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:: 2024/11/2 土曜日::

■[漫画]侯爵の末娘は狩人兼皇太子妃!?「貧乏騎士に嫁入りしたはずが!? 野人令嬢は皇太子妃になっても竜を狩りたい」1巻

カリエンテ侯爵家は裕福な貴族だけど、子宝に恵まれすぎて5男6女の大家族。
末娘のラルフシーヌは養育費が足りなくてカリエンテ領で代官夫妻に平民のように育てられたけど、
実の両親は貴族の子女として十三歳のお披露目式には参加させることに。
ラルフシーヌは礼儀やマナーが付け焼き刃ながら何とか式を恙なくこなしたけれど、
宴の最中に身分を笠に着る外道に跳び蹴りをかまして、説教を始めてしまう!

このラルフシーヌの規格外な行動にエスコート役の騎士セルミアーネは惚れてしまい、
粘り強くカリエンテ侯爵に求婚を願い出て、2年掛けて結婚へとこぎ着けることに成功!
しかし、貧乏騎士のはずのセルミアーネには秘密があって…

なろう作品のコミカライズ1巻ですが、これがよく出来てるんですよね。
原作は2巻しかないんですけど、綺麗にまとまっているし、サクっと読めるのでお勧めです。

そしてこのコミカライズでは原作のキャラへの理解度が高い上に、
漫画としてとても面白く仕上げているから原作ファンとして文句がないどころか、
諸手を挙げて歓迎したくなる素晴らしさなので、更にお勧めなのですよ!

負けん気が強く、負けず嫌いなところが出ているラルフシーヌと、
そんなラルフシーヌのことが愛しくてたまらない…、
という表情のセルミアーネが良いと思いません化!

根っからの狩人である貴族令嬢のラルフシーヌがその本質を保ったまま、
セルミアーネに溺愛されるというのがこの作品のキモだと思うのです。
誰よりも気高く、心を強く持つラルフシーヌが、
どのような逆境に立とうとも二本の足で踏ん張るところが格好いいのです。
このコミカライズではそれが伝わってくるんですよね。

それにラルフシーヌやセルミアーネの言動にはとても感情が乗っているので、
読んでいるとドンドンとこの世界に引き込まれていくんですよね。

ラルフシーヌは故郷での平民仲間との結婚式では本当に楽しかったんだろうし、
帝都までの道のりも狩りをしながら野宿をする生活に喜んでたし、
貴族の作法とかは本当に性に合わないんだろうなぁ、というのが伝わってくるのです。

1巻はまだ序盤なんですが、この1巻の時点で既に面白いので、
これからの展開を知っているけれど、続きがメチャクチャ楽しみになってきました。
できれば書籍版には収録されていない、Web版のエピソードも読んでみたいですね。
よろしくお願いします!

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