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:: 2018/3/8 木曜日::

■[ラノベ]5人目の婚約者「現実主義勇者の王国再建記」VI巻

現実主義勇者の王国再建記VI巻現実主義勇者の王国再建記VI巻
出版社:オーバーラップ
作者名:どぜう丸
作者サイト:「どぜう丸」のプロフィール [pixiv]
絵師名:冬ゆき
絵師サイト:「冬ゆき」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:冬ゆき (@f_yuyuyuki) on Twitter
Kindle版:現実主義勇者の王国再建記 6
Kindle版まとめ買い:現実主義勇者の王国再建記
DMM電子書籍:現実主義勇者の王国再建記 6

内政の次は外遊のターン!

国家元首の外遊は外交の点でもよくあるものだとは思いますが、
お忍び状態な上にそこでトラブルに巻き込まれるあたりは、
とってもファンタジーだな、と思います。

今回は星竜連峰のマザードラゴンに招かれたんだけど、
そこで出会ったのは竜ではなく龍。
周りは翼がある西洋竜ばかりの中で、
蛇のような東洋龍のナデンがソーマと出会うことで、
自分のアイデンティティーに気付き、開花する物語です。
ナデンにとってはシンデレラストーリーでしょうね。

しかしこれでついに5人目のお妃様かー
王様だから何人お嫁さんがいても問題ないよね!
お嫁さん同士の仲も正妻のリーシアが采配してくれてるみたいだし、
善き哉ですよ。

それとは別に世界観とかそういった謎が垣間見えてきたわけですが…
はたしてどういった謎が隠されているのかなぁ。
色々と小出しにされて気になっている状態なので、
推理するのも楽しいけれど、
全部が詳らかになるのはまだまだ先になりそうで悶々としますね!

さて、次回は冬の国みたいですね。
そこでの出会いはどういったものがあるのか。
Web版で知ってるけど、楽しみですね、ハイ。

:: 2017/11/9 木曜日::

■[ラノベ]内政&内政「現実主義勇者の王国再建記」5巻

現実主義勇者の王国再建記 V現実主義勇者の王国再建記 V
出版社:オーバーラップ
作者名:どぜう丸
作者サイト:「どぜう丸」のプロフィール [pixiv]
絵師名:冬ゆき
絵師サイト:「冬ゆき」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:冬ゆき (@f_yuyuyuki) on Twitter
Kindle版:現実主義勇者の王国再建記 5
Kindle版まとめ買い:現実主義勇者の王国再建記
DMM電子書籍:現実主義勇者の王国再建記 5

5巻はずっと内政のターン!

第二部が始まるわけですが、ぶっちゃけ大きく動く訳ではありません。
ソーマが国王として着実に内政を進めていく展開がメインでありまして、
戦闘シーンとかほぼ0なので、そういったことを期待している人には肩透かしでしょうね。
むしろ「割りとダダ甘で口から砂糖を吐くような展開があります。(笑

今回の内政は大きく分けると、
・国営放送による教育番組
・航空母艦建造による軍事力底上げ
・国外宗教勢力との調整
の3つに集約されるでしょうか。

教育番組はNHK教育番組だったり特撮モノがネタ元だったりと、
国民の知的水準に合わせてるんだろうけど…
読んでてちょっと恥ずかしくも感じますね。(笑
うーん、私だけなのかな?

航空母艦に関しては発想は21世紀の地球だけど、
技術は異世界ならではの要素で形作られており、
この作品らしいな、と思いました。
しかし… 推進機を付けられたワイバーン…
うーむ、割りと怖そうだなぁ…

宗教勢力に関しては取り敢えずは一段落みたいですが、
もう一つの巨大勢力であるマザードラゴンを信仰する団体からは、
お招きを受けたわけですが…
うん、次回も新ヒロインが出てきてサービスサービスですね!
うーむ、また甘ったるい展開があるんだろうなぁ…
砂糖を吐く準備をしないといけないな…(笑

:: 2017/7/5 水曜日::

■[ラノベ]子狸の可愛い陰謀「現実主義勇者の王国再建記」4巻

現実主義勇者の王国再建記4巻現実主義勇者の王国再建記4巻
出版社:オーバーラップ
作者名:どぜう丸
作者サイト:「どぜう丸」のプロフィール [pixiv]
絵師名:冬ゆき
絵師サイト:「冬ゆき」のプロフィール [pixiv]
絵師twitter:冬ゆき (@f_yuyuyuki) on Twitter
Kindle版:現実主義勇者の王国再建記 4
Kindle版まとめ買い:現実主義勇者の王国再建記
DMM電子書籍:現実主義勇者の王国再建記 4

帝国の介入によりアミドニア公国の公都ヴァン返還交渉に同意したソーマ。
しかしソーマとハクヤは腹案があるみたいで策を巡らすが、
更にその上に被せるように可愛い子狸が民のための思惑を張り巡らせる。
その全てが結実した後にソーマはこういった事態になった理由を知り…

またハーレムが増えたぞ!
異世界&王様だから何人お嫁さんがいても問題ないよね!
という訳で新しいヒロインはアミドニアの公女であるロロアやでー
父と兄に似ず、銭勘定と領民が好きなロロアは美味しいところを持っていきましたね。
ソーマは大変な目に遭ったけど、それも男の甲斐性ということで頑張って欲しいですね。
まぁ、ロロアはそこを見込んだ上で甘えている気がする…(笑

そしてソーマが「人類宣言」に参加しなかった理由が今回で判明しましたが、
まさか「ヘルシンキ最終文書」が元ネタだったとは…
私は近現代史にそれほど詳しくないので気付けなかったけれど、
言われてみればなるほどなぁ、と思いましたですよ。
こういった現代の事象を当てはめて応用するのがこの作品の上手いところだと思います。

他にもソーマがリーシアたちをお手つきにしなかった理由とか、
納得したりして面白く感じるところが多々あったけど、
一番驚いたのは前国王が王位を譲った理由でしたね。
いやー、これは読めないわ…
シリーズ冒頭で突然王位を譲ったのを読んだ時は「ご都合主義だなぁ」とか思っちゃいましたが、
ちゃんと理由があったのに驚かされました。
うーん、これはやられたなぁ。

これで取り敢えず第一部完となりますが、
無事に第二部に入ることができるようですね。
楽しみに待ちたいと思います。

:: 2017/3/3 金曜日::

■[ラノベ]残酷と冷徹「現実主義勇者の王国再建記」3巻

国内の三公問題を解決し、国外からの侵略も征伐したエルフリーデン王国。
アミドニア公王も死に、公国の首都を占領しながらもソーマはこれからを楽観していなかった。
そしてソーマが予想していた通りにユリウス王子の要請により、
人類宣言の盟主である帝国から使者がやってきて…

この作品は戦記ではなく王国再建記という名の通り、
戦後の方に物語の重点が置かれている作品です。
ですので、戦記モノなノリの2巻も面白かったけど、
内政モノなノリであるこの3巻も盛り上がってて面白いです。

特に帝国の使者である王妹のジャンヌとの交渉が面白かったですね。
お互いが持っている情報を交換するだけでなく、
ソーマが異世界人だからこそ持つ魔族と魔物に対する視点だとか、
そういったアレコレが興味深かったです。

それとソーマが断行したマキャベリの”残酷”
これはかなり思い切ったなぁ、と思います。
マキャベリの君主論をソーマなりに読み解いて、
将来の禍根を一掃する手腕は爽快であり、恐ろしくもありましたね。
普通の日本人だったソーマがその境地に到ることが出来るとは…
それほど家族が大事で、征伐で心が強くなったのでしょう。

それにしても着々とハーレム化が進んでるソーマのお妃問題ですが、
これからまだ増えていきますよね。
次巻でも増えますが、それよりも問題なのがボリュームをどうするかでしょう。
Web版の頃を考えるとアミドニア編だけでは足らないと思うのですが…
これは書き下ろしが増える予感…!?

:: 2016/9/29 木曜日::

■[ラノベ]さあ、征伐をはじめよう。「現実主義勇者の王国再建記」2巻

マキャベッリの「君主論」や孫武の「孫氏」とかを愛読する現実主義者のソーマが、
異世界に勇者として召喚され、すぐに王位を譲られて内政チートする1巻から一転し、
この2巻では内憂外患を一挙に征伐する戦争の章です。
つまり、陸軍、空軍、海軍を掌握し、ソーマに非協力的な三公への最終勧告から突入する内戦と、
内戦を好機とした隣国のアミドニア公国の侵略との電撃的な戦争が綴られています。

私はWeb版からの読者なので大きく戸惑いましたね。
だってカストール・バルガス公が脳筋で頑迷なバカから友誼に厚い漢になっていたんですから。
まぁ、曲がりなりにも数十年領主をしている長命種なんだから、
ただのバカだとおかしいですしね。
この書籍版の方がしっくりくると思います。

逆にWeb版から変わってないのが妄執に取り憑かれたアミドニア公王のガイウスでしょう。
国是が復讐というあたりで既に狂気ですが、
そんな狂王がソーマとハクヤの策略に手玉に取られているのはスッキリしましたが、
ソーマたちですらゲオルグ・カーマイン公の策略に苦い思いをしているし、
何より真の脚本家に踊らされているというのが複雑ですよね。

王という重責と戦争という現実を前に王という名のシステムに自分を組み込んで、
自我を押し殺しているソーマを見ているとヤキモキしますが、
リーシア姫やジュナさんたちといったヒロインが支えているあたり、
ある意味恵まれてるなぁ、と思うわけですよ。
これで戦争に一区切りが付いたわけだし、
元のソーマに戻る日も近いのではないでしょうか。
それはそれで振り回される人は胃が痛いかもしれませんが。(笑

さて、次回は「人類宣言」を提唱したグラン・ケイオス帝国が出て来るわけですが、
Web版のままなら戦争はほぼ起こらないのでご安心ください。
でも、ある意味もっと残酷なことは起こるかもしれません。
web版と変わるところがあるのかも楽しみですね!

:: 2016/5/26 木曜日::

■[ラノベ]内政マシマシ「現実主義勇者の王国再建記」1巻

「おお勇者よ! よくぞ我が呼びかけに応えてくれた」
その宣言から始まるお決まりの流れで召喚されたのは大学進学を決めたばかりの相馬一也。
超大陸ランディアの北方に出現した魔界から溢れ出る魔族たちに侵攻された世界。
魔族領から離れたエルフリーデン王国がある事情で行った勇者召喚の儀式で召喚された相馬は、
魔王を倒す冒険の旅には出ることはせず、
目の前の食糧難と財政難に苦しむ王国の富国強兵策を献策したところ王位を譲られて…

WEB小説界隈では「俺TUEEE」と並んで人気なのが「俺SUGEEE」な内政チートモノです。
ドラマ化もされた「JIN-仁-」なんかも医療をテーマにした内政チートの一種だし、
「ドリフターズ」で信長や豊久が鉄砲を生産して運用しているのもそうだと言えましょう。
そんな中でもこの「現実主義者の王国再建記」は本当に内政そのものなんですけどね。

元々この作品は小説家になろうで連載して人気を博していた作品なんですが、
オーバーラップ文庫で書籍化決定してからしばらく経った頃に、
感想欄で替え歌で歌詞を書いてしまったがために規約違反で垢バンされ、
現在はpixivで連載中という奇抜すぎる経緯を辿っている作品です。
まぁ、それでも小説家になろうで人気の上位を占めていたことからわかるように、
面白い作品であることは間違いないです。

ただこの1巻は物語の序盤なので、面白くなるのはまだまだこれからなんですけどね。
とはいえ相馬が曹操に習って行った「唯才有らば、是れを挙げよ」な人材集めだったり、
王女にして相馬の婚約者になったリーシアや歌姫のジュナさんといったヒロインの可愛さだったり、
ラノベ的な面白さや盛り上がりはきちんとあるんですよね。

王位を継いで内政チート三昧とかご都合主義にもほどがある一巻でしたが、
次の二巻ではそのしわ寄せというか裏側が暴かれる戦記回です。
相馬が好きなマキャベッリが言う「残酷」が体現される回でもあります。
戦記モノが好きな人は乞うご期待ですね!

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