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:: 2016/6/12 日曜日::

■[漫画]正々堂々大完結!「戦国妖狐」17巻

戦国妖狐 17 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上悟志
出版社:マッグガーデン( 2016-06-10 )

作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter
Kindle版まとめ買い:戦国妖狐

8年に渡る連載がついに完結…!
全17巻という水上悟志さんにとって初めての長さの連載でしたが、
物語の途中で主人公交代をしたり、
掲載誌がWebに移行したりと作中と作外で様々ありながらも、
この度無事に完結と相成りました。

千夜と迅火、二人の新旧主人公の対決から始まる17巻ですが、
見開きと大ゴマの連続な大迫力の妖怪大決戦ですね!
元々少年誌ということで対象年齢低めを狙っていた本作ですが、
確かにこのバトルは少年誌って感じがします。
格好良い必殺技のオンパレードのバトルって男の子だよな。

そして決着がついて大団円になってからのエピローグも良いんですよね。
「惑星のさみだれ」もそうだけど、水上悟志さんは物語のまとめ方が上手いんですよ。
時間がゆったりと流れ、感傷にひたりながら味わう読後感と言いましょうか。
「あぁ、良い作品だなぁ」と思いながら読めるんですよね。
まぁ、最終話に八本松剣鬼が出てきた時は驚いて読後感が吹っ飛びそうになりましたけどね。
お前まだ生きとったんかい!(笑

他にも真介と灼岩の子孫が「百鬼町シリーズ」シリーズの風祭なんだろうなぁ…
千夜と月湖の子孫が「散人左道」のフブキなのかなぁ…
黒龍がいるところって「散人左道」の孫硯なのかなぁ…
とか、水上悟志作品ファンとしていろいろと妄想ができる要素も詰まっているので、
そういった意味でも面白かったです。

今までの水上悟志作品とはまた違ったテイストがありながらも、
水上悟志作品らしさもあった良い作品でした。
面白かったです!

:: 2016/2/13 土曜日::

■[漫画]幽界交渉「戦国妖狐」16巻

戦国妖狐 16 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上悟志
出版社:マッグガーデン( 2016-02-10 )

作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志(@nekogaeru)さん | Twitter
Kindleまとめ買い:[まとめ買い] 戦国妖狐

無の民との諍いもクライマックス!
物語自体も次の17巻で完結といことでいやが上にも盛り上がってます!

とはいえバトルで大盛り上がりだった14巻と15巻とは一転して、
無の民との決着は幽界での話し合いという平和的なものになってます。
まぁ、こんなのは初めからやるべきではあるんですが、
異なる価値観が出会った場合は大抵は暴力から始まりますからね。
山戸猛という第三者が仲介するというのもそうですが、
何よりお互いがぶつかり合ったことで成長し、多少なりともわかり合ったからこそでしょう。

何事もお互いの本音を話し合うことは重要だということは、
千夜と月湖を見てるとホントよく分かりますよね。
というか、月湖の心が強すぎて惚れ惚れするなぁ…
女の子にここまでアプローチしてもらうとか千夜… 羨ましい奴…
というかちょっと情けないぞ!(笑

そんな情けなさを払拭するレベルの活躍の場は、
千本妖狐とのラストバトルに待っていたわけなんですが…
千夜はかなり強くなったと思うんですが、それすらも凌駕するとは…
千本妖狐になった迅火ってマジ強いわ。
でも、それでも今までの苦難を乗り越えてきた千夜なら、
きっと何とかしてくれると思わせるんですよね。

泣いても笑っても次で完結です。
今から楽しみです。

:: 2015/2/20 金曜日::

■[漫画]我が友よ「戦国妖狐」14巻

戦国妖狐 14 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2015-02-10 )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru)さんはTwitterを使っています

Kindle版:戦国妖狐 (1)
Kindle版:戦国妖狐 (2)
Kindle版:戦国妖狐 (3)

Kindle版:戦国妖狐 (12)
Kindle版:戦国妖狐 (13)
Kindle版:戦国妖狐 (14)

この巻から連載がWEBに移ったんですが、単行本派の人にとってはあまり関係ないかもですね。
発表媒体が紙だろうがWEBだろうが、熱い面白さは変わらないどころか、
物語が佳境に入ってきたのでより熱くなるばかりなので、
読者的には問題ないと思います。

その熱さの源になっているのが表紙になっている神雲と道錬。
おっさん、というよりも既に初老の領域に入っている二人なんだけど、
その熱さは若者たちを圧倒するほどの熱量を出しまくりですよ!

幼い頃から競い合い、高め合ってきた好敵手(ライバル)。
救った村娘に一目惚れして恋を知り、断怪衆を抜けたが世の理不尽に合い戻ってきた神雲。
ひたむきに強さを求めた末に見付けた我が道を突き進んできた道錬。
この二人が全身全霊を以てぶつかり合い、その果てに出した結末は圧巻の一言でした。
道錬は脳筋だけど、気持ちが良い清々しい脳筋だよね。

それと真介も格好良かったです。
自分の手で灼岩を救うとか頼もしいにもほどがあるよ。
華寅とどんな契約を結んだのかは気になる所ですが…

というか、無の民の存在感が薄くなってきた気が…(笑
そして迅火のことも忘れそうになってきた今日この頃。
そろそろクライマックスだろうから出番があるんだろうけどどうなんだろう…?

それはそうと、WEB化したからなのか昨今の電子書籍化の波に乗ったのか、
Kindle化が早くなった気がしますね。
前はKindle版の発売はかなり遅かったのに今回は一週間でKindle化されましたよ。
私は今まで紙で揃えてたのでこのまま最後まっで紙で揃えるつもりですが、
選択肢が増えるのは良いことだと思うので、
電子書籍で読みたい方はそちらでどうぞ。
若干ですが紙よりお安くなってますしね。

:: 2014/8/14 木曜日::

■[漫画]真打ちは遅れてやってくる「戦国妖狐」13巻

戦国妖狐 13 (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2014-08-09 )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru)さんはTwitterを使っています

Kindle版:戦国妖狐 (1)
Kindle版:戦国妖狐 (2)
Kindle版:戦国妖狐 (3)

Kindle版:戦国妖狐 (10)
Kindle版:戦国妖狐 (11)
Kindle版:戦国妖狐 (12)

無の民との最終決戦ということで、
各勢力が合流したり、乱入したりしている中、
ついにあの灼岩が登場して読者やかつての仲間の涙腺を刺激してきますが、
無の民は容赦なく操ってきて…

熱いですね!
千夜が可能な限り全員救うために助っ人の断怪衆すら敵に回して、
遂にはあの形になるとか熱い!
そして何よりみんなの窮地に駆けつける真介が熱い!
もう、こいつら少年漫画しすぎだろ!

そしてもう一つ熱いのが神雲と道錬の二人!
幼い頃からのライバル(道錬が一方的にライバル視してただけっぽいけど)が、
戦うにあたって無の民のコントロールから抜け出すとか熱いね!
魔人ブウ編の悟空とベジータを思い出しますね。

そんな熱い展開ですが、ブレイド本誌はこれで終わりです。
来月からコミックブレイドがWEB雑誌化されます。
取りあえずちゃんと続くみたいだし、このまま完結まで突っ走って欲しいですね。
早いところ灼岩の救済が行われるように祈っております。

:: 2013/12/16 月曜日::

■[漫画]真介と百鬼町「戦国妖狐」12巻

戦国妖狐(12) (ブレイドコミックス) (BLADE COMICS)
著者/訳者:水上悟志
出版社:マッグガーデン( 2013-12-10 )
コミック ( 171 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

やはり水上悟志さんの作品は巻を追うごとに面白くなっていくなぁ。
気が付けば水上悟志作品の中では最長記録を樹立中ですね。
クライマックスも近そうですが、少なくとももう2,3巻は続きそうな気がします。

千夜が父・神雲の封印を解いてもらい、拳で説得しているさなか、
突如乱入してきた無の民に神雲の中に眠る竜・ナガレを支配され、
山神すらも凌駕するナガレを連れ去られたのが前巻までのあらすじ。
この12巻では神雲を助ける千夜と迅火を助けるたまに分かれて行動するんだけど…

いやー、ラストで遂に出ましたね! 灼岩!
真介がかつて思いを通わせた闇と融合した少女!
でも、復活するも無の民の尖兵として支配されるとか、
真介もまだまだ本懐を遂げるための道のりは遠そうです。

真介と言えば、今まで真介が過ごしていた村が百鬼町になるんでしょうね。
水上悟志作品は出版社が違えどもリンクしているのが知られていますが、
まさか戦国時代を舞台にした作品とリンクするとは思いませんでした。
そうかー、真介の子孫が夜明けで、斬蔵の子孫がきららちゃんかー

それはそうと、道錬とムドの師弟関係はその成立の過程からして面白いですね!
脳筋たちが通じる瞬間とか、体感は出来そうになりけど、清々しさが感じられて良かったです。(笑

:: 2013/6/14 金曜日::

■[漫画]今、父を乗り越える時「戦国妖狐」11巻

戦国妖狐 11 (ブレイドコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:マッグガーデン( 2013-06-10 )
コミック ( 140 ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru)さんはTwitterを使っています

戦国時代の妖怪ファンタジーなんだけど、戦国時代要素が薄れまくり、
専ら妖怪だらけの百鬼夜行な要素が多めになってきた11巻。
今回は親切にも冒頭で今までの大まかなあらすじがあるので、
表紙の月湖のおっぱいに魅せられてこの11巻だけ手に取った人も安心です!

途中でネズミの闇の騒動に巻き込まれつつも、
やっとこさオオヤマミツチヒメの元に辿り着くことが出来た千夜たち。
しかし相手は曲がりなりにも神の一柱だけあって気紛れな性格で、
たまはその願いを叶えるのが難しく、
されど千夜の願いは簡単に叶えて貰えて8年ぶりに父・神雲と対面できたんだけど…

色々な出会いと別れを経て成長した千夜が父という偉大な壁を乗り越える為に、
拳で語るという展開は男の成長を感じさせてくれて熱かったですね。
そもそも息子を霊力改造人間にした理由が、少々歪ながらも父の思いやりがあったことが意外でしたが、
父の愛も人それぞれかな、と思うと妙に納得もしたり。

しかし無の民は毎度良い所を邪魔するよなぁ…
今回は妖精眼の無の民というイレギュラーが邪魔をしてくれた為に、
向こうに強力な手札が渡ってしまったけれど、
ヒキを見る限りではこちらも道錬とムドの師弟に野禅といった、
ちょっと面白い手札が加わりそうで面白くなりそうですね。

第一部では敵だった面子が第二部では味方となって事に当たるとか、
次の12巻も楽しみであります。

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