本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2012/2/3 金曜日::

■[ラノベ]あなたの魂、How much?「小夜音はあくまで小悪魔です!?」1巻

あの名高い悪魔、メフィストフェレスを祖母に持つ新人営業悪魔の小夜音が、
初めての営業先、初めての契約相手である一崎嶽人は両親の遺産を守るため、
数々の泥棒やセールスマンを撃退してきた本物の自宅警備員だった…!

という訳で東出祐一郎さんの講談社ラノベ文庫での新作は、
可愛い小悪魔が出てくる萌え要素アリの内容です。
とはいえ細かいところに銃器関連の要素がマニアックに散りばめられてたり、
イラストレーターがビっ子さんで有名な吉田音さんだったりするのが、
何とも東出祐一郎さんらしいなぁ、と思います。

悪魔の方が誠実に営業して、天使の方が騙して唆す手法を使うとかは、
何とも現代らしい解釈だと思います。
しかし言葉とそれを用いたコミュニケーションが大事だと言い、
それには共感するのですが最後は天使とバトる展開になるとは、
何ともラノベ業界というのは世知辛い現場だなぁ、と。(笑
まぁ、言っても聞かない悪い子は叩いてでも云々とプリティーサミーも言ってたもんね!
やはり最後は肉体言語で!

言葉を用いたコミュニケーションの話といい、
全体的に中高生にこそ読んで欲しい内容でしたね。
まぁ、ラノベ文庫という名前からして間違ってないですし。
問題があるとすれば講談社ラノベ文庫がどこまで中高生に認知されてるかだけど…
実際どうなんでしょうね…(笑

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