本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2023/11/14 火曜日::

■[漫画]十本刀の戦い「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」9巻

札幌での剣客兵器と新選組との戦いに一段落が付いた頃、
函館には山県有朋がやってきて剣客兵器に尋問を開始する。
しかし、その場には剣客兵器の刺客が迫っており、
奇想天外なその在り方に陸軍の人間はただやられるだけ…
そんな窮地に駆けつけるのは勿論…

地中を進むとかちょっとドン引きな剣客兵器がやってきましたが、
そんな相手はもっとドン引きな十本刀ですよ。

安慈和尚は頼り甲斐がある人ですからね。
その心根の優しさと鍛え上げた筋肉…
どれもが安心できるんですよ。
あのハチャメチャな左之助の相方を任せられるってなもんです。

しかし敵の剣客兵器は一癖も二癖もありますね。
地中を掘り進んで、外見は幽白の玄武みたいだと思ったら中身はアレだし…
帳と鎌足が相手してるのは…

君、ロアナプラで三合会は超最高とか言ってなかった?
というか武器が殆どモンハンか何かじゃない?
チャージアックスか何かかな?w

でもまぁ、一番楽しみなのは宗次郎ですね。
十本刀最強で、剣心をすら超える速度を出せる天才が、
日本行脚の旅路の果てに何を掴んだのか…
丁度良いところで次巻に続くっていうのが小憎らしいです。
早く続きが読みたいでござる…!

:: 2023/1/14 土曜日::

■[漫画]新時代を生きろ「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」8巻

札幌で起こる役人を狙った剣客兵器による殺人事件。
その捜査で戦うのは元新選組の斎藤一と永倉新八。
しかし、そこに割り込むのは元新選組であり、元御陵衛士の阿部十郎…!
油小路の変から続いた因縁が、ついにここに決着を見る…!

阿部十郎の屈折した想いと、それを昇華するイベントとして、
とても面白い戦いでした。
刀ではなく銃で戦うというのが砲術方であった阿部十郎らしいし、
だからといって度胸がないわけではなく、超接近戦でも怯まなくて、
幕末の剣林弾雨を駆け抜けた猛者なんだな、と感じられましたね。

まぁ、そんな阿部十郎も油小路の変で居たかどうか諸説あるんだけど、
それをこういった見せ方をするのは笑った…w

久しぶりに会った旧友との飲み会らしい盛り上がり方で、
生死を賭けて戦った新選組の同窓会って感じで笑えました。

そんな新選組が何故負けたのか、と斎藤が懐古してましたが、
まぁ、一騎当千が無双するのは三国志の時代で終わったんですよね。
仲間割れじゃなくて仲間を募った方が強いのが真実なわけで…
そう考えると剣客兵器ってとても時代錯誤なんだよなぁ…
一騎当千を煮詰めてもダメ、というのは新選組が証明しちゃってるわけで…

そんな新選組は一旦お休みになるのかな。
次はまさかの山県有朋登場で軍隊のお出ましですが、
剣客兵器の漫画っぷりがどう発揮され、剣心たちがどう止めるのか。
気になるところです。

:: 2022/5/11 水曜日::

■[漫画]新選組 vs 御陵衛士「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」7巻

札幌で剣客兵器の実検戦闘を止めるために動き出す斎藤と永倉の新選組。
暗躍する剣客兵器を誘き出すために囮捜査を提案するも、
そこで囮役で名乗り出てきたのは元新選組、元御陵衛士の阿部十郎だった…!

新選組尽くしの7巻でしたね。
というか、剣心の出番が一度もない7巻でしたね…
幕末の油小路の変に端を発する新選組と御陵衛士の確執と、
それから16年経った札幌での共闘とか熱かったです。

6巻までの武田観柳もそうですが、
阿部十郎も敗者復活戦での活躍って感じでしたね。
かつて失敗し、敗者となってもそこで腐らずに努力を続け、
勝利を掴み取ろうとする姿は格好いいですよ。
ナイス髭。

それにしても刀ではなくて銃を使って戦うあたりも面白いですが、
そのポーズの格好良さとかもこう…
和月伸宏さんノリノリだな! って感じがしますw

とても面白かったですが剣心の出番がないのは寂しいですし、
そろそろ四乃森蒼紫にも出番が欲しいものです。
8巻も楽しみですね。

:: 2021/7/14 水曜日::

■[漫画]ガトリング砲に愛を込めて「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」6巻

武田観柳がここまで活躍することがあるとはなぁ…

どうしても昔の成金イメージが強すぎましたが、
この北海道編で完全に一皮剥けてましたね。

制作秘話に書かれていた通り、
実写版と宝塚版で掘り下げられた人物像と、
武装錬金のパピヨンから逆輸入したことで、
ここまで面白いキャラになるとは思いませんでした。

特にガトリング砲と再会した時には、
その破壊力を余すところなく発揮しただけでなく、
ちゃんと弱点も補強して運用しているあたり、
反省をしているんだなぁ、と思った次第です。

というか真面目にやっててとても綺麗だったんだけど、
それだけに笑えたのはガトリング砲との離別シーンですね!w

お前、どんだけガトリング砲に愛着を持っているんだとw
まぁ、雅桐倫俱という名前にこだわりまくってたからある程度はわかるけども。

ただまぁ、何もない貧乏人から成金へと至り、
その金で手に入れた劣等感を吹き飛ばしてくれたアイテムだもんなぁ…
課金アイテムで無双できたらそりゃ愛着も湧くわなぁ…
うん、何かわかるわ…w

四乃森蒼紫と会いたくないからソッコーで逃げたことから、
再登場はどうも期待できそうもないのがちょっと残念ですね。
またどこかで元気にやって欲しいものであります。

:: 2020/12/14 月曜日::

■[漫画]どんな悪人にも贖罪を「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」5巻

粗悪な数打ち刀の”雅桐刀”が出回ることで治安が悪化した小樽。
その”雅桐刀”の出どころがわからずに途方に暮れる剣心たちだったが、
三馬鹿がその元締めとなる雅桐を突き止める。
そして三馬鹿に案内されて剣心たちが面通しした相手は…

脱獄した武田観柳だった…!w

いやー、驚きましたね!
雅桐刀とい名前だけでは全然ピンときませんでしたが、
フルネームが雅桐倫俱(ガトウリング)と言われた瞬間にピンと来ましたよ!w
くっそー、これはわからなかったなぁ。

阿片密売でとっくに死罪になっていると思っていた武田観柳ですが、
形振り構わない私財のバラマキでギリギリで九死に一生を得て、
脱獄できたと思ったらコツコツ貯めた小銭で商売を起こして成り上がるとか、
中々にたくましい男ですよ…!

一応、以前のやらかしで懲りていて、違法ではなく脱法に舵を切っていますが…
まぁ、この漫画の主人公である剣心からして人斬りが不殺に舵を切ってるからなぁ。
過去にどんなに償えないほどの罪を犯したとしても、
罪を償い続けながら幸せになることができるというのはこの作品の一つのテーマだと思うのですよ。
再集結した十本刀たちも正にそういった集まりですし、
武田観柳にもチャンスが与えられるのは悪いことではないと思うんですよね。
悪いことをしたとしても、罪を償うチャンスは誰にでもあるべきです。(作者含め)

しかしこの後に四乃森蒼紫が合流したとしたら生きた心地しないだろうな…w

剣客兵器との戦いでは左之助が頑張ってくれましたが、
剣心の方は本当にスタミナがなくなってて衰えを感じましたね。
うーん、これからの戦いは大丈夫なのだろうか…

それと三馬鹿ですが中々良い仕事をしていますが、
その中でも阿爛は今までにない強かさを見せていましたが、
まさか武田観柳が弟子にしようとするとは…
阿爛の今後はどっちだ…!

:: 2020/5/27 水曜日::

■[漫画]地獄で育まれるモノ…「るろうに剣心 ─明治剣客浪漫譚・北海道編─」4巻

元寇で活躍した鎌倉武士の末裔という劍客兵器が実戦経験を積むために北海道で繰り広げる実検戦闘。
その暴挙を止め、劍客兵器という組織を尋問するために、
幹部である凍座と戦うことになった剣心だが…

相変わらず見せ方が上手いですねぇ…
実際にはありえない、水上歩行なんて見せられたら「おぉっ!?」って驚いちゃいますよ。
物理法則に反してても剣心なら出来ちゃっても不思議ではないな…
と思うんですよね。

達人同士の戦いというのはやはり見所があるものなんですが、
そもそも戦う必要があるのか? という発案をしてくる永倉新八は流石ですね。

まぁ、諸外国に対して備えようというのは明治政府の方針と反してないですからね。
別に内戦しなくても良いじゃない、というのもわからないではないです。
とはいえ、それですんなり共同歩調を取れれば良いんですけどね…
確かに十本刀とか明治政府に取り込まれている面子がいますけど、
それも一度戦ったからこそだものなぁ。

剣心の健闘で次に騒動が起こる場所がわかったけど、小樽ですか。
今では高速道路も鉄道もあるけれど、当時は馬が主な交通手段なんだなぁ。
とか変なところで感心してしまいますが…
わりと物騒な場所っぽいので、剣心が復調するまで左之助には頑張って欲しいですね。

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