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:: 2013/7/8 月曜日::

■[漫画]痴話喧嘩のちハッピーエンド「世界の果てで愛ましょう」8巻

世界の果てで愛ましょう (8) (電撃コミックス)
著者/訳者:武田すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-06-27 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

命懸けで命を助けた異世界の王子様に無理矢理性転換させられて求婚されるという、
初期設定からハチャメチャだった物語がハチャメチャなまま綺麗に完結しました!

獣の姿に変えられた王子に涼馬が言った一世一代の告白を、
見事に忘れてしまっていた王子に怒って勃発した痴話喧嘩。
素直になれない二人が周りの友人や兄弟たちを巻き込み、
相変わらずの騒動を繰り広げるんですが、
異世界では威厳がある態度を取るけど、涼馬のご機嫌を伺う時は柱の陰からコソコソするという、
涼馬以上に乙女なトコを見せる王子のコメディっぷりとか、もはや様式美に見えますね。(笑

涼馬と王子以外の面々もハチャメチャで、
祐二はタイタニアの旅館で鍛えられたのかやたらハイパワーになりつつも、
身分を捨てて恋に生きる王女様には相変わらずタジタジなトコが面白いです。
それと、王子の臣下たちも脇役ながら良い味出してるんですよね。
涼馬が下手な変装で潜入したらその意を汲もうと影ながらフォローしたりね!
最後のエピローグで涼馬が平穏な生活を送れているのも、
その臣下たちがしっかりとフォローしているんだろうなぁ、と思います。

今回はページがギリギリになってるんで描き下ろしがないかなー、
と思ってたんですが、カバー下にはきちんと描かれてて嬉しかったです。
特に今回はエピローグとして貴重かつ重要ですので、
カバー下まで読んでこそと言えましょう!

私が性転換ネタ好きだということを差し置いても良い漫画でした。
次回作にも期待したいトコであります。

:: 2012/10/29 月曜日::

■[漫画]美女と野獣「世界の果てで愛ましょう」7巻

世界の果てで愛ましょう 7 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

今回は大半がシリアスモードですよ!
エミリオ王子を狙う、病弱で王位継承権を放棄したルザニアのニコライ太守が、
奸計によって涼馬を奪取してエミリオ王子に決闘を申し込み、
戦争直前にまでなる展開ですが…

エミリオと涼馬の相思相愛っぷりが凄い!
涼馬への愛の深さを感じさせるエミリオの覚悟と行動も凄かったけど、
ニコライの手で野獣の姿に変えられて徐々に理性を失っていくエミリオに対して、
自分の身が犠牲になりそうになりながらも博愛的な行動で応えようとする涼馬。
お互い素直じゃないけど、もう充分相思相愛なんじゃないかな!

そしてニコライだけど、彼も可哀想な王子だったんだなぁ、と。
厳しい環境で育ったがために考え方も歪つになったが故の蛮行が切ないですね。
まぁ、それでいてオチのアレにはギャップがあって笑わされましたけど。(笑
良いお世継ぎが出来ると良いデスネ。

ずっとシリアスな話ばかりだったのでラスト一話でのコメディっぷりと、
描き下ろしでの餃子のアフターエピソードには笑わされましたよ。
涼馬はこのままだと例えエミリオ王子と結ばれてリッチになったとしても、
意地汚い所は直らないんだろうなぁ、と思いました。(笑

:: 2012/5/3 木曜日::

■[漫画]祐二を求めてタイタンの湯「世界の果てで愛ましょう」6巻

世界の果てで愛ましょう 6 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-27 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

記憶喪失→実の兄の涼馬(♀へ性転換済み)を押し倒す→家出
というコンボを炸裂した祐二が流れ着いたのはタイタニア王女アリシアが経営するタイタンの湯。
戻れない祐二が住み込みバイトを始め、一番テンパってるのはアリシアな訳です。
今回は恋する乙女なアリシアがやたら可愛いかったです。

しかし涼馬は馬に蹴られるどころか馬を蹴る勢いでアリシアの恋路を邪魔しまくりですね。
祐二を何とか連れ戻そうとあの手この手と妨害しまくりでアリシアにちょっと同情するレベルですよ。
というか涼馬は祐二に押し倒されたことだって全然気にしてない器の大きさですよ。
まぁ、何にしても良いトコで落着したので、今後のアリシアさんの恋路にも期待です。
カバー下おまけ漫画を読む限り祐二の方も離れられないみたいですしね。(金銭的な意味で

それと後半の手前に入っている「餃子の王子様」はコメディとして面白いです。
涼馬に教わった餃子の中身を間違って全国放映してしまった王子の尻ぬぐい的な話なんですが…
王子をアゴで扱き使う涼馬が餃子の味を求めてひたすら頑張り、
涼馬が餃子に思い入れがある理由も良い話なんですが…
まぁ、何とも綺麗にコメディでしたね!(笑

そして後半では少しずつ毒されていってる涼馬が見られるんですが、
このままなし崩しに花嫁エンドに行かなくて、ここにきて大きなストーリーの転換点に。
王子に忍び寄る魔の手と、巻き込まない為に愛してるからこそ涼馬を突き放そうとする王子。
でも敵の方が一歩先を行っていて、果たして連れ去られた涼馬ははたしてどうなるのか?
何となく物語の終盤っぽいので次回あたりで最後だったりするのでしょうか?
何はともあれ7巻も期待です。

:: 2011/8/31 水曜日::

■[漫画]涼馬くんのお人好しは世界を救う「世界の果てで愛ましょう」5巻

世界の果てで愛ましょう 5 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:たけだ動物園

大国デンバーの王子にしてエミリオ王子の実弟であるアレックスが仕掛けた、
涼馬を利用してのエミリオ王子暗殺計画。
男に戻る薬を餌に涼馬を利用していたつもりのアレックスにも、
毒を飲まされると思っていたエミリオ王子にも予想出来なかった、
自らが毒をあおることで解決しようとした涼馬だったが…!?

という訳で肉親同士で血で血を洗う戦いに明け暮れていた王子たちにとって、
ドがつく程のお人好しな涼馬は完全に想定外。
アレックスはかつて自分を救った母の面影を幻視して涼馬の中に母性を見ることに。
またエミリオも妄執に囚われることなく即位した頃の初志を貫徹して、
アレックスには兄弟としての罰を下すのみとすることに。
うーん、涼馬の母性ってばぱないの。

柔道部のチアリーダーを頼まれるという、
何ともバカらしい展開の話でもそのお人好しっぷりを見せつけて、
非常に心揺さぶられまくりというか、乳も揺れまくりな涼馬は、
本当に罪作りな可愛さだと思うわけですよ!
女の子より女らしい涼馬には気むずかしい貴族のグリンデルさんも遂にはデレてしまうのです。

まぁ、そんな涼馬に初期からデレてる実弟の祐二なんですが、
長期連載に付きものの記憶喪失をすることでとんでもない勘違いをして、
家出&タイタニアの旅館に行くことで次のフラグが立ってる訳なんですが、
はたしてブラコン(シスコン?)は治るのでしょうか?
…無理な気がするなぁ。

しかし何だかんだでエミリオ王子のことを信頼している涼馬が可愛いわけですが、
その涼馬が母親似だったのにはビックリです。
オヤジさん、良い嫁貰ってたんだなぁ…

:: 2011/3/3 木曜日::

■[漫画]涼馬くんの意地っぱりー!「世界の果てで愛ましょう」4巻

世界の果てで愛ましょう 4 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-02-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:たけだ動物園

TS(性転換)モノのお約束の一つに、
「身体は女の子なのに言動は男の子」というものがありまして、
今回はその中でも顕著な例の一つ「パンツ一枚での行動」をフィーチャーした、
大変に抱腹絶倒なネタが初っ端から入れ込まれ笑いの渦に誘い込まれます。
ちなみに「女も自宅ではパンツ一枚で居るよ」という事実は、
男の夢を破壊するものなので気にしない方向で。

しかし本当に涼馬くんが意地っぱりなんだよなぁ。
ツンデレとはまた違う、意固地で頑固な女の子の系統と言いましょうか。
イジデレ(?)とでも言いましょうか、素直になれない女の子が可愛いのです。

自分は男だと言い張ってパンツ一枚で過ごす事に意地張ったり、
王子のことなんか気にしない、嫁になんてなるもんかと言っておきながら、
王子を狙っていたアリシアがもう王子狙いじゃなくなったと知った途端に、
やけに嬉しそうにしたりと、素直じゃないんだけど、ふとした折に見せる可愛らしさが可愛いのです。

しかしそんな涼馬くんの意地っぱりで素直になれない所が、
終盤になって悪い方向に傾いて大変なことに…
いや、1話の内容を覚えていれば充分考えられる展開だったんだけど…
もう、本当に涼馬くんって意地っぱりで素直になれないけど、超が付くほどお人好しなんだから…
王子には気張って貰って何とかして欲しいトコです。

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