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:: 2024/11/7 木曜日::

■[漫画]スットコドッコイの尻拭い「エリスの聖杯」11巻

エリスの聖杯11巻エリスの聖杯11巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (11)
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アビーの救出が成功したけれど、まだ国の病巣は依然健在のまま。
隣国ファリスの陰謀を聞かされたコニーは頭が痛くなるが、
主人公タッグよりも先に深層に辿り着いたランドルフは、
その鍵を握る人物、カスティエル公爵を訪ねるのだった…

原作読んだ時も思いましたけど、
アデルバイド上層部が平和ボケのボンクラすぎてビックリですよね。

諜報も防諜もしていないのを見ると、
アルスターの必要性をヒシヒシと感じますよ。
ただ、現実を見てると…
大国が戦争を仕掛けるのに大義名分なんて必要ない、というのがわかるので、
そこはちょっと悲しくなりましたね…

スットコドッコイな男達の尻拭いをすることになったのがスカーレット、
という残念すぎる真実が明るみになったわけですが…
それでスカーレットが大人しく凹むわけではなく、
気炎を上げちゃうんですよね…
そして巻き込まれるのがコンスタンス・グレイルというわけですよ。

この国の女性は男性の尻拭いをすることが多々あるけれど、
だからといって大人しくサンドバッグにされるのではなく、
殴り返すことができるんですよね。
とはいえ、矢面に立つのはコニーなわけで…
頑張れコニー! 君の拳はまだまだ活躍の場が残されているぞ…!

:: 2024/8/10 土曜日::

■[漫画]コミカライズでやり直し人生!「美少女にTS転生したから大女優を目指す!」1巻

貧乏な毒親育ちで派遣社員だったのが心身を壊して人生が詰んだ松田佳史39歳。
女性として生まれていたら…、と寝たきり生活で現実逃避していたら、
何かしらの超常の力で生後10ヶ月の頃にTSタイムスリップしてしまう。
両親や姉、それに幼馴染みと前世とほぼ同じ環境の中で、
松田すみれとして悔いの無い人生を送るために、全力で生き直すことにするのだった…!

なろう発HJ文庫で書籍化するも1巻で止まっている作品なんですが、
作品内容と同じでコミカライズでやり直しって感じですね!
漫画としてよく出来ているので結構面白い、良い作品だと思います。
まぁ、私がTSモノ好きなのでアンテナに引っかかったっていうのは有りますが…w

美少女として生まれたのなら人生が必ずしも薔薇色になるわけじゃないけど…

それでもチビデブハゲとは天と地の差だとは思うのですよ!

それに前世の知識があるので、礼儀正しさと愛想の良さの必要性を理解しているため実践し、
周囲から愛されるようになり、自己肯定感が高まっていくというのもあるでしょう。
もちろん、すみれちゃんが前世の二の舞を演じることがないように、
真摯に生きているというのもあると思うんですけどね。

すみれちゃんの両親もわりと毒親の部類というか…
全世界で自分が一番正しいと思い込んでいる母親とか見てると、
私の親にソックリすぎてビビるレベルです。
もしかしたら当時はこういった親は田舎ではわりと多かったのかもしれません。
うちの場合はこれに加えて父がパチンカスのアル中だったのですが、
幸いなことに私は勉強の才能があったので何とか脱することができた感じですね…

毒親育ちだと常識が歪んで育つので人生が詰みやすいのですが、
すみれちゃんは前世で一度人生が詰んだ上に、
その時に受けたカウンセラーで普通という感覚を教わっていることで、
すみれちゃんとしては人生が歪まないように、健全に育っているのが微笑ましいですね。

同性の友人たちも出来て毎日が充実してるし、
地元で過ごしたとしても充実した人生を送ることができそうなんですが、
嫉妬に狂った姉によって全日本美少女オーディションに応募されて人生の転機を迎えます。

前世で声優を目指してバイトで学費を稼いで養成所に通っていた経験から、
その特技をいかして滑舌よく「外郎売」をやったら、そりゃ業界の人の目に止まりますよ。
現世では全くの素人で、誰の手垢もついていない女優の原石なんですから、
そこで見出されることが、業界へ入る糸口へとなるのです…!

とはいえ1巻なので、その糸口に入ったところまでしか描かれてないのですが、
とても続きが読みたくなる面白さなので、続きは是非とも出て欲しいですね。

:: 2024/8/9 金曜日::

■[漫画]可愛さ過多につき注意!「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 after the rain」1巻

大人気「お隣の天使様」シリーズのスピンオフコミカライズがマンガUP!で始まりました。
しかも担当は初々しいラブコメに定評のあるぷよさんです。
当然のことながら、とても可愛らしい真昼が描かれていますので、
読めば読むほど笑顔になれる、素敵なコミカライズになっています。

もちろん本編のコミカライズも別でやっているのですが、
どうしてもペースが遅くなるので、こういったスピンオフも有りだと思うのですよ。
だって真昼の可愛さを大量に摂取できるから!

原作からして糖分過多なラブコメ具合を見せてくれていますが、
その中でも短編をコミカライズしている関係か、
真昼の可愛さがジャブの如く高速でワンツーされている気持ちになります。
これは1RでKOされてしまう…!

個人的にお気に入りなのは周のパーカーを着込んだ真昼ですね!

からかわれたノリでパーカーをゲットした真昼が可愛い。
本人は精一杯やり返したつもりなのかもしれないけれど、
可愛さしかないあたりが最高に可愛いんですよね。
それと単純に萌え袖にキュンとしちゃう。

可愛さが詰まりまくった一冊なのですが、
原作同様に糖分過多な甘々さなので、
用法用量を守って摂取することをお勧めします!w

:: 2024/3/30 土曜日::

■[漫画]それぞれの歩む道「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ」5巻

ワルサの軍勢8万人をフレイヤ・ファミリア幹部8人で殲滅する…
そんな馬鹿げた戦術とも呼べないモノを有言実行する各人。
ある者は搦め手を真っ向から打ち破り殲滅し、
ある者は相手の隠し球を一刀両断して戦意を挫くのだった…

いやはや、戦いは数だよ兄貴! と申しますが、
ダンまちのようにレベル差と戦力差が圧倒的すぎる世界だと、
戦いは質だよ女神! という結論に達してしまうのですね。

まぁ、ワルサで好き勝手やってたラシャプも、
相手がフレイヤ・ファミリアだとわかった瞬間に逃げ出してるし、
神々もそういった認識なんでしょうね。
やっぱり舐めプして情報収集を疎かにするとダメですね!

ワルサの軍勢を退けたアリィが出した…
というかフレイヤが出した結論を飲んだアリィですが…
彼女がこれから歩む道は決して平坦ではないでしょう。
ですが、美の女神との出会いで得られた経験を糧にして、
これから真っ直ぐに進んで行くことが感じられる別れでしたね。
寂しい気持ちもあるけれど、これで正しいんだ、と感じました。

ちなみに「砂の海のミラージュ」もコミカライズされてます。

ダンまち本編を読んでいたら少し齟齬が感じられると思いますが、
ミラージュという名前の通り、蜃気楼のようなものですからね。
それでもアリィの今後が感じられて嬉しいです。
この短編もコミカライズして、この5巻に収録したのは英断だと思いますよ。

ちなみにファミリアクロニクルシリーズはもう一冊あるんですが、
そちらは時系列的にかなり先の話になりますからね。
ダンまちアニメ5期のネタバレが満載になってしまうので、
そちらが終わってからコミカライズが始まるんじゃないかな、と予想しております。
今から楽しみにしておきます!

:: 2024/3/29 金曜日::

■[漫画]美しい花には毒がある「エリスの聖杯」10巻

エリスの聖杯10巻エリスの聖杯10巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (10)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (10)

アイシャ・ハクスリー殺人事件の犯人とされたオルダスの無実を証明するため奔走するアビーと、
そのアビーを陥れるために娼婦を籠絡するデボラ。
アビーを助けたいコニーたちだったけれど正攻法ではどうしようもない中で、
コニーが頼ったのは、やっぱりスカーレットだった…!

いやはや、スカーレットは本当に頼りになりますよね。
判事を買収…、というよりも脅迫するために暗躍するとか、
コニーのような善良な人間ではどうあっても思いつかないですよ。
流石は悪役令嬢だけあります。

そしてアビーを助ける為に娼館が総出となるとか、
本当にアビーは慕われているんだなぁ、と感心しますね。
やはりデボラなどという陰険な貴族とは違いますよ。
まぁ、若い頃はかなりお転婆で大変な人だったみたいですけどねw

それに罠に掛けるのにも、単なる色気で釣るのでは無くて、
判事の嫉妬心を利用するというのがまた悪辣ですね。
男としてだけではなく、貴族としての矜持を刺激されたらねぇ…
そりゃコロッと騙されるわけですわ…

そして元凶となったアメリアですが…

自分の迂闊さが跳ね返っただけでなく、
虎の尾を踏んで痛い目を見て少しは懲りたかな?
自分は安全な場所でひたすら石を投げていたクズだということに、
痛みを知ることで思い知ったのなら幸いです。

取りあえずはアビーを巡る陰謀は解決したけれど、
大国ファリスが仕掛けている壮大な陰謀はまだ続いているので、
まだまだ油断はできませんね。
頑張れコニー&スカーレット!
この国の男達は総じて役立たずだからな!

:: 2023/9/20 水曜日::

■[漫画]負けず嫌いなお嬢様の軌跡「エリスの聖杯」9巻

エリスの聖杯9巻エリスの聖杯9巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (9)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (9)

リリィ女史が遺したエリスの聖杯の手掛かりをついに手に入れたコニーとランドルフ。
そこに記されていたのはエリスの聖杯とは、
隣国であるファリスからのアデルバイドへの侵略計画のことだった…!

この9巻はほぼほぼリリィ女史の物語ですね。
リリィが自己肯定感に満ち満ちていた幼少期にスカーレットに出会い、
敗北感を味わうところから始まります。

スカーレットという強烈な個性に出会った際に、
アイシャのように信奉するのではなく、
負けん気の強さでもって接して、
何だかんだで友人と呼べるだけの距離感を持てているのは、
リリィ女史の才覚と努力によるものでしょうね。

ただ、その才覚と努力は貴族令嬢としてのものだから、
国家間の陰謀というものは手に負えなかったんですね。
彼女もまた、ド三流な男たちの尻拭いをするハメになった結果、
その命を使う覚悟を決めたんだなぁ…

いやはや、本当にこの作品の男どもは頼りにならないんですよ。
大切なものを守るためには国家に喧嘩売るくらいして欲しいものですね。
まぁ、ヘタレはヘタレなりに頑張ってはいるみたいなんだけど、
コトが起こるまでにどれだけ積み上げてきたかが重要なわけで…
そこまで想定せずに安穏としていたツケを払っているだけなんだよなぁ。

それはそうと、現実のウクライナの情勢を見ていると、
大国が戦争を仕掛けるのには大義名分なんて必要なくて、
一方的ないちゃもんだけでやらかすんだということがわかり、
丁寧にやってるファリスがとても紳士的だと思えるようになりました。
これもまたフィクションが現実に負けたということなのかもしれない…

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