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:: 2024/9/16 月曜日::

■[漫画]ヒトを集めに船旅へ…「ロメリア戦記 ~伯爵令嬢、魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織する~」4巻

ギリエ峡谷の魔物を討伐し、金鉱山を越えた先で港湾工事を始めたロメリアだったけど、
モノとカネは揃っているのに、一番重要なヒトが中々集まらなかった…
そこへ商人のセリュレが紹介してきたのはメルカ島のモーリス船長。
しかしメルカ島は魔族との争いの後、大国かの圧力で逼迫している状況で…

アニメ化決定なようで、おめでとうございます。
アニメの尺の都合なのか原作は1.5巻とも言うべき外伝が出ましたが、
このコミカライズ4巻はその外伝の前半が描かれてます。
…多分、アニメは原作1巻、1.5巻、2巻で1クールじゃないかな?

表紙になっている赤い服を着たロメリアはみんなに褒められるんだけど、
自己肯定感が低い彼女は褒められ慣れてなくて、恥じらってるところが可愛いですね。

ロメリアはもう少し部下からモテモテなのを自覚するべきですよ。
あいつらロメリアの水着姿を妄想して悶々としちゃうくらいにメロメロなんですよ?
中には女神の如く崇拝する奴等もいるでしょうしね…
全く、ロメリアはそういう所だけは治らないんだよなぁ。

ロメリアは船旅に慣れてるけど、部下のみんなは船酔いでダウンしちゃうのはわかります。
ただ、内海でこれでは、外洋に出る必要があるロメリアの最終目標を考えると…
みんなはもっと船旅に慣れる必要があるんじゃないでしょうか?
それ以前に武力とか学力とか、他に鍛えるべきことが諸々ありますけどね!
たとえば礼儀作法とかね!

ロメリアは上司として部下の教育に責任を持たないといけないから大変だなぁ…w

部下のガットが奮起する原因となった、幼馴染みのポーラからの叱咤ですが…
彼女の恋心はしっかりと理解できているんですよね…
ロメリアも朴念仁というわけではないみたいなんですけど、
自分に向けられる好意には本当に鈍感なのは何故なのか…
お前は鈍感系ラノベ主人公か…!(鈍感系ラノベ主人公です

メルカ島はその来歴から、住人の殆どは島外の人間を信じられないから、
肝心のヒトの勧誘は一筋縄ではいかないようですけど、
人が好いのが揃っているのがロメ隊ですからね。
大変だけど、頑張ってくれた上で、きっと何とかしてくれますよ!

:: 2022/5/22 日曜日::

■[漫画]窮地での覚醒「ロメリア戦記 ~伯爵令嬢、魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織する~」2巻

辺境の地カシューで新人兵士たちを率いて魔物討伐をしていたロメリアは、
クマ退治のつもりで赴いた先で魔族の斥候部隊と邂逅してしまう。
歴戦の魔族に対してこちらは初陣がすんだばかりの新兵ばかり。
頼みの綱のリーダー格アルも重傷を負う中でロメリアが取った策は…

原作を読んだことでわかったんですが、
このコミカライズは脇役に深みを持たせるのがとても上手いですね。
汚職代官のセルベクすらも、彼の過去を描くことで彼のキャラクターがよくわかり、
それによってロメリアの業の深さも際立っていて面白かったです。

そして、ロメリアが王子との魔王討伐の旅路で出会った遍歴の癒し手。

原作では軽く触れられているだけの彼でしたが、
ロメリアの追想が描かれることで、
彼がどれだけロメリアに影響を与えたのがとても伝わってきたし、
彼に対してどのような想いを持っていたのかもわかり、
それ故に彼を失った時の慟哭も伝わってきてしまいましたね…

もちろんロメ隊のみんなもしっかり描かれているので、
ロメリアが慕われていることがよく伝わってきたし、
ロメリア本人が鈍感なのもとてもよくわかりましたねw
アルとレイの想いが報われる日は来るのだろうか…
来ない気がするなぁ…w

:: 2022/5/21 土曜日::

■[漫画]戦場の聖女「ロメリア戦記 ~伯爵令嬢、魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織する~」1巻

海を越えてやって来た魔族の侵略から国を護るため立ち上がったアンリ王子は、
その本懐を成し遂げたと同時に、旅を支えてくれたロメリア伯爵令嬢との婚約を破棄する。
ロメリアは魔王討伐の栄誉も受けられない中で魔王軍残党を駆逐するため、
辺境の地で軍隊を組織しようと動き出すのであった…!

マッグガーデンのマンガドアというアプリで連載しているので知名度はかなり低いのですが、
かなり良い出来のコミカライズで面白いです。
原作を読んだ後に読むと、良いアレンジをしていることがよく分かって感心します。

例えば魔王討伐してから帰国するまでのアンリ王子たちのやらかしを最小限にし、
読者が読んでてストレスを感じないようにしていたり、
セッラ商会のミネボーの心情を見せることでクズっぷりを見せたり、
ロメリアが組織する軍の中核を担うことになるアル視点を見せることで、
彼のこの時点の気持ちが分かるようにしてたりと、とても良い感じなのです。

それでもロメリアの父親の気持ちは敢えて見せないようにしているのでしょうね。
でも、彼の気持ちは何となく伝わってくるような気がします。

原作でも不器用な優しさを感じてましたが、
コミカライズで顔が見られることで、それがより分かりやすくなったような気がします。

ロメリアはおそらく父親似だと思うんですよね。
心の中では感情が荒れ狂ってても表情に出ないところと、
偽悪的に振る舞ってでも目的を達しようとするところとか。

娘のために悪意に晒されようとも宴に出るところとか、
戦場で兵士を鼓舞するために戦えないのに飛び込むロメリアとよく似ていると思うんですよ。

この漫画は戦記モノなので戦闘が多いのですが、
これだけの画力でここまでしっかり描くのは大変だろうな、と思います。
とても面白いので続きも是非読んでいきたいところです。
まぁ、原作読んでるとこれからのバトルはどんどん人数も装備も大変になっていきそうなので、
大変だろうな、とは思うんですけどね…w

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