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:: 2024/9/4 水曜日::

■[漫画]ついにシリーズ完結…!「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」19巻

21年続いた長期連載シリーズもついに完結…!
シリーズ累計で71巻とかなりの長編になりましたが、
それにも納得できる、最後まで面白い作品でした。
…「かおす寒鰤屋」で打ち切り食らってたあの大河原遁さんがなぁ…
人ってすんごい成長するもんなんだねぇ。

でも全く成長しない油虫こと、リッカルド親方には最後まで迷惑掛けられっぱなしの織部は、
今回もまた厄介事… というか面倒な仕事をすることになるんですよね。
まぁ、客がいて注文があれば仕事をするのが織部なんですけども。
毎回のらりくらりと人生舐めたことをしているリッカルド親方には忸怩たるモノがありますが…w

それにしてもアメカジを勧めるのはわかるけれど、
70代の紳士にあの装いをさせて、あの躍動感がある動きをさせるとか、
織部さんの腕は日本の下町にいても全く衰えませんね…
そして、最終巻でもちゃんと言うべきことは言ってるあたり、とっても織部さんだよねぇ…

ホント、その通りなんですよね。
良い服着てたら万事上手くいくかというと、そんなことはなく。
そう言えばこの作品にも白鳥さんみたいなのが居ましたしね…w

織部さんがケメ子に請われて人生訓みたいなことを言ってましたが、
それもまたじんわりと心に染みてきましたね。
幸いにして私の周りには他人の悪口を言う人間は殆どいませんが、
これからも自分は言わないように気を付けようと、襟を正した次第です。

しかしついに完結かー…
そして、ジラソーレの女性たちもみんな独身のままかー…w
最後まで面白かったけど、やっぱり寂しさはありますね。
でも、21年間もやったんですものね。
充分素晴らしいですよ。
お疲れ様でした!

でも、こち亀みたいに4年に一度くらいは短編描いてくれてもバチは当たらないと思いますよ!w

:: 2024/5/6 月曜日::

■[漫画]日本編クライマックスか…?「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」18巻

縦型ドラマ編も終わり、この18巻では日本の社会人の服飾トラブルに原点回帰しています。
奇を衒った独り善がりのファッションを第三者の目から見て忠告したり、
異業種に異動になったことで装いの意味が変わったことに気付かせてあげたり、
本人には気付きにくいものを分かりやすく教えてくれるのです。

自分が詳しくない業界だと、どうしても違和感に気付きにくいものがありますけれど、
専門分野だと「それはちょっと違う」ということは多々ありますからね…
私も「有機EL液晶」という文言を見た時は毎回苦笑しちゃいますし、
それに似たようなものなのだろうな、と思います。

ただ、織部さんの凄いところは自分の専門分野以外のところの専門用語を知っていて、
それでお客さんの蒙を啓かせているところなんですよね。
今回も石灯籠の御間型という聞き慣れない言葉を使っていましたし、
本当に勉強家なのだな、と思わされます。

今後もそのような話が続くものだと思ってたのですが…

まさか親方が帰宅されるとは…!
これは下町テーラー編もついに終わりが見えてきたということでしょうかね?
確かにナポリの人々も巻末以外で読めないのは悲しいものがあるので、
そろそろナポリに戻って欲しいとは思うのですが…

それはそれとしてユーリア社長たちの水着姿はとても魅力的だと思いました。
とっくにアラサーは超えてると思うんだけど…
ダイナマイトだわぁ…

:: 2024/1/18 木曜日::

■[漫画]昭和のおじさんたちのリバイバル「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」17巻

スマホ向け縦型ドラマのための役者が着る衣装シリーズ!
これが意外なことに続いていて驚きです。
私は実写ドラマはTVでもYoutubeでも滅多に見ないので知らないのですが、
わりと人気なコンテンツなんでしょうか…?

若手中心のグループと、ベテラン演出家のグループが切磋琢磨し、
織部さんは若手グループからの注文に応えるという形ですが、
悪役向けの仕立てをシャツとネクタイを変えるだけで、
義父との挨拶に使えるようにできるとか、凄い仕事だと思います。

しかしまぁ、昭和のジジイのパワハラ上等に揉まれた世代たちの、
かつてのやられた恨み節っぷりが凄かったですねw

若い頃はお互いに未熟だったから仕方ないとは思いながらも、
やられたことや、かけられた暴言はいつまでも忘れませんからね。
機会があればやり返したくなる気持ちもわかりますよ。
それにしたって何川監督はどんだけやらかしたんだとは思いますが…w

縦型ドラマ編は確かもうちょっと続くと思いますが、
本誌での掲載率がちょっと落ちているので次巻は少し時間が掛かるかもしれませんね。
作者の大河原遁さんも50代後半だろうし、取材も大変だろうしねぇ…
仕方ないね。

:: 2023/8/21 月曜日::

■[漫画]特殊刑事課向けのお仕事「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」16巻

イっちゃん修行編がこの16巻の冒頭まで続いています。
敏感肌な職人向けのドレスシャツという、
コスプレというよりも普通の仕立て仕事ですね。
師である織部さんが正解を教えてくれるだけ優しいと思いますよ。
これからもっと大変なのは、自分で正解を出していかないといけないことです。
まだまだ一人前までは遠いぞ、イっちゃん。

さて、その次は松任谷さんとスジ子ちゃんのシリーズに入ります。
織部さんの腕は認めても、その在り方は認めたくない松任谷さんが、
無理めなお客さんを織部さんにお願いする話が続くのですが、
これがもう、中々に濃い客ばかりで…

特にこち亀特殊刑事課と揶揄される人がかなり濃かったですね。

まぁ、彼は彼なりに事情があって筋肉に目覚めて、
頑張ってきたというのはあるんだけど…
織部さんはそこら辺を理解しつつも真っ直ぐに諭してきますからね。
ちゃんとその正論を汲み取って咀嚼できるあたり、まだ大丈夫だと思いますよ。

そしてラストにはケメ子がコスプレをしたことで次のシリーズに入っていくのですが、
そのキッカケのコスプレがマニアックでしたね…!

メジェド神とか、これはFGOのコスプレなのかしら…?
しかもフルカラーでやるとは逆に面白いですね。

まぁ、それはそれとして。
次シリーズはスマホ向け縦型ドラマに対応した映える役者向け衣装というものですが、
確かに映画やドラマの舞台役者の衣装とか、とても洗練されてますからね。
「ローマの休日」とか見てると、今でも格好いいスーツ姿だと思いましたし、
そういったことにこだわるのも分かる気がします。

それと巻末恒例のナポリ日記ですが、
ラウラたんがヒドイ目に遭ってたのでほっこりしました。
やっぱりラウラたんはこうでなくては…!w

:: 2023/5/22 月曜日::

■[漫画]若人の失敗と成長「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」15巻

15巻はイっちゃんことコスプレ服飾担当の大島依都ちゃんがメインです。
イっちゃんは正道で学んでこなかった独学タイプなので、
色々と知識が歪なので失敗をしまくるんですが、
だからこその面白さがありますよね。
主人公には完成された格好良さと成長していく面白さの2タイプがあるけれど、
織部は前者で、今回のイっちゃんは後者を見せてくれるのです。

初っ端からヴィンテージ生地でやらかしてしまっているイっちゃんですが、
これは知識不足だと思わざるを得ないのですが、独学の弊害ですね…
そんなイっちゃんを厳しく諭すのがとても織部さんだなぁ、と思う訳です。
ちゃんと反省し、身銭を切って挽回するあたりイっちゃんも図太くて良いですよね。

織部さんの指導は正論パンチのラッシュなんですよね。

自分が乗り越えてきたことだからこそ甘くないんですよね。
それでも指導する側としてきっちりケツを持ってくれるんだけど、
その有り難さをイっちゃんが理解できるのはまだまだ先だろうなぁ…
織部さんはきっちりお代を徴収してるから気付きにくいってのもあるんだろうけどね。

それにしてもムム美さんのご尊顔は今回も結局出ませんでしたか。
これは刑事コロンボのうちのかみさんみたいなもんで、出ないまま進む可能性が高そうですね。
でも読者としては一度くらいは見てみたいもので…
難しいものです…w

:: 2023/1/7 土曜日::

■[漫画]最新のスーツ事情「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」14巻

ナルチーゾの女性社員たちが出てくることで多少華やかになってきた下町テーラー編ですが、
たまにどうしても「ありえへんだろ」とツッコミを入れたく内容もあったりします。
無料ブラウザゲームに超AIが搭載されていたというのも「ありえへんだろ」と思いますが、
それに政府が気付いたというのが一番「ありえへんだろ」と思いましたね。
日本政府のデジタル庁がそんな有能なわけないやんけ…!

そんな脇の設定にはツッコミを入れたくなりますが、
服飾に限っては相変わらず面白いなぁ、と感じるのです。
今回は壮年のお客様がたが周回遅れのファッションだったり、
センスが鈍かったところを容赦なくツッコミを入れて物語を回していくのは痛快です。

まぁ、ダサいっていうのを直接的に指摘しないことが多いですからね、日本人は。
生暖かい目で見てスルーしちゃうことは私も多々あります。
たまにこういったズケズケ言う女性に気付かされることも多々あります。
私も似たような経験があるだけに心が痛かったですね…w

それにしても昨今はジャージスーツなんてものがあるんですね。
確かに気軽に着れそうだし、リモート環境では便利そうです。
見た目はそれっぽいけど、作中に出てきたように直接対面したら粗が見えそうではありますけどね。
型紙と実際の体格の差が如実に出そうだなぁ、とは思いました。

あと、老害さんあるあるの「古くて伝わり難い昔のギャグをお構いなしに延々擦り続ける」
というのがとてもあるあるで苦笑いでしたね…w
銀英伝おじさんとか私の周りにも居てとても辟易としてますが、
そんな私も「レイニー止め」という言葉が一回り下の子に伝わらなくて戦慄したことがあります。
うーん、気を付けよう…w

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