よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2025/3/25 火曜日::

■[漫画]父の愛「エリスの聖杯」12巻

エリスの聖杯12巻エリスの聖杯12巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (12)
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エリスの聖杯の意味を知り、スカーレットが引っぱたくべき相手が明らかになったけれど、
その相手というのがスカーレットの実父アドルファス・カスティエル公爵。
引っぱたかれたカスティエル公爵はスカーレットの実母であるアリエノールとの出会い、
そして愛を育んだ記憶を思い出していた…

アリエノールは身体は弱いけれど、心はスカーレットと同じくとても強く、
カスティエル公爵を尻に敷いてたんですね。
愛し合って出来た愛娘を処刑台に送らなければならなかった公爵は、
自分が死を望んでいたことにすら気付かなかったんだけど、
そこはコニーとスカーレットのお陰で正気に戻った感じでしょうか。

流石に父親だけあって、
頭ではあり得ないと思いつつも、心で理解できてるんですね。
公爵本人にとっても、それは救いになるでしょう。

そして後半から新展開で、コニーの婚約者であるランドルフがクローズアップされます。
彼は自分が継いだアルスターの職位に忠実すぎる鉄面皮な上に、
周囲からどれだけ愛されているのかに無自覚で、
更には女心を全く介さない唐変木なので、コニーも大変ですね…

でも、コニーくらいのお人好しでお節介じゃないと、
ランドルフの相手は務まらないと思うので、
ゆっくりと解きほぐしていって欲しいものです。

ただ、ランドルフを相手にするのは、
スカーレットに巻き込まれるのとは別ベクトルで大変そうだなぁ、と思います。
まぁ、ランドルフからすると、コニーに振り回されてる側なんだろうけどね…!
婚約者なんだから、これからもずっと振り回されてくださいね!

:: 2024/11/7 木曜日::

■[漫画]スットコドッコイの尻拭い「エリスの聖杯」11巻

エリスの聖杯11巻エリスの聖杯11巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (11)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (11)

アビーの救出が成功したけれど、まだ国の病巣は依然健在のまま。
隣国ファリスの陰謀を聞かされたコニーは頭が痛くなるが、
主人公タッグよりも先に深層に辿り着いたランドルフは、
その鍵を握る人物、カスティエル公爵を訪ねるのだった…

原作読んだ時も思いましたけど、
アデルバイド上層部が平和ボケのボンクラすぎてビックリですよね。

諜報も防諜もしていないのを見ると、
アルスターの必要性をヒシヒシと感じますよ。
ただ、現実を見てると…
大国が戦争を仕掛けるのに大義名分なんて必要ない、というのがわかるので、
そこはちょっと悲しくなりましたね…

スットコドッコイな男達の尻拭いをすることになったのがスカーレット、
という残念すぎる真実が明るみになったわけですが…
それでスカーレットが大人しく凹むわけではなく、
気炎を上げちゃうんですよね…
そして巻き込まれるのがコンスタンス・グレイルというわけですよ。

この国の女性は男性の尻拭いをすることが多々あるけれど、
だからといって大人しくサンドバッグにされるのではなく、
殴り返すことができるんですよね。
とはいえ、矢面に立つのはコニーなわけで…
頑張れコニー! 君の拳はまだまだ活躍の場が残されているぞ…!

:: 2024/3/29 金曜日::

■[漫画]美しい花には毒がある「エリスの聖杯」10巻

エリスの聖杯10巻エリスの聖杯10巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (10)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (10)

アイシャ・ハクスリー殺人事件の犯人とされたオルダスの無実を証明するため奔走するアビーと、
そのアビーを陥れるために娼婦を籠絡するデボラ。
アビーを助けたいコニーたちだったけれど正攻法ではどうしようもない中で、
コニーが頼ったのは、やっぱりスカーレットだった…!

いやはや、スカーレットは本当に頼りになりますよね。
判事を買収…、というよりも脅迫するために暗躍するとか、
コニーのような善良な人間ではどうあっても思いつかないですよ。
流石は悪役令嬢だけあります。

そしてアビーを助ける為に娼館が総出となるとか、
本当にアビーは慕われているんだなぁ、と感心しますね。
やはりデボラなどという陰険な貴族とは違いますよ。
まぁ、若い頃はかなりお転婆で大変な人だったみたいですけどねw

それに罠に掛けるのにも、単なる色気で釣るのでは無くて、
判事の嫉妬心を利用するというのがまた悪辣ですね。
男としてだけではなく、貴族としての矜持を刺激されたらねぇ…
そりゃコロッと騙されるわけですわ…

そして元凶となったアメリアですが…

自分の迂闊さが跳ね返っただけでなく、
虎の尾を踏んで痛い目を見て少しは懲りたかな?
自分は安全な場所でひたすら石を投げていたクズだということに、
痛みを知ることで思い知ったのなら幸いです。

取りあえずはアビーを巡る陰謀は解決したけれど、
大国ファリスが仕掛けている壮大な陰謀はまだ続いているので、
まだまだ油断はできませんね。
頑張れコニー&スカーレット!
この国の男達は総じて役立たずだからな!

:: 2023/9/20 水曜日::

■[漫画]負けず嫌いなお嬢様の軌跡「エリスの聖杯」9巻

エリスの聖杯9巻エリスの聖杯9巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (9)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (9)

リリィ女史が遺したエリスの聖杯の手掛かりをついに手に入れたコニーとランドルフ。
そこに記されていたのはエリスの聖杯とは、
隣国であるファリスからのアデルバイドへの侵略計画のことだった…!

この9巻はほぼほぼリリィ女史の物語ですね。
リリィが自己肯定感に満ち満ちていた幼少期にスカーレットに出会い、
敗北感を味わうところから始まります。

スカーレットという強烈な個性に出会った際に、
アイシャのように信奉するのではなく、
負けん気の強さでもって接して、
何だかんだで友人と呼べるだけの距離感を持てているのは、
リリィ女史の才覚と努力によるものでしょうね。

ただ、その才覚と努力は貴族令嬢としてのものだから、
国家間の陰謀というものは手に負えなかったんですね。
彼女もまた、ド三流な男たちの尻拭いをするハメになった結果、
その命を使う覚悟を決めたんだなぁ…

いやはや、本当にこの作品の男どもは頼りにならないんですよ。
大切なものを守るためには国家に喧嘩売るくらいして欲しいものですね。
まぁ、ヘタレはヘタレなりに頑張ってはいるみたいなんだけど、
コトが起こるまでにどれだけ積み上げてきたかが重要なわけで…
そこまで想定せずに安穏としていたツケを払っているだけなんだよなぁ。

それはそうと、現実のウクライナの情勢を見ていると、
大国が戦争を仕掛けるのには大義名分なんて必要なくて、
一方的ないちゃもんだけでやらかすんだということがわかり、
丁寧にやってるファリスがとても紳士的だと思えるようになりました。
これもまたフィクションが現実に負けたということなのかもしれない…

:: 2023/3/7 火曜日::

■[漫画]たった一つの劇薬「エリスの聖杯」8巻

エリスの聖杯8巻エリスの聖杯8巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (8)
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DMM電子書籍:エリスの聖杯 (8)

スカーレットの死の真相に迫るため、アイシャ・ハクスリーに会いに行くコニー&スカーレット。
かつてスカーレットに憧れ、追い求めていたストーカーだったアイシャは、
唯一無二であるスカーレットに似ていると言われるコニーのことは否定的だったけど、
開口一番ジャッカルの楽園の匂いに気付かれてしまい…

この8巻はほぼアイシャでしたね。
アイシャの病みっぷりが遺憾なく発揮された作画が素晴らしかったです。
それに、常磐くじらさんが書き下ろしたSSのお陰でアイシャの解像度が上がりましたよ。
中身がスカスカな所に劇薬たるスカーレットに会ったのが全ての始まりだったんだなぁ…

アイシャの描き方も見事でしたけれど、
コニー&スカーレットも最高でしたよね。

この表情を見た瞬間、スカーレットとしか思えませんでした。
良く見ると髪型とかはコニーなんだけど、
本当にスカーレットにしか見えないんですよね。
スカーレットを崇拝するアイシャが完堕ちするのも当然と言えましょう。

そんなアイシャの自死を止めるためにコニーが前に出てきたんだけど、
その理由がとても良いですよね。

コニーがスカーレットのことをとても大切に思っていることが伝わってきて、
とてもほっこりしましたよ。

まぁ、その後の展開はとてもほっこりとは言えないものなんですが…
ついにリリィが遺した情報に辿り着き、エリスの聖杯の真相に近付いたコニーたちですが、
流石に令嬢の手に余る案件になってきましたよ。
ランドルフ閣下、何とか護ってくださいよね…!

:: 2022/9/13 火曜日::

■[漫画]朴念仁と食いしん坊「エリスの聖杯」7巻

エリスの聖杯7巻エリスの聖杯7巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (7)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (7)

コニーはランドルフ卿と婚約しているから、
閣下という呼び名はおかしい、と指摘されたので、
考えに考え抜いて、最大限の勇気で出てきた呼び名が…

コニーは本当に可愛いなぁ。
こんなに可愛いコニーを目の前で見て何も動じないとか、
ランドルフ卿は少し朴念仁がすぎると思うの。

オブライエン家に訪ねた時も、
ルチアちゃんとアビゲイルさんの関係が気になっている時の表情も、
スカーレットじゃなくても考えていることがわかるくらいに色々と明け透けなんだけど、
そこがコニーの魅力だと思うのです。

そんなコニーがお洒落をしてランドルフ卿とデートをする様子はとても可愛らしいものでした。
スカーレットに見立てて貰っても色々と気になってソワソワしちゃうところとか、
まるで恋する乙女みたいでめっちゃキュンキュンするじゃないですか。
それなのに無神経にも前妻の話をしてコニーを暗鬱とした表情にしちゃうとか、
ランドルフ卿は本当に罪深い朴念仁だな! と憤慨したものです。

まぁ、その直後に食べ物を与えて幸せそうにする場面を読めば、
とてもコニーは食いしん坊で単純だな、と呆れちゃいましたけどね…w

ケイトと友達になった経緯から察することができるけど、
コニーってばかなりの食いしん坊さんですからね。

でも、こういったところもコニーの魅力だと思うのです。
原作読んでいた時も可愛いと思っていましたが、
コミカライズでこのように愛らしく表現されたら更に惚れ直しましたw

次巻ではコニーよりもスカーレットの見せ場が増えそうな気配です。
それはそれで楽しみです。

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