本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2017/11/22 水曜日::

■[漫画]北代さん…「恋は光」7巻

恋は光7巻恋は光7巻
出版社:集英社
作者名:秋★枝
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用 (@akieda_info) on Twitter
Kindle版:恋は光 (7)
Kindle版まとめ買い:恋は光
DMM電子書籍:恋は光 (7)

北代さん…

私は北代さん派でした。
いえ、正確には「でした」という過去形ではなく「です」という現在形です。

子供の頃からずっと西条の隣にいて、
(お互い気付いてなかったけど)西条の愛情の餓えを癒やし、
いつの頃からかずっと好きで。

「恋は光」ということを言われ、光ってないと言われて。
それでもずっとそばに居てくれて。
央ちゃんの言葉で背中を押されてずっと持っていた気持ちを伝えて…

もうね、切ない。
本当に切なくてやるせなくて、心がはちきれそうで。
西条に「こんな健気な子いないよ!」「絶対良い奥さんになるよ!」
と、お節介にもプロデュースしたくなって。

でも、それでも西条は気持ちを変えないんだろうなぁ…
変えないからこそ、北代さんが好きになった西条なんだもんなぁ…
辛いなぁ… 涙が出ちゃうなぁ…
本当に、何が悪かったんだろうなぁ…

北代さんは自分が悪かったと。
慢心して臆病になって、一人だけで恋を楽しんだからと言ってたけど…
その時に勇気を出してたら付き合えていたかというと疑問符がつくわけで…

巡り合わせなのかなぁ…
これが運命… なのかなぁ…
悲しいなぁ…

でも、あとがきに出てきた秋★枝さんのご友人の意見もよくわかるんだよなぁ…
報われなさも好きなのも確かなんだよなぁ…
苦しいなぁ…

もちろん、西条と付き合うことになった東雲さんには幸せになって欲しいですけど、
それ以上に北代さんにはこの物語の後に幸せになって欲しいと思います。
でも、その北代さんを幸せにする相手は西条じゃないんだよなぁ…
と思うと、素直に喜べないのですが。
辛い…!

:: 2017/4/24 月曜日::

■[漫画]彼女の光「恋は光」6巻

恋は光6巻恋は光6巻
出版社:集英社
作者名:秋★枝
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用 (@akieda_info) on Twitter
Kindle版:恋は光 (6)
Kindle版まとめ買い:恋は光
DMM電子書籍:恋は光 (6)

学祭を前に盛り上がる北代さん、東雲さん、宿木さんの三人。
西条に恋しているという共通点で繋がる三人は、
恋の仕方も三者三様なためか妙に仲が良いんだけど、
それも恋の決着とともに解消されそうな気配で…
そんな中、西条と同じく恋する女の子が光って見えるというJKの大洲央ちゃんが、
学祭にやってくると連絡があって…

北代さんが胸キュンすぎて死ぬ…!

まさか完全に折れたと思った北代さんの恋愛フラグが、
大洲央ちゃんのお陰で見事に完全復活するとは…!

確かに同じ「恋する女の子が光って見える」とはいえ、
全く同じ現象だとは断言できませんもんね。
そこはクオリアの世界ですよ。
それがこのような展開になるとは思いもよりませんでした。

もちろん、大洲央ちゃんの一言があったとはいえ、
そこから北代さんがヘタれなかったからこそです!
西条の無神経な発言に傷つかなかったのは長い付き合いだからこそでしょうが、
あそこで引かなかったのはナイスガッツでしたよ!

逆にそんな北代さんの行動に危機感を覚えた東雲さんが、
行動を起こしそうで、また新たな展開になりそうだけど…
何となくフラれる展開になりそうなんだよね…

序盤の展開すると東雲さんがヒロインの漫画にも思えたけれど、
もしかしたら東雲さんがフラれる漫画なのかもしれない…
それはそれで面白いし、何より北代さんにも報われて欲しいんだけど…
うーん、どうなれば良いのか自分でもわからない…!

次巻で完結ということなのでとても楽しみなんだけど、
結末が出るまで凄くヤキモキしそうです!
早く… 早く続きを…!

:: 2016/9/20 火曜日::

■[漫画]本気だからこそ諦めざるをえない恋「恋は光」5巻

恋は光 5 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2016-09-16 )

作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用(@akieda_info)さん | Twitter
Kindle版:恋は光 (5)
Kindle版まとめ買い:恋は光

恋する女性が光って見える西条が、
SNS上で見つけた同じ光を見える女性と話の辻褄を合わせるために、
北代さんと付き合うふりをしている頃、
東雲さんは宿木さんを介して知り合った藤本くんから告白されて…

面白い…
実に… パーフェクトに面白い…!

もうね、ヒロイン3人ともそれぞれの魅力があるんですよ!
西条が誰と結ばれても納得しちゃうくらいに魅力が溢れていて、
読んでると胸がこっちまでドキドキしてくるんですよ!

まず、ラスボスにして天然&純真を絵に描いたような東雲さんですが、
藤本くんに告白されたことで恋というものを更に真剣に考えるようになり、
宿木さんと一緒に恋愛映画を見て、実体験を踏まえることで、
恋に対する自分の答えをついに見つけ出したんですよ。

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この答えを出すことで自分の恋心を自覚し、
藤本くんをフッて、恋が関係を壊すことも体感しちゃったあたり、
東雲さんはどんどん経験値を積んでいるなぁ、と思いますね。
なんだろう、恋愛漫画のヒロインというよりも娘の成長を見守る親の心境かもしれない…

そしてそんな東雲さんに藤本くんを焚き付けた宿木さんですが、
西条を振り向かせ、東雲さんを牽制するためにあらゆる手段を取るところが良い!
普通は意地悪な役が取る、読者からは嫌われる所業なんだけど、
宿木さんの想いの本気っぷりがビシバシと感じられるだけに、
むしろ応援しちゃうんだよなぁ。

特に「今度はちゃんと好きなのにぃ」という台詞の「ぃ」から、
宿木さんの切ないまでの真剣な恋心が感じられるんですよ…!
そして今までの形だけの恋愛ではなく、本気の恋だからこそ、
何も言えず、何もできず、諦めることしかできないところが、
本当に切なくて… とても心に訴えるものがあるんだよなぁ…

そんな宿木さんに負けず劣らず、長い間育んできた本気の恋心がある北代さんですが、
西条の家庭の事情を聞いたりと少しずつ距離を詰めたり、
東雲さんを見習ってちょっと攻めたりしてるところが良いですね!

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この、一歩関係を踏み込もうとする時の胸の高鳴り!
平静を装おうとするんだけど、止まらない心臓のドキドキが、
読んでるこっちまで伝わってくるんだよなぁ!
やっぱり北代さんも本気で恋をしていると思うんだけど、
本当になんで西条には光って見えないのか不思議です。

西条は恋する女性が光って見えるからこそ、
北代さんの恋心に気づかずに誠実に対応するだけになってしまうし、
宿木さんの言葉とは裏腹な冷めない恋心に後ろめたさを感じている気がします。
やはりこの光こそ、この物語のギミックにして妙なんだなぁ、と思わされますね。

そんな光を西条と同じく見ることができるJKの大洲央ちゃんですが…
彼女の名前もまた愛媛の地名で、更に東西南北に対応して中央で来ましたね。
次巻で西条と彼女が出会うことで何が起こるのか。
全然先が読めないだけに楽しみで仕方ありませんね!

:: 2016/2/26 金曜日::

■[漫画]Bitter Sweet ラブコメディ「恋は光」4巻

恋は光 4 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2016-02-19 )

作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用(@akieda_info)さん | Twitter
Kindle版:恋は光 (4)
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 恋は光

秋★枝さんの恋愛漫画は実に良い…!

大学生同士の恋だから中高生のようなキラメキや、
社会人のような泥臭さは薄く、
ちょっぴり苦いけど甘い味わいがあるんですよね。
それが秋★枝さんの手によって素晴らしい恋愛漫画に仕上がっているのです。

恋する女性が光って見える西条と、
そんな西条に恋する北代、東雲、宿木の三人の女子大生。
西条とのお試しのお付き合いを解消してから恋心を自覚した宿木さんも可愛いし、
幼馴染みで恋しているんだけど光ってないと言われている北代さんも不憫だし、
純粋に恋してる姿が可愛いんだけど天然入ってる東雲さんも魅力的。
うん、これはもう誰を選んでも正解だし、誰かを選んでも不正解だな!

宿木さんは別れてからが本領発揮していて可愛いんだよなぁ。

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私のために…

若干あばたもえくぼが入っているんですが、
それでこそ本気の恋だなぁ、と思う訳なんですよ。
どんどん恋心が育っていくのがわかって何かニヤニヤしちゃう。

そんな宿木さんの策略(?)で東雲さんに近付く同級生がいたり、
ちょっとハラハラしちゃう展開もあるんですが…

今回一番の見所はやはり北代さんだと思うんですよね!
Twitterで恋する女性が光って見える女子高生とコンタクトを取れるも、
宿木さんの策士策に溺れる感じで北代さんが西条の恋人役をやることに!

幼馴染みだから二人の距離は元々近すぎるから、
中々恋人役というものがピンと来ないみたいだけど、
なまじ距離が近すぎるからこそ、西条はこんなこと言っちゃうんですよね。

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お前の好意は恋愛のそれとは違うだろう

辛い!
北代さんの恋心を知っているだけに読んでて辛い!
もうね、本当にね、なんで北代さんだけ光って見えないんだと!
北代さんが光って見えてさえいればもうハッピーエンド一直線じゃん!
この時の北代さんの表情は心にグサリとくるよ…!

もうね、本当に面白いですよ「恋は光」
これぞ秋★枝さんの真骨頂といった感じですよ!
秋★枝さんの漫画が好きな人は是非是非読んで欲しいですね!

余談ですが西条と北代さんがケーキを食べに行った所ですけど、
ひぎり焼きの店があったから市駅の地下街とかですかね。
その後は堀之内に散策って感じでしょうか。
地味に松山の市街地が出てきて元地元民としては嬉しいものがありますね。(笑

:: 2015/8/23 日曜日::

■[漫画]ぼくが見た希望「恋は光」3巻

恋は光 3 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2015-08-19 )
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝@告知用(@akieda_info)さん | Twitter

Kindle版:恋は光 (1)
Kindle版:恋は光 (2)

恋する女性が光って見える男子大学生・西条と、
彼を取り巻くちょっと変な3人の女性たちのキャンパスラブコメの第3巻!

3人の女性たちの恋が加速していてどんどん面白くなるなぁ…!
恋に一歩リードしておきながら、自ら手放してしまった宿木さん。
でも、手放す段階になって自覚する恋心。

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今までいろんな女の子の恋人を奪ってきたから経験もそれなりにあるはずなんだけど、
失恋して初めて本気の恋を知るっていうのが良いですねぇ…
西条のことを諦めきれずに、彼が意識している東雲さんと同じ黒髪にして、
服装もロングスカートを選んだりしているところが微笑ましいです。
それでいて東雲さんを別の男と引き合わせたりと、
自分と同じラインにまで落ちてくるようにしむける嫌な性格も、
今ではどこか可愛らしく感じます。

そんな宿木さんと違って諦めているのが北代さんなんだけど、
彼女の胸の痛みが切なくて切なくて…!
西条が自分を頼ってくれることには喜びを感じるけれど、
自分に対して恋愛感情がないというのには辛さを感じる。
そんな複雑な北代さんが不憫でならないんだよなぁ。

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二人で飲むのが当たり前で、名字で呼ぶとむしろ気恥ずかしくなる。
それくらいに近しいながら一定の距離で接する関係。
これで良いと自分で納得しようとしているけれど、
納得しようとしている時点で心の底では納得していないことに気付いて欲しいなぁ。
彼女がコロコロ髪型を変えているのは、
西条への無意識なアピールなんじゃないかなー、と思います。

そして東雲さんですが…
まるで初恋を経験している真っ最中の小学生みたいで可愛かったです。
宿木さんに良い意味でも悪い意味でも影響を受けているみたいだけど、
彼女が何かしら積極的に動くと物語が大きく動く予感がします。

男性向けのラブコメ作品ですが、女性キャラの心情が多く出ているのが珍しいです。
そして、それでいて少女漫画していないので読みやすいので、
少女漫画が苦手な男性読者にこそ是非とも読んで欲しいですね。

:: 2015/1/20 火曜日::

■[漫画]交際、それはふれあいの心「恋は光」2巻

恋は光 2 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:秋 枝
出版社:集英社( 2015-01-19 )

作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝_告知用(@akieda_info)さん | Twitter

恋する女性が光ってみる男子大学生・西条と、
彼を取り巻くちょっと変な3人の女性たちのキャンパスラブコメの第2巻!

女性の光が恋しているサインなのか、
もしかしてネガティブなサインなのか…?
と悶々と困惑しつつ東雲さんに拒否されたと勝手に思った西条に、
抜け駆け的にアプローチした宿木さんが、
さながら油揚げをさらう鳶のように取り敢えずお試しで西条と付き合うことになるんだけど…

帯に「くまみこ」の吉元ますめさんがコメントしてますけど、
マジで北代さんが不憫でならない…!
本人は表面上大きな感情の揺らぎを見せないけど、
読者としてはもっと悲しんで良いんだよ、と言ってあげたい。

キッカケはアレだったけど小学生の頃に出会い、
少しずつ育んできた恋だというのに…!
特に高校生の時に西条に言われた言葉が辛い!
あの時、宿木さんみたいに涙ぐんでいればもうちょっと変わっていたかもしれないのに…
西条も口数が少なくてコミュニケーションに難があるけど、
北代さんも自分の気持ちを素直に本人に伝えられてないのが問題なんじゃないかなぁ。
それに西条は目に見える光に惑わされすぎだと思う。
もっと真正面から北代さんや東雲さんを見ていてあげればね…

とはいえ、宿木さんもそれほど悪い子とは思えなくなってきまして。
確かに他人の彼氏を奪うのが好きという嗜好はどうかと思うけど、
それを酔っ払ってみんなに喋っていたという事実を知った時のシーンには笑ったし、
何よりそんな自分を自己嫌悪している所がちょっと可愛かったんですよね。
西条とのデートでも感じたことをちゃんと西条に伝えたりと、
案外西条と合うんじゃないかと思えましたし。

北代さんが気付いている西条の良さが上手く作用することによって、
宿木さんをデトックスしているように見えましたね。
ただこのまま宿木さんがお試し期間をすんなり終えるとは思えないし、
何より恋の黒い部分を体験した東雲さんがどう出るか判らないので、
次の3巻も見逃せないですね!

うーん、それにしても誰と結ばれることになるんだろう。
どの子を選んでも納得出来てしまいそうで困る。

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