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:: 2016/10/4 火曜日::

■[ラノベ]夢で逢えたら「君の名は。 Another Side:Earthbound」

「君の名は。」面白いですよね。

私も例に漏れず劇場で観たわけですが、とても面白かったです。
圧倒的な映像美と、ストレートに面白い脚本と、感動を誘う音楽と、
どれをとっても一級品で最高でした。
もちろんBDは買おうと思うのですが、もう一度劇場に脚を運びたい気持ちもあり、
その前に予習&復習として小説版を読もうと思ったのですが、
こちらの外伝的な小説も評判が良かったので、
まずはこちらを読んでみたのですがとても面白かったです。

以下、「君の名は。」のネタバレも含みますのでご注意ください。

 
 
 
 
 
 
 
 
この外伝は瀧くん in 三葉、テッシーこと勅使河原克彦、妹の宮水四葉、父の宮水俊樹の、
4つの短編からなっています。

まずは瀧くん in 三葉ですが、性転換モノとしての基本を押さえてて良いですね!
寝起きにおっぱいを揉むのは映画でもそうでしたが、
ブラを付けるという、男にとって一大イベントに四苦八苦するのが良い…!
そして、三葉が意外とカラフルなブラを持っているのも良いですね…
この発見は入れ替わり型性転換モノとして是非押さえておきたいポイントです。(キリッ
それにしても三葉はそんなブラをどこで買ってきたんだろう…
通販… はしなさそうだから、さやちんと大垣あたりまで買いに出かけてるんでしょうか。
妄想が膨らみますね!

テッシーの短編ですが、これはこれで!
映画観た時は三葉(瀧くん)が主導してカフェを作ったのかと思ってたんですが、
テッシーが発案、実行してたんですねー
なんだかんだ言いながら地元に根を張り、愛着を持って、何とかよくしていこうという、
前向きな性格も良いし、実際小さなことだけど行動を起こしているのが良いですね。
親への反発とか潔癖なところも、とても思春期男子っぽくて良かったです。

四葉の短編も良いですねー
女子小学生の思考回路がとても可愛らしいといいましょうか。
学校の同世代男子に対する的確な評価や、
おっぱいを揉むと大きくなるのか、小さくなるのかの妙な考察とか、
とても小学生らしいもので大変に良かったです。
それと、四葉にも入れ替わりが起こったというのが興味深いですね。
これを深く考察していけば、本編の入れ替わりもわかってくるかも…?

そして宮水俊樹の短編は意外でした。
何が意外って、主人公がおっさんの宮水俊樹というのがまず意外でしたし、
何より瀧くん(三葉)に対してあれだけしっかりと別人だと確信していたのが意外でした。
でも、この短編を全部読むと「なるほど」と得心しましたし、
本編でもラストに三葉の言葉をすんなり受け入れた理由にも納得しました。
この人も大変だったんだなぁ…

という訳でこの外伝小説はとても良いモノでした。
映画をほどよく補完する内容なので、映画を観た人はできるだけ読んで欲しいですね。

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