本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2021/7/13 火曜日::

■[漫画]チャンスを棒に振らされる男「きるる KILL ME」3巻

きるる KILL ME3巻きるる KILL ME3巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
紙書籍通販:きるる KILL ME (3)
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暗殺協会のスタットコールを金とコネの力で解決した音持。
しかし同じく暗殺ターゲットにされた築野さんには力及ばずなので、
全身整形で別人になることを提案したら築野さんの心の闇を暴いてしまうのだった…!

Oh…
耳が痛いぜ…
というか、築野さんのエピソードはどれもクリティカルヒットというか。
想定の読者層を狙い撃ちしていて、きるる以上にキルレシオを誇れそうですね!

さて、モテるけど女性との経験が皆無な音持だけど、
親戚に勧められてお見合いすることに!
そこでの妨害工作が凄まじいけど、当然のようにきるるが突破してて、
ある意味これはハッピーエンド間近なのでは?
と思ったんだけど、相変わらず叔父さんは間が悪いですよね…
というか、クズですよね…
音持にとって一番可愛そうなのはこんな叔父さんがいることではなかろうか。

最大のチャンスを本人の意思とは裏腹に逃した音持だけど、
次のチャンスを最大限活かそうとする姿勢は流石の実業家ですよね。
とはいえ、完全に偶然に別の暗殺協会案件に巻き込まれるあたり、
きるるとの縁があるというか何というか…
命の危機のフラグが立ちすぎじゃないかな、と思うのでした。

それと巻末に短編が収録されてますが、
これは平成初期にありそうな内容でしたね。
令和だと好漢がTo LOVEる内容にしても良いんじゃないかな…
と思う令和エロコメに慣れた私なのでありました。

:: 2021/2/8 月曜日::

■[漫画]キルミーベイベー「きるる KILL ME」2巻

きるる KILL ME2巻きるる KILL ME2巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
紙書籍通販:きるる KILL ME (2)
Kindle版まとめ買い:きるる KILL ME
DMM電子書籍:きるる KILL ME (2)

殺し屋の赤海きるるに恋をした大富豪にして大天才の碧音持。
きるるとの接点を持つためにきるるに匿名で自分への暗殺依頼を出すという、
超弩級のキチガイな音持は今日もきるるに殺されかけるが回避するのであった。
そんな音持を愛する愛縞みなもは秘書となるが、想いを押し殺して無愛想にしていて…

2巻もよく練られたバカ漫画です。
こんなバカな漫画なのに科学的な考証はしっかりしてて、
そこらへんは叶恭弘さんらしいな、と思います。
特にビルから飛び降りて助かるためのアイテムとかね…
欠点も含めてちゃんと出来ているなぁ…w

そんなしっかりとした考証をしつつ、
唐突にバカなことをやるから面白いんですよね。
今回の出オチネタはこれでしたね…!

アホだ… きるるはアホの子だ…
まぁ、読者としてはきるるが童貞を殺すセーターを着てくれたので、
きちんとサービス回してて嬉しかったですけども。

サービスシーンばっちりで、
ラブコメ要素も少しずつ入ってきているんですが、
この物語がハッピーエンドを迎える予想が全くつきませんね!
うーん、最後はやはり金の力で何とかするしかないのだろうか…
それはそれで悲しいオチだしな…w

:: 2020/6/5 金曜日::

■[漫画]初恋は暗殺の味「きるる KILL ME」1巻

きるる KILL ME1巻きるる KILL ME1巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
連載サイト:きるる KILL ME – 叶恭弘 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:きるる KILL ME (1)
DMM電子書籍:きるる KILL ME (1)

医療業界でトップを走る碧グループの御曹司にして複数の博士号を持つ天才、碧音持(あおいねも)。
彼がある日あるレストランで一目惚れした相手、赤海きるるは殺し屋だった!

職業はともかく、自分からアプローチする手段が思いつかないネモは、
匿名できるるに自分への暗殺依頼を出すという手段でコミュニケーションをはかり…

「エム×ゼロ」や「KISS×DEATH」の叶恭弘さんの新作は、
稀代の天才なんだけど、常識知らずの変態主人公が、
初めて恋した相手が殺し屋だったから、
コミュニケーションを取るために自分の暗殺を依頼するという変態極まる内容になっております。
よくこんな設定の話を思いつくもんだなぁ…w

恋は盲目とは言うけれど、下手に天才で資産家なもんだから、
発想が斜め上すぎて最高にキモいんだけど、一周まわって面白いです。
きるると会いたいけど、死んでしまったらそこで終わってしまうから、
有り余る資産と才能で超高度医療で死ににくいし、復活も早いという、
きるるにとってとてもメンドクサイターゲットと化してるのがまず面白いですね。

あと、何と言っても叶恭弘さんの素敵な絵柄をちゃんと活かしているのが素晴らしい。

女の武器を使ったことがない、未経験の暗殺者…
いやー、これは確かに可愛いですわ。
ネモが惚れるのもわからんではないのですが、
そもそもあんなに資産があるのなら暗殺組織ごと買収すれば良いのに、
とは思うんだけど、ネモは発想がアレだし相談する相手がいないからな…w

今後もきるるが徒労に終わってとほほになるかと思いきや、
またネモとはベクトルの違った変態さんが出てきたので、
恋模様が多角形になる可能性も出てきましたが、
そもそもお互いがお互いの想いをまったく把握できていないので、
どうなるのかが予想できません。

いや、本当にどうなるんだろう…w

:: 2018/6/6 水曜日::

■[漫画]彼方へ繋がる絆「KISS×DEATH」7巻

KISS×DEATH7巻KISS×DEATH7巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
Kindle版:KISS×DEATH (7)
Kindle版まとめ買い:KISS×DEATH
DMM電子書籍:KISS×DEATH (7)

残る囚人は露央沙に憑いたNo.4とに七夏に憑いたNo.1の二人。
罠を張る囚人と対策を取るZの戦いは囚人有利に進み、
重力の檻に囚われたZは絶体絶命になるが…!?

ついに完結です…!
SF作品としてもエロコメ作品としてもよく出来ていた作品でしたが、
物語として大団円を迎えての完結となります!
叶恭弘さんは良い作品を描くんだけど打ち切りのイメージが強かったですからね…
ここまでキッチリと完結するのを見ると感慨深いものがあります。

流石にクライマックスなだけあってエロコメ成分は薄く、
せいぜい露央沙が何故か全裸で戦ってたくらいなんですよね。
いや、本当になんで全裸だったのかイマイチわからないというか。
やはり水を操作するには肌から直接した方が精度良かったり?

でも、ちゃんと描き下ろしでラブコメ成分が補充されたのは良かったですね。

やはり駒方さんがラブコメヒロインとして一番だな!
でも、莉亜もフラグ立ってそうでロリはロリでアリかもしれない!
七夏は相手がいるけど、それ以外の4人は全員フリーだしね!

しかし最後のラブコメ要素でもしっかりと合理的な理由があったり、
とてもよく物語が組み立てられた作品でしたね。
エロコメ、ラブコメ、SFがよく練り込まれてて、
隔週というスパンで打ち切りを心配せずじっくりと描いたら、
叶恭弘さんはここまで良い作品を描けるんだ、と驚かされました。

次回作も是非ともこれくらいのペースで描いて欲しいですね。
楽しみにしています。

:: 2018/1/10 水曜日::

■[漫画]恋は力「KISS×DEATH」6巻

KISS×DEATH6巻KISS×DEATH6巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
Kindle版:KISS×DEATH (6)
Kindle版まとめ買い:KISS×DEATH
DMM電子書籍:KISS×DEATH (6)

莉亜の罠にハマり、溺死の危機にあるZと戸津くん。
囚人の思惑を知ったひなのがZ側についたとはいえ、
まだまだ形勢は不利だし、何より溺死しそうだが、
はたしてZは起死回生の一手をうてるのか…!?

お互いの生存権を賭けた緊迫した展開でありながら、
莉亜とひなのの二人とも全裸というのは大変眼福な訳ですよ。

莉亜のロリボディも有りだと思うけれど、
やはりひなののおっぱいが素晴らしいと思うの。
まぁ、全体的なバランスだと駒方が一番好みなんですけどね。
眼鏡キャラだし、ラブコメしてるっぽいし。

ラブコメといえば敵側のNo.1が寄生する桜江が最高に恋してましたね。

まだ寄生される前、容姿が優れなかった時に助けてくれただけでなく、
一度会っただけなのに容姿が変わっても見付けてくれた…
これはもう、惚れても仕方ないですよね。
その恋の症状をNo.1は利用しているつもりのようだけど…
いやはや、一筋縄ではいかなそうですねぇ。

それにしてもクライマックスが近いとは思ってましたが、
次巻で完結になるとは。
SF作品としても地味にかなり作り込まれていたし、
かなりの名作だと思うので惜しく思います。
でも、無駄に延びるよりもここで完結させるのは良いことなのかもしれません。
できれば、もっと多くの人に読んで欲しいなぁ、とは思います。

:: 2017/7/7 金曜日::

■[漫画]安全な一人の犠牲か、危険な全員の生還か「KISS×DEATH」5巻

KISS×DEATH5巻KISS×DEATH5巻
出版社:集英社
作者名:叶恭弘
Kindle版:KISS×DEATH (5)
Kindle版まとめ買い:KISS×DEATH
DMM電子書籍:KISS×DEATH (5)

囚人たちに捕まり女子校に監禁された戸津慎五(女性恐怖症)。
Zと再会するために女子校脱出ミッションを一人で行わないといけないけれど、
どこに行っても女性ばかりで、はたして無事に抜け出すことが出来るのか…!?

この漫画の素晴らしいところは麗しい女体が出る物語の必然性が高いことです。
4巻では女性恐怖症の戸津くんが抜け出さないように女子更衣室の奥で監禁したし、
今回は敵に女性恐怖症という弱点を知られたため、
弱点を克服するために駒方に脱いで貰うという必然性が生まれたのです!

とても色気のない合理的な理論なんだけど、
そこに駒方の恥じらいが加わると最高に魅力が増すのが素晴らしいのです!
戸津くんも自分の情けなさに涙していたりと、
ただのでくの坊ではなく、一人の男として存在しているのも良いですよね。

ついでに言うと敵方がバトルの最中なのに露出度が高くなるのも、
これで必然性が高まるというのも凄いと思います。
囚人たちとの緊迫した駆け引きの最中や、シリアスな雰囲気の中でも、
囚人たちが憑いた露央沙たちは肌を露出している訳ですよ。
緊迫した中でも見栄えは素晴らしいとか最高だな!

あ、それと今回時流と合っているなぁ、と思ったのは、
Zに対する罠として莉亜の生物兵器が使われていた中に、
アリを使ったことでしょうか。

現実でヒアリが上陸しそうで問題になっている中で、
アリを生物兵器として使うとか、ある意味時代に沿っているな、と思いました。

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