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:: 2014/2/22 土曜日::

■[漫画]国際結婚攻略RPG「中国嫁日記」3巻

中国嫁日記(三)
著者/訳者:井上純一
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2014-02-14 )
コミック ( 141 ページ )
作者サイト:中国嫁日記
作者twitter:希有馬(井上純弌) (KEUMAYA) は Twitter を利用しています

友人と中国嫁日記について話してたら「ジンサンもげろ」という感想とはまた別に
「ジンサンって全く計画性がないよね」
という感想に行き着くんですよ。(笑

まぁ、計画性のある男ならオモチャでいっぱいになる部屋だとか、
地層となるほどの下着の山だとかありえませんからね。
しかし、中でも計画性がないと思ったのはこのエピソードです。

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中国嫁日記:中国に引っ越します

既婚女性に聞いても「ないわー」と大顰蹙を買ったり、
月さんを泣かせたことに対しては男性諸氏からも「ヒドイ」と散々な感想でしたね。
まぁ、それでも愛想を尽かさずに二人仲良くしているのは「もげろ」と思うのです。

それと定番の言語の壁問題ですが、中国に引っ越してからも広東語が話せない月さんとか、
中国国内あるあるネタというバリエーションが出来ちゃってますね。
私も以前中国人の同僚と中国に出張した時、香港で同じ事になったことがあります。(笑
広東語しか話せない人って案外居るみたいですねー

また、食事の問題とか中国国内と日本国内のギャップが色々出てきて、
それが漫画のネタになってるけど、それはイコール月さんが大変ということだしなぁ…
ちなみに今回中国ネタで一番納得したのは中国での運転免許が取りにくくなっている理由が、
車が増えすぎているから、という点ですね。
PM2.5とか問題になっているからなぁ。
一応焼け石に水的な施策を中国共産党はやってるってことなんでしょうか。

ちなみに今回の描き下ろしネタは国際結婚をすることでの面倒なアレコレです。
書類の申請といった事務的なことから、
家族から理解を貰うという情緒的なものまで。
そして文化の違いから結婚でのイベントですね!
中国では結婚写真をひたすら撮りまくるなんてことがあるなんてなぁ…
まぁ、それだけ結婚の思い出を大切にしているってことでしょうね。
こういうのにちゃんと付き合うことで甲斐性が試されているってことで。(笑

何にしても大変なことの先にラブラブな日常があるってことですね。
羨ましいので是非もげて欲しい次第であります。

:: 2013/2/24 日曜日::

■[漫画]意外と知らない日本の言葉「月とにほんご 中国嫁日本語学校日記」

月とにほんご 中国嫁日本語学校日記
著者/訳者:井上純一
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-02-22 )
単行本 ( 188 ページ )
作者サイト:中国嫁日記
作者twitter:希有馬(井上純一or弌) (KEUMAYA)さんはTwitterを使っています

「中国嫁日記」で人気を博した井上純弌さんの新作がやっと発売!
去年の春先から出る出ると言ってた気がしますが気にしたら負けです。
まぁ、待たされただけあって凄く読み応えのある内容ですし、
装丁が祖父江慎さんなのでカバーと折り返しどころか目次まで、
微に入細に入りよく出来ている本になっております。

目次と言えばこの本は漫画作品にしては珍しく3ページも使ってます。
ですからどちらかというと実用書や新書に近い印象を受けます。
というかどの書店に行っても漫画売り場に置いてなかったから下手すりゃそっちに置いてたのかも…
まぁ、結局私はAmazonでポチっちゃったんですけどね…

「中国嫁日記」と違うのは漫画メインではなく、
ミニコラムを含めてコンセプト毎に分けて幾つか区切っていて、
飽きさせなくて興味深い構成になっている所です。
日本語に詳しい矢澤真人教授が初登場した漫画は単体でも面白いですが、
月さんに日本人でも答えにくい言い回しのクイズを出して、その解答に至るプロセスを漫画にし、
そのクイズの答えを矢澤教授が解説するというコンセプトは読み物としてよく出来ていました。
例えばこの漫画の「ビルが建っている」という言い回しの解説とか日本人なのに「なるほど!」と感心してしまいました。
外国語を勉強すると自国語がよく分かると言いますけど、
他国の人の視点というのは先入観がないだけに目から鱗な所が確かに多いですよね。

他にも月さんの日本に来て驚いた1コマ漫画とかも興味深かったですし、
もちろん副題にもなっている月さんが日本語学校で過ごした体験記も面白かったです。
特に整形美人のミョンちゃんが震災直後に美少年のソンヒ君に猛烈アタックしてる所とか、
希有馬屋のエロい本を読んだことがある(というより持ってる)身としましては、
ミョンちゃんに押し倒されるエロくて薄い本を幻視した次第です。(ぉ

日本語という言語の不思議さを多少ながらも体験するには実に良い本だと思います。
ですので、普段から中国嫁日記を読んでいるファンだけではなく色々な人に読んで貰いたいですね。
まぁ、本屋で見かけないのだけは不思議でなりませんが…
一体どこに置いているんだろう…
…もしかしてもう完売してたんでしょうか?
うーん、謎だ…

:: 2012/3/10 土曜日::

■[漫画]ロマンチックあげるよ「中国嫁日記」2巻

中国嫁日記 (二)
著者/訳者:井上純一
出版社:エンターブレイン( 2012-03-10 )
コミック ( 141 ページ )
作者サイト:中国嫁日記
作者twitter:希有馬(井上純弌) (KEUMAYA) は Twitter を利用しています

表紙の月さんが怒った表情で何事かと思いましたけど、
読んでみたら相変わらずのノロケっぷりで安心しましたよ。
これはアレかな、こんなに恥ずかしい話をマンガに描いて!
という照れたお怒りなんでしょうか?
カバーを捲ると更に良い表情を見せてくれますが、
これは是非とも描き下ろしエピソードを読んでから見て欲しいですね。

本編が震災の話から始まるのは丁度震災1周年直前の発売というのも関係があるのでしょうが、
やっと話に出来るくらいになった、というのもあるのかもしれません。
当時は私もリアルタイムでtwitterで井上さんが月さんの安否を心配するつぶやきを見ていたので、
こういった形で読むと中々に感慨深いものがありますし、
何より本当にお互いのことを心配している気持ちがより伝わってきて凄くしんみりしましたね。

帯にあるように月さんの色々と勘違いしている所が面白かったりするのですが、
日本語学校での作文の内容を読んでいると「あぁ、夫婦なんだなぁ」というほのぼの感も、
このマンガの魅力なんだなぁ、と思わされます。
そこには単行本の印税で月さんのご両親を初めての旅行に連れて行ってあげて、
現地でも色々とお世話をしてあげる井上さんのお人柄があってこそ、というのもありますよね。

それにしても今回も半分くらいが描き下ろしエピソードだったんですが、
色々と初めてなことだらけでテンパりまくっている井上さんがある意味可愛かったですが、
それをちゃんと許容してあげてる月さんがマジで良い娘さんすぎてマンガかよ! と。
しかしそんな井上さんも3年越しであんなことをするとは…
いやー、経験値が上がったというのもあるんでしょうが、
月さんへの愛が毎日積もっていったからってのもあるんだろうなぁ。

あー、もう、読んでる間ずっと思ってましたが最後にこれで締めくくりたいと思います!
末永くお幸せに!

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