本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2019/2/6 水曜日::

■[漫画]奔放な王子様と苦労人な王女様「理想のヒモ生活」5巻

理想のヒモ生活5巻理想のヒモ生活5巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (5)
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双王国からやってきたフランチェスコ王子とボナ王女。
シャロワ王家の人間が国外に出てくる珍事にざわめく王宮で、
善治郎はその身分の高さと仕事の無さから二人を歓待することになって…

フランチェスコ王子の伸び伸びとした言動が面白いですね。
彼は彼なりの事情であのように振る舞っているわけですが、
自分の興味の赴くままに行動する王子の姿を見てると、
ヒモ生活を目当てに異世界にやってきた善治郎が望んでいた理想なんじゃないかな?
とも思えますね。

まぁ、善治郎は性格的にあそこまで奔放に出来ないんでしょうけども…
わりと損な性格だよね、善治郎って…
本人的には嫁さんと子供がいるのが一番の幸福なんだろうなぁ…

もう一人の王族であるボナ王女は可愛らしいですね。
原作の時点で苦労人であることはわかっていましたが、
このコミカライズでは可愛さマシマシになっている気がします。

ボナ王女可愛いよボナ王女。
恋愛方面は疎そうなのがちょっと勿体無いけどね。
これからも苦労が多いだろうけど頑張ってほしいものです。

巻末の原作者書き下ろし短編ですが、今回はガラス職人見習いくんが主人公ですか。
こんな細かい脇役の中でも更に脇役にまでスポットをあてるとか驚きです。
アウラはガラス製造は苦労も多いでしょうけど、成果には恩賞を与える女王ですからね。
報われて欲しいものであります。

:: 2018/11/8 木曜日::

■[漫画]異世界での竜退治。ただし主人公はお留守番「理想のヒモ生活」4巻

理想のヒモ生活4巻理想のヒモ生活4巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (4)
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DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (4)

第一王子が生まれて穏やかなヒモ生活が過ごせるかと思いきや、
ガジール辺境伯領との交易の要である塩の街道に異変が発生。
その調査と解決に跡取りである三男のチャビエルが向かうも、
予想以上の規模の群竜が原因だとわかって…

今回はチェビエルくんが頑張ってましたね。
初陣らしさが出ていて微笑ましいですが、
微笑ましいとは言えないくらいに厄介な事態で…
プジョル将軍が出張ることになるのはちょっと可哀想だけど、
そこで腐らず、自分ができる精一杯をやっているあたり、
頑張る新社会人を見ているみたいに思えて好感が持てます。

そして善治郎ですが、子供ができたからといって自堕落にならず、
体力つくりをするために自分から運動をはじめたり、
ヒモのはずが勤勉で、良い夫してますよね。

まぁ、ちょっと、デリカシーは足りないですけども…
水車の歯車のちょっとした知恵とか軽く内政チートしてるし、
いい感じに原作の良さも出てると思います。

その原作ですが、書き下ろし短編小説も良かったです。
血統魔法の初代という設定がサクっと出てきたり、
原作既読者にも興味深い内容でしたよ。
早く原作の続きが読みたくなってくるので、
できれば半年に1冊くらいのペースになって欲しいものです…

:: 2018/6/5 火曜日::

■[漫画]新たな家族「理想のヒモ生活」3巻

理想のヒモ生活3巻理想のヒモ生活3巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (3)
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DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (3)

異世界の女王に婿入りした善治郎のヒモ生活だけど、
ヒモのような自堕落は生活はせずに、
愛する嫁のアウラを支える日々。
しかしシャロワ・ジルベール双王国から想定外の書状が届き…

3巻にして早くも妊娠&出産です!
この3巻では善治郎の血筋の問題が発覚したりイベントも多いですが、
やはり一番の見所は第一子誕生でしょう。

元々、王族が少ないから子作り目的が第一だったとはいえ、
こんなに早く王子が誕生するとは…
また、それに絡めて原作では書かれていなかった善治郎の家庭環境や、
それに由来する生き方が描写されてましたね。
おかげで善治郎という人物に深みが増したように思えます。

深みが増したといえば書き下ろし短編で取り上げられたイネスですよ。
漫画版ではまだ本格的に登場してませんけど、
原作ではそれなりの頻度で出てくる準レギュラーですからね。
そのイネスにそんな過去があったとは…
意外に感じたけれど、原作の行間を読むと確かにそんな雰囲気が感じられます。
うーん、なるほどなぁ。

しかしこんな書き下ろしを読むと早く原作の続きを読みたくなるわけですが…
果たしていつになるのか…!
早く… 早く出てくれー…!

:: 2017/12/4 月曜日::

■[漫画]国内外の問題と勤勉なヒモ「理想のヒモ生活」2巻

理想のヒモ生活2巻理想のヒモ生活2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) on Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (2)
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (2)

外戚がなく、血統魔法の適正を色濃く受け継ぎ、
異世界に駆け落ちした王家直系の子孫の中でも適齢期の男性という条件から、
異世界の女王アウラに”子作り以外何もしない”婿として召喚された善治郎。
褐色爆乳美女のアウラに一目惚れしたこともあり、
現代日本からの婿入り道具一式とともにやってきた善治郎は、
結婚式と初夜を経て悠々自適なヒモ生活が始まるはずだけど…?

私が大好きな「理想のヒモ生活」のコミカライズ2巻です。
結婚式が終わったからこれで一安心かというとそうでもなく、
王族としてのマナーや魔法のお勉強に国内貴族への顔見せの晩餐会だけでも大変なのに、、
今度は唐突な国外の王族との対面と、ヒモという言葉とは裏腹にイベントが目白押しです。

今回コミカライズに際して上手く演出したなぁ、
と感じたのはこの場面ですね!

男尊女卑の世界で男勝りなアウラを好む善治郎の嗜好が分からないとこぼす伯爵ですが、
うん、その、善治郎の嗜好ってば分かりやすいよね!
もちろんおっぱいだけじゃないんだけど、おっぱいも重要なファクターなんですよね!
そういった善治郎の好みを如実に表現するこの演出には笑いました。(笑

他にも良いなぁ、と思ったのは病気の善治郎を看護するアウラの姿ですね。

このアウラの表情は良いですよねぇ…
こう、母性というか慈愛が滲み出ているというか。
始まりは100%打算だったのに、善治郎から愛されていることを日々実感することで、
アウラもここまでの表情を出すようになったんだなぁ…
と、そう感じられますね。

もちろん原作でもそういった表現がされていたわけですが、
こうやって絵にされると説得力が違いますね。

結構好きな場面も削られていることはあるけれど、
それ以上に面白いものを見せてくれるこのコミカライズは好きです。
3巻も楽しみですね。

:: 2017/7/26 水曜日::

■[漫画]褐色爆乳美女との新婚生活「理想のヒモ生活」1巻

理想のヒモ生活1巻理想のヒモ生活1巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) on Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (1)
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (1)

残業代は出るけど仕事量が多いブラック企業に勤める山井善治郎。
久しぶりの休日にのんびりしていたら唐突に異世界に召喚!
そこで待っていたのは褐色巨乳美女の女王から婿に来てくれというお誘いで…

ヒーロー文庫で大人気の「理想のヒモ生活」のコミカライズが開始!
ここ一、二年では一気にヒーロー文庫作品のメディアミックスが始まってますが、
名作ぞろいのヒーロー文庫の中でも一番のお気に入りである「理想のヒモ生活」がついに…!
しかも作画担当はエロ漫画家の日月ネコさんなので、
ちょっぴりアダルトな要素もある本作にはとても合っていると思います。

コミカライズの妙味の一つに、原作から感じ取る解釈の違いがあると思います。
あるセリフを言っている時のキャラクターの表情とか、
地の文で描写されないことが多いですからね。
そこは読者が想像で補完するものなんですが、コミカライズされるとそれが確定するのです。
シュレディンガーの猫じゃないけど、観測することで確定してしまうのですよね。

で、何が言いたいかというと善治郎と交渉している際の女王アウラの表情です。

私は原作を読んでいた時に感じたのはもっと事務的で冷徹な表情だったんですが、
このコミカライズではあっけらかんと笑ってるんですよね。
はじめは違和感があったんですが、よく考えるとこれはこれで有りだな、と感じました。
だって、アウラは善治郎をできれば婿に迎えたい立場ですもんね。
そりゃある程度は意図的に愛想よく振る舞うよなぁ、と。
でも、善治郎に勢い良くプロポーズされた時のアウラの表情は素だったと思う。(笑

小説がメディアミックスされるとこういった楽しみがあるのが良いですよね。
まぁ、コミカライズされた中にはファンとして許容できない表情にしてしまうモノとかありますが、
そんなのは極一部の例外ですから。

また、このコミカライズは異世界内政チート要素は控えめに、
物語としての面白さを前面に出していこうとしているみたいですね。
ビー玉とか数字とか、そういった異世界モノとしての面白さも私は好きなので、
そういった意味ではちょっと残念ですけど、
色々やってると散漫になるでしょうし、この取捨選択は有りかなぁ、とも思います。

何にしても好きな作品のコミカライズが好スタートを切ってくれたのは嬉しい限りですので、
2巻以降も頑張って欲しいです。

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