんの実父と腹違いの妹と偶然遭遇し、
色々とテンパってしまうんだけど…

大原くんは避けるだけで今まで向き合ってこなかった父親と対話し、
今度は本城寺さんがしばらく会ってなかった父親と対面することに。
何だかんだ、しっかりと親と話し合うことになってるあたり、
真面目に結婚を考えてるんだなぁ、というのは伝わってきます。

権田も何だかんだ頑張ってるし、
本城寺さんも料理をやり始めたりと成長を感じますね。

そしてラブコメも感じます。
結婚しようとしているのにこの初々しさ。
見てると微笑ましくて頬の筋肉が弛緩しますね。

父と向き合い、大原くんに支えられることで、
本城寺ママとも向き合うことに決めた本城寺さんだけど、
本城寺ママの方が逃げてばかりなあたりは苦笑いです。
苦手だったり嫌なことから逃げるのは本城寺さんとよく似てると思います。

本城寺ママのコンサルタントという仕事も、
大原くん相手にやらかしたことで先入観がありましたが…
案外きちんと相手と向き合い、思いやることができるんですね。
今回ちょっと見直しましたよ。
まぁ、母子の会話が成立するかは次巻にお預けなんですけどね。

本城寺ママに洗脳されてしまった大原くんが、
阿蘇の実家にいる本城寺を連れ戻そうとイキってしまい、
本城寺ママと一緒に阿蘇に行ったら家族顔合わせになってしまい…

洗脳された大原くんのイキリっぷりにイライラしましたが、
本城寺さんが正気に戻してくれて助かりましたよ。
まだ結婚していないけれど、ナイスな内助の功です。
というか、本城寺ママさんがだいたい悪いんですが…

子供の頃から何も決められない大原くんを見ていると、
過去の自分が思い出されて心にダメージを負うんですよね。
本城寺さんみたいに自分の趣味に邁進している人にはわかりにくいかもだけど、
人と衝突するのがとても臆病で、自分を押し殺す人っていうのはわりと居ると思うんです。

そんな大原くんが父親とちゃんと話すシーンは良かったですね。

まぁ、大原くんのお父さんは頑固そうではあるけれど、
DVとかはしなさそうだしね。
まだ向き合いやすいお父さんだと思います。

それはそれとしてキス以上に進んでいなかった二人が、
ついに初体験を迎えることに…！

しかも軽トラの上で…！

満天の星空の下、と考えると悪くはないんですが…
ド田舎ですしめっちゃ虫に刺されそうで心配になりますね…！

翌日の本城寺さんの葛藤を見ているとニヤニヤしちゃいます。
ただ、二人の結婚までには本城寺ママだけでなく、
本城寺パパにも挨拶がいるんだなぁ、とも思いました。
妹さんもいることがわかったし、これからどうなるのかな…

それはそうと避妊は大丈夫なんでしょうか。
まぁ、結婚するのなら問題ないのかもだけど。
子作りは計画的に。

結婚を決めた大原くんと本城寺さん。
二人はキスより先には進んでいないけれど、
阿蘇で大原くんの実家に改めて挨拶に行ったりとしてたんだけど、
そこで大原くんは大原パパから阿蘇に帰って会社を継いでくれと頼まれ…

二人とも考えて考えぬいて、悩みに悩みぬいた上で結局何も口にしないタイプなので、
ディスコミュニケーションが捗ってしまって読者としては悶々としてしまうんですが、
本城寺さんがうっかりと大原くんのスマホを取ってしまったがために、
大原パパから事情を聞いてしまい事態が動いてワクワクしちゃいましたよ…！ｗ

ハラハラもしているけれど、
本城寺さんがどういうリアクションをするのか楽しみが勝ってワクワクしちゃったんですが、
そのワクワクに見合うくらいに本城寺さんが予想外のアクションに出て面白かったですｗ

大原パパは色々と心労が重なってしまっているけど、
わりと自業自得なところがあるので頑張って貰うしかないのです。
とはいえ本城寺さんはわりと乗り気というか、阿蘇に順応できているので、
このまま順調に進めば良いのではないかと思ったんですが…

ここで本城寺ママが出てきちゃったからなぁ。

結婚は家同士のものである、という側面もまだ残っているので、
どうしても家族の話は避けて通れないと思うのですが、
本城寺ママはコーディネーターというかコンサル系な上に、
大原くんは素直なところがあるので…
何というか食い合わせが悪いなぁ、と思った次第です。

そう言えば実写ドラマがアマプラで配信し始めてるみたいですね。
実写化は興味が薄いので特に見てませんが、
少しでも原作ファンが増えるなら嬉しいです。