フラン☆Skin

今度はコーラルに教えられた塔の情報を頼りに海中神殿へと赴くことになったケーナ。
その前にリットちゃんに会いに村に立ち寄ったら、
そこにはオウタロクエスからやってきたという、
何か高飛車なキャットピープルな冒険者に難癖を付けられて…

初っ端から決闘を申し込まれるとか、
ケーナってばスキルとか気軽にポンポン使って無自覚に周囲を刺激しちゃうからね。
仕方ないね。

とはいえ、ケーナ相手に決闘なんて無謀の良い所なんですよね。
お兄ちゃんは事情を知ってるから止めたけど、妹は止まらなかったので仕方ない。
国家機密だから教えられないっていうのもあるんでしょうけどね。
この跳ねっ返りの妹ちゃんも、事情を知ることができれば良いんだけどね…

そして後半からは海中神殿に行くことになるんだけど、
その前にクエストで発生した霧に侵攻された漁村があって、
そこでは他のプレイヤーが偶然いたんだけど…

ネトゲと言えばネカマもいるので、当然TSキャラもいるのだった…！
元が男なので一人称とかも油断すると”俺”になっちゃうんだけど、
面倒見の良い姉御って感じがして、悪くないと思うのですよ。
しかし、おっぱいが大きいあたりにネトゲキャラへのコダワリが感じられますね。

クエストの被害に遭って両親を失ったルカちゃんを引き取ったケーナが、
海中神殿である塔の管理に成功し、これからのんびりできるかと思いきや、
姪でありオウタロクエスの女王サハラシェードが懸念する廃都の問題もあり、
何かと面倒事に巻き込まれそうな気がしますね。

TVアニメ版ではルカちゃんを引き取ってしばらくしたら終わっちゃったけど、
このコミカライズはその先もちゃんとやってくれそうなので安心ですね。
続きが楽しみです。

ヘルシュペルでのプレイヤーが頭目をやっている盗賊を巡る騒動も一段落して、
帰り道に寄り道しつつフェルスケイロに戻ってきたケーナ。
クエストを受注して森の中に行ったりとととのんびり過ごしていたら、
王都で偶然にもイベント発生条件が満たせてしまいレイドボスが誕生してしまい…

今回は前半では姦しい女性たちの討伐クエスト道中…
もとい気軽な小旅行って感じでほのぼのしてましたが、
後半からは一転してレイドボス討伐戦で盛り上がりましたね。

ケーナの討伐クエストに同行することになったのは、
ロンティとその友人であるマイ。

見ただけでやんごとない身分だとわかるマイだけど、
ケーナはそういうことは気にしないですからね。
むしろ気付いてても無視するのはデン助の時にわかっているわけで。
それよりも恋バナをしちゃうくらいに打ち解けてて微笑ましいのです。

後半からのレイドボス戦は、
プレイヤーであるコーラルとシャイニングセイバーの二人が頑張り、
スカルゴやマイマイたちが精一杯やるも足止めくらいしかできないのに、
ケーナは魔法2連発で倒すあたり、規格外だなぁ、と感じますね。
というか、そもそも魔法耐性が高いレイドボスを魔法2発で沈めるとか、
ゲームバランス的におかしい…ｗ

ただ、コーラルとシャイニングセイバーの友人関係を見ていると、
そんなケーナも気の置けない友人がいない今の状況は物悲しいみたいで…

生前だとオプスがそのポジションにいて、
友人同士の付き合いの得がたさを知っているだけに、より寂しく感じてしまうのでしょうね…

コーラルとシャイニングセイバーと知り合ったことで、
プレイヤー同士の情報交換も出来たけれど、
まだまだ塔は残っているし、これからも冒険は続きますね。
少なくともアニメ版の最終回まではやって欲しいところです。

守護者の塔を探してヘルシュペルを目指すエーリネさんたちに同行したケーナ。
途中で盗賊一味を成敗して王都に到着したんだけど、
マイマイのおつかいで赴いた堺屋で出会ったのは…

なんと孫だった…！

現在TVアニメ放映中の「リアデイルの大地にて」ですが、
このペースだとこの4巻の内容にもすぐに追いつきそうですね。
原作の圧縮方法がアニメとコミカライズで違うので、
どちらも楽しめそうです。

この4巻でケーナが出会うのは孫とひ孫だけでなく、
ケーナ以外のプレイヤーもいるんですよね。
ただ、このプレイヤーというのがまともな奴ではなく…

PK野郎のお子様なのが頭が痛いんですよね。
厨二病装備の小学生男子ってところでしょうか…
それでいて能力が一般人をはるかに凌駕しているから更に頭が痛いわけで。
まぁ、ケーナからしたら鎧袖一触なのは同じなんですけどね。
孫の顔を立てつつ、ちゃんとお仕置きするのは流石と言えます。

巻末収録のリットとミミリイのやさしい日常はとても心が温まりましたね。
この優しい日々をケーナも満喫できる日が来ると良いですよね。

リアデイルがサービス終了していることを知ったケーナは、
かつての仲間と合うことも絶望的だと感じてふさぎ込んでしまう。
しかし、そんなケーナを心配する人は居て、
その筆頭である息子のスカルゴはケーナがいる宿に押しかけるんだけど…

ケーナが意外とタフで良かったですね。
このままマイマイの考えたように引き篭もったらどうなるのかと思いましたが、
むしろ兄妹喧嘩をあっさりと制裁するほどに復活するとは…ｗ

良い子には褒めるけど、悪い子には鉄拳制裁。
復調した理由も含めて大雑把というか豪快というか…
うーん、ケーナってば肝っ玉母さん系かもしれない。

しかし驚いたというかちょっとがっかりしたのは、
原作にあった王都でのイベントがたった1ページに圧縮されていたことでしょうか。

ケーナによるポーション作成授業とか結構好きだったんですが…
原作は長いのでどこかでは圧縮する必要があるとは思うのですが…！
それでもちょっぴり寂しいものがあるのも正直な気持ちなのです。

王都でのイベントは圧縮されたけど、
王都からの旅路はちゃんと描かれてますね。
辺境の村に立ち寄ってリットちゃんと再会したのは微笑ましかったけど、
関所を乗っ取った盗賊退治はちょっとケーナには凄惨すぎでしたね。

まぁ、ケーナの実力披露としては爽快感もあったのですが。
ラストでは新キャラ登場のフラグを見せてくれてますが、
はたして一体誰なのか…？
次の４巻が楽しみですね。

VRMMOリアデイルの世界から200年後の時代で目覚めたケーナが、
辺境の村でのんびりと過ごしていたんだけれど、
ゲーム時代に設定した三人の子供たちや、
他のスキルマスターのことも気になるので隊商と一緒に王都に行ってみると…

暴れん坊将軍の「余の顔を見忘れたか」や水戸黄門の「この印籠が目に入らぬか」
に代表されるような、偉大なところを見せつけるシーンというのは印象に残りやすく、
実際にこの原作を読んだのはかなり前なのにこのシーンは記憶に残ってました。

王国の大司祭になっている息子さん…
国の要職の半分がケーナの子供たちというのも凄いし、
その子供たちがお母さんのことが大好きというのも実に良いですよね。

ケーナ自身は王都での冒険者生活を堪能しているというか、
リアルでは寝たきりだったので、全力で身体を動かすのを堪能しているみたいですね。
まぁ、VRよりもリアルに感じるでしょうしね。

そしてケーナの子供たちの中で唯一アポなしで会えたカータツですが…

強面で部下たちに畏れられる親方も、
母親の前ではかたなしになってて可愛いですね。
ひげ面のオヤジが可愛い美少女に頭を撫でられて照れてるとか、
絵面的にも微笑ましいというか。
うん、良いよね…

ケーナがこの世界のことについて知識を深めたことで、
ちょっと苛酷な真実すぎてちょっと塞ぎ込んでしまったけれど、
大丈夫、ケーナはきちんと復活しますよ！
3巻でも明るいお馬鹿な展開も沢山あるはずなので楽しみです。

先月新刊情報をチェックしていて驚きましたよ。
ログホラや魔法科高校と同時期になろうでハマった小説が、
いつの間にか書籍化されてコミカライズされてた上に、
その単行本が出るっていうんですもの。

この作品は…
事故で寝たきりになった少女、桂菜がVRMMOをプレイして寝落ちして、
気が付いたらVRMMOの設定が反映された世界”リアデイル”の200年後のとある宿屋だった！

スキルマスターNo.3という全プレイヤーの中でもトップ層であり、
ハイエルフという種族で長寿命な桂菜ことケーナはどう生きていくのか…！

女性主人公というのもあってわりとほのぼのした雰囲気の作品なんですが、
デフォルメされた画像がとてもゲームっぽくて、
ほのぼの度がとてもアップしていますね。

昔のゲームキャラってこういうデフォルメされてるのが多かったですよね。
なんというかノスタルジーを感じます。

1巻ということもあって、始めの村から殆ど動いてませんが、
これからドンドン動いていくと思いますし、
プレイヤー、というよりもケーナの規格外さが更に詳らかになってくるので、
もっともっと賑やかで楽しくなっていくと思います。

まずは3人の子供たちに会うことからですね。
未婚なのにゲームの仕様上存在してしまう子供たち…
うーん、改めて考えても中々に凄い設定だ…ｗ