■[ラノベ]ただの人間を応援する物語「俺の教室にハルヒはいない」4巻
俺の教室にハルヒはいない (4) (角川スニーカー文庫)
著者/訳者:新井 輝
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-02-28 )
作者サイト:知ってるすべてを話しちゃいけない
作者twitter:新井俺得 (terurin9)さんはTwitterを使っています
Kindle版:俺の教室にハルヒはいない 1
Kindle版:俺の教室にハルヒはいない 2
Kindle版:俺の教室にハルヒはいない 3
Kindle版:俺の教室にハルヒはいない 4
「俺の教室にハルヒはいない」シリーズはこの4巻で完結です。
好きな作者だし、好きな内容で自分にも合ってただけに終わるのは悲しいですね…
仕事が順調なカスガとちょっとした喧嘩になってしまったユウ。
そんな時にクラスの凛々しい眉毛で黒髪ロングな委員長から、
人気のない教室に呼び出されてのんきに告白かと思っていたら、
その委員長が手に持っていたのはカッターナイフで…
タイトルから判っていましたが、
そこまでハルヒをフィーチャーしなくても良いんじゃないかな?
とも思いましたが、そのお陰で「涼宮ハルヒの憂鬱」を読むことになり、
ユウが「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品を理解し、
ひいては自分のことを知ることが出来たのは、
これもひとつの人生万事塞翁が馬ってヤツなのかな、と。
もちろん作品に対する解釈は人それぞれだと思いますので、
「涼宮ハルヒの憂鬱」の解釈だけが正統の正解だとは思いませんが、
この解釈もひとつの正解なのは間違いないと思います。
ハルヒ自体も既にひとつの歴史的コンテンツになってしまったので、
その作品を読んで影響を受けるキャラのコンテンツがあっても良いですよね。
まぁ、それはそれとして最後の展開は実に良かったですね。
カスガもマナミも神楽坂先輩も良いキャラしてました。
直球ド真ん中なカスガの告白も良かったけど、
マナミとの不思議な距離感の告白も良かったです。
つまりこれはマナミが正妻でカスガが愛人で神楽坂先輩がセフレということですね!(ぇー
これで完結なのは残念ですが、良い終わり方だったと思うので次回作にも期待したいです。
新井輝先生、また新しい作品をよろしくお願いします。
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