本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2024/8/2 金曜日::

■[漫画]先輩らしい笑顔で「ぼくの好きな人が好きな人」3巻

長年想い続けた相手が目の前に居る…
その誘惑とToLOVEるが重なり凉風先輩は奏良へとキスをしてしまう。
取りあえず誤魔化しはしたけれど、
それを心の内に留めておくには乙女の心のキャパシティは限界で…

凉風先輩の初恋の相手が自分だと知らない奏良が励ますことで、
「自分への恋心を諦めないでください」と言ってることになってますが、
凉風先輩が良い笑顔を見せてくれているのでOKです!

凉風先輩はそうやって笑っている方が魅力的ですよ。

というか、凉風先輩って恋心がダダ漏れなんですね…
本人以外にはバレバレすぎる!
まぁ、こんな笑顔を見せてたらねぇ…
そりゃ周囲も察しちゃいますよ。

そんな凉風先輩の一番のライバルは美夜ちゃんなんですけど、
彼女は凉風先輩ラブとはいえ、何だかんだで奏良のことが結構なお気に入りなので、
そっちのルートもまだまだあるっぽいんですよねー
それに今回出てきた新ヒロインのピルヴィちゃんも可愛いのですよ。

そばかす片目隠れで53の恐怖症を持つ生徒会長とか、
ニッチな属性がてんこ盛りな女の子です。

奏良の天性のお人好しとお節介のお陰であっさりと仲良くなりましたけど、
今のところフラグは立ってませんね。
当て馬にはなってそうな気はしますが、
ピルヴィちゃんは良い子なので、彼女が泣くような展開にはなって欲しくないですね。

しかし奏良と結ばれるのは本当に誰になるんだろう…
わからん…
続きが楽しみだけど、わからなくてソワソワしちゃう。

:: 2024/1/17 水曜日::

■[漫画]想い溢れる恋心「ぼくの好きな人が好きな人」2巻

年下の美夜に恋する奏良は、美夜が恋する相手の凉風先輩に恋愛指導を条件に、
治験部という怪しい部活に入ることに!
凉風先輩は子供の頃に命を救ってくれた治験の王子様に恋をしているんだけど、
その正体が奏良であることに気付いてしまい…

衝撃の一巻ラストからの続きですが、
ついに長年恋患いをしていた相手を目の前にした凉風先輩が、
クールビューティー(?)な雰囲気を出せるかというと…

そんなはずがないんですよねー!

元々奏良への好感度は少しずつ上がっていたのに、
そこに治験の王子様だったというブーストが極限にまで掛かったことで、
あっという間に好感度がストップ高になってしまった訳ですよ。
しかも、その後も次々と奏良への好感度向上イベントがどんどん積み重なっていくわけで…
そりゃ、耐えられる訳がないんですよね…

ただ、奏良本人はずっと美夜に恋してるんですよ。
もちろん凉風先輩の魅力には気付いてて、少し惹かれているように見えるんですが…

それでも美夜への恋心は不滅なんですよねぇ…
だからこそ凉風先輩はかなりしんどいことになるんですけどね。

ただ、しんどいというか、想いが溢れすぎというか…
だからといってこれほど衝撃的なラストを見せるとはね!
1巻の時といい、凄く強烈な引きを見せてくれますよ。
これは3巻が怖くなりますね…!

:: 2023/10/28 土曜日::

■[漫画]恋の三角関係は一方通行「ぼくの好きな人が好きな人」1巻

秋月奏良は後輩女子の不破美夜に三年間恋い焦がれた末に告白するも「好きな人がいる」と言われ、玉砕。
美夜の姉、真昼にその好きな人が治験部の部長、涼風朝陽その人だと知らされた秋月は、
凉風先輩が美夜に相応しいか確かめに行ったら、そこに居たのは…

幼い頃に命を救ってくれた男の子にずっと恋する、美人だけど変わっている女の子で…!

この物語は三角関係の一方通行ラブコメです。
「生徒会の一存」で有名なラノベ作家の葵せきなさんが原作で、
つづら涼さんが作画を担当し、ヤングアニマルZEROで連載しているんですが、
かなり面白いですよ!

「生徒会の一存」でもそうでしたけど、男キャラは気遣いの塊なんですよね。
良い人というか…、優しさのパラーメーターが振り切れてると思うのですよ。
そんな秋月くんを相手にしても惚れないとか、美夜ちゃんの恋は一途だと思うのです…!

好きな人が同性相手とはいえ目の前でこんなに直球の恋する乙女の顔をされたら、
そりゃ秋月くんもこんな顔しますよ。
美夜ちゃんも秋月くんの良い所はちゃんと知ってるし、気付いているんだけど、
大好きな凉風先輩が恋する「治験の王子様」の正体が秋月くんだと知っているからこそ、
素直になれないというか…
まぁ、仕方ないよね…!
恋は論理的ではないのです。

ただ、凉風先輩にはそういったしがらみがないですからね。
ずっと命を救ってくれた「治験の王子様」に恋をしてても、
その記憶も朧気だし、特に秋月くんに対する偏見もないから、
すんなりと秋月くんの良い所にも気付いてしまい、少しずつ絆されるわけです。

物理的にも心理的にも距離が近付いてきて、
業界用語で言うところのフラグが充分に立ってきた状態での、1巻ラストですよ。
そう… もう少し引っ張るかと思いきや、
意外と早く「治験の王子様」の正体に気付いてしまいますからね…!

メタ的に推測すると、さっさと作品の面白さを出さないとこの業界は厳しいですからね。
それに、恋する相手に気付いてからでもこの作品の面白さは充分発揮できるというか、
むしろそこからが本番と言えますからね。
本気で恋する凉風先輩の可愛さがマシマシになる2巻が今から楽しみで仕方ありませんよ!

:: 2022/11/2 水曜日::

■[漫画]暴れん坊英雄「そのへんのアクタ」3巻

そのへんのアクタ3巻そのへんのアクタ3巻
出版社:白泉社
作者名:稲井カオル
作者サイト:171号室
作者twitter:稲井カオルさん(@Kaoru_Inai) / Twitter
紙書籍通販:そのへんのアクタ (3)
Kindle版まとめ買い:そのへんのアクタ
DMM電子書籍:そのへんのアクタ (3)

人望厚かった桐生隊長が実はプレッシャーをアルコールで誤魔化して、
遂には逃げ出しただけだったということが判明した2巻。
これで誤解もとけて芥の鳥取基地生活を送れると思いきや、
イズリアンを根絶する計画が動いてるらしくて…?

ちょっと寂しいですがこの3巻で完結です。
終わり方としては良いモノでしたし、最後まで面白かったんですけどね。
唯一の心残りは百福さんと芥のラブコメ成分が薄かったことかなぁ…

芥のばあちゃんが動いたらあっさりとくっつきそうな気がしないでもないですが。
というか、芥が自発的に動きそうにないというか、
精神年齢が小学生だからこれからが長そうというか。
もう百福さんが尻に敷いてあげるのが良いんじゃないのか。
そんなことを悶々と考えてしまうのです。

それにしても芥も鳥取に来て変わりましたよね。
本部の人たちが一番驚いて困ってそうですが、
芥を鳥取に左遷したのも本部の人たちなので自業自得でしょう。
芥も自分らしさというものを少しずつ見付けた結果だと思うので、
良い変化なんじゃないかな、と思います。
ただ、支部長の変なラップに影響されないと良いな…w

:: 2021/8/30 月曜日::

■[漫画]社交性エクストリームモードの英雄「そのへんのアクタ」2巻

そのへんのアクタ2巻そのへんのアクタ2巻
出版社:白泉社
作者名:稲井カオル
作者サイト:171号室
作者twitter:稲井カオルさん(@Kaoru_Inai) / Twitter
紙書籍通販:そのへんのアクタ (2)
DMM電子書籍:そのへんのアクタ (2)

宇宙から来たイズリアンとの戦闘が日常になったゆるゆるアポカリプスで、
戦闘バカの終末の英雄、芥仁が鳥取に左遷されて、
平和ボケの日常に適応障害を起こしながら過ごしていく「そのへんのアクタ」2巻です。
まさかヤングアニマルZEROがちゃんと続いて2巻が出るとは思わなかったなぁ…

基本的に稲井カオルさんの作品はシリアスになりきれないというか、
シリアスかと思わせてコメディ、という作風ですので安心して読めますね。
基地の同僚に嫌味を言われても通じないかと思えば、
高校生みたいな喧嘩をしていて、とてもアホらしくて面白いです。

1巻終盤でイズショット(特攻兵器)に細工をされて不具合を起こされてたけれど、
それらの原因は芥が来る直前に出奔していた桐生隊長が原因だったんですね。

桐生隊長本人が悪いというわけではなく、
みんなにとって太陽のような存在だった桐生隊長が、
芥が左遷されてきたせいで出奔したと考えた人が、
どうにかして戻ってきて欲しいから起こした騒動だったわけで…

まぁ、そういった問題もシリアスになりきれず、
桐生隊長も陽キャに見せかけたちょっと困った人だったりと、
基本的に笑えるコメディになってて面白かったです。
あと、芥と百福さんの仲が少しよくなってて微笑ましかったですね。
3巻では芥がもうちょっと基地の人たちと馴染めると良いですね。

:: 2020/6/29 月曜日::

■[漫画]ゆるゆるアポカリプスの過ごし方「そのへんのアクタ」1巻

そのへんのアクタ1巻そのへんのアクタ1巻
出版社:白泉社
作者名:稲井カオル
作者サイト:171号室
作者twitter:稲井カオルさん (@Kaoru_Inai) / Twitter
紙書籍通販:そのへんのアクタ (1)
DMM電子書籍:そのへんのアクタ (1)

2024年、宇宙から襲来した謎の生命体イズリアン。
沿岸からやってくる奴等に対応するために日夜奮闘する駆除隊。
そこで”終末の英雄”と言われる芥は7年間最前線で戦い続けた結果は…

それでもどっちつかずの日常を得たのだった…

この作品は時代遅れの英雄が鳥取に左遷され、
平和な日常に戸惑いつつも少しずつフィットしていく物語である…!

うたかたダイアログ」の稲井カオルさんによる新作です。
元々少女漫画にしては男性受けもする作品を描く人だと思ってましたが、
まさかヤングアニマルZEROという青年誌で新作を描くとは思いませんでした。
相変わらず会話芸がキレッキレで面白いですが、今回は世界観も面白いですね。

戦場に慣れすぎた主人公が平和ボケした日常に適応障害を起こす物語というのは、
「フルメタル・パニック」と同種ですけど、あれよりもだいぶマイルドというか。
主にヒロインである百福副隊長が暴力系ヒロインじゃないあたりとかね。

まぁ、変わった人ではあるんですけども。
基本のんびりというか、自分のリズムで生きている人なので、
相手が”終末の英雄”だろうとマイペースに対応しちゃうんですよ。
みんなが扱いに困ろうが、百福さんなりにちゃんと対応してくれるので、
良い人だとは思うんですよね。

まぁ、変わった人なんですけども。

少しずつ、それこそミジンコレベルで一歩ずつ鳥取の日常に適応する芥より、
周りの面子が芥のことを理解する方が早いような気がします。
周辺の小学校の教師とか、ちょっと凝り固まった困った人もいるけれど、
みんなわりと良い人なので芥のことを少しずつ理解して歩み寄ってくれるので、
わりと微笑ましく思えますね。

ラストがちょっと不穏だったのが気になるところです。
まぁ、この作品だから笑いに繋がるオチになるとは思うんですけどねw

基本的に「うたかたダイアログ」と同じように会話のノリが面白いので、
そういうのが好きだった人は安心してお読み下さい。
面白いよ!

第一話は作者の稲井カオルさんのtwitterに上がってるのでそちらからどうぞ。

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