■[漫画]世界No.1の壁「メダリスト」11巻
メダリスト11巻
出版社:講談社
作者名:つるまいかだ
作者サイト:ratum – BOOTH
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中学生に上がったいのりちゃんは4月生まれということもあって、
光ちゃんより一足先にジュニアクラスになったんだけど、
ジュニアGPシリーズは世界を舞台に競い合うことになる上に、
年上の選手とも切磋琢磨しなくてはならないのだ!
しかもいのりちゃんの第一戦は世界No.1のいるかちゃんと戦うことに…!
以前から示唆されていましたけれど、
いのりちゃんに寄り添ってくれるトレーナー、金弓美蜂さんが新登場です!
柔道を嗜む女騎士って感じの金弓さんですが、
司先生とは違った視点でいのりちゃんを見守ってくれるのでとても心強いですね!
司先生はよく口説き落としてくださいましたよ!
金弓さんのお陰でいのりちゃんも足の痛みが軽減されたし、
何よりも、努力の量ではなく、努力の質を高める方向に切り替わったのが大きいと思います。
おそらく司先生も似たようなことは言ってたと思うんだけど…
伝わってなかったんだろうなぁ…
いのりちゃんは短期間であっという間に成長するんだけど、
それでも、初の海外で、世界No.1のいるかちゃんの壁は分厚かったですね…
頭をガンガン振りまくって氷上を踊るとか、
確かに照明の軌跡しか見えてないでしょう。
だというのに綺麗に氷に図形を描くんだから、
本当に、どれだけ努力を積み重ねたんでしょうね…
そして意外だったのが、ここでライリー・フォックスコーチが動いたことですね。
司先生ごといのりちゃんをスカウトするというのはわかるし、
良い目をしていると思うのですよ。
実際にオリンピック金メダリストだし、良い支持者が揃ってるし、
最高の練習環境だとは思うんですけど…
それ以上に司先生の情熱が凄かったし、いのりちゃんファーストがブレなかったのが凄い…!
司先生は真剣にいのりちゃんのことについて考えに考え抜いているからこそ、
引き抜きの甘い言葉にも惑わされないんですよね。
それがちゃんといのりちゃんにも伝わっているのが良かったです。
最近はいのりちゃんに言葉が届かなくて悩んでいるところが多々あったけれど、
本質的なところは、ちゃんと伝わっているんだなぁ、と安心しました。
それと巻末に収録されているジュニア合宿時のエピソードですが、
いのりちゃんが夜に瞳先生と話している所は心に染み入ってきましたね…
子供として大切にされた思い出かぁ…
瞳先生は中学生耳朶にマジ切れしてましたけど、
ちゃんと大切にされてきたという実感は得られてたんですね…w
それにいのりちゃんも2巻でお母さんが真剣に応援してくれるようになったことで、
とても良い思い出を積み重ね直しているところですからね。
これからも、大切にされ、愛されて欲しいですね…
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