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:: 2012/8/9 木曜日::

■[漫画]残念だけど肉は美味しい。「僕は友達が少ない+」2巻

僕は友達が少ない+ 2 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:田口 囁一
出版社:集英社( 2012-08-03 )
コミック ( 212 ページ )
公式サイト:感傷ベクトル -sentimental vector-
作者twitter:田口囁一 (sasa1) on Twitter
絵師twitter:春川三咲 (harulll3saki) on Twitter

現在転換期を迎えている原作「僕は友達が少ない」
そしてそのアナザーストーリーな「僕は友達が少ない+」ですが、
全2巻という短さながら、真っ当な青春ラブコメとして突っ走り、
非常に爽やかな内容(*除く)で締めくくられました。

正直言いましてこのコミカライズが始まった時は、
「原作が星奈ルートに入ったから夜空ルートを補完するのかなー」
などと太平楽に考えてたら1巻の表紙が星奈で、
更に2巻ではどう見ても星奈エンドです、本当にありがとうございました!

でも2巻で一番輝いていたのは夜空だと思うんですよね。
子供の頃の思い出を小鷹は忘れていると思い、拗ねていた夜空が、
小鷹との仲を深めるために自分から一歩踏み出すあのシーン!
見開きの演出もあって凄く印象深かったです。
最終回で小鷹の背中を押しながら一人泣いてたりととかホンマに夜空ってば良い女過ぎですよ…
いやー、青春だなぁ…

まぁ、それだけに後日談的に収録されている外伝の外伝な「僕は友達が少ない*」はそれを見事にぶっ壊し、
ある意味原作らしいぶっ飛びっぷりでかなり笑わされましたんですけどね。(笑
理科ファンとしては少ないながらも出番があったのに安心しつつ、
田口囁一ver.の理科はこれだけ面白いキャラなのにもう見ることが出来ない事に残念に思います…

■[漫画]音楽と紡がれる物語「シアロア」

シアロア 田口囁一・春川三咲 連作集 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:春川 三咲 田口 囁一
出版社:集英社( 2012-08-03 )
コミック ( 204 ページ )
公式サイト:感傷ベクトル -sentimental vector-
作者twitter:田口囁一 (sasa1) on Twitter
絵師twitter:春川三咲 (harulll3saki) on Twitter

「僕は友達が少ない+」の田口囁一+春川三咲タッグが描く、
音楽をフィーチャーしたオムニバス形式のコミック「シアロア」
元々感傷ベクトル -sentimental vector-のWebサイトで公開していた作品群ですので、
「僕は友達が少ない+」ほどではないかも知れませんが、
知っている人も結構いるのではないでしょうか。

「シアロア」という名前以外一切謎に包まれたWeb上のバンドの曲を巡り、
進路に迷う優等生をバンドに誘うアウトローとの話や、
人と話すだけの勇気も中々持てない少女と、その友人のSFチックな話や、
先輩と後輩な男女の恋の閾値を越えなかったり越えたりな話だったりと、
概ね青春の匂いが漂ってくる短編がメインです。

どんな漫画かは一々説明するよりも公式サイトで全話公開中なので読んだ方が早いです。
個人的に好きなのは、やはりラブコメ好きですので第7話「ラストシーン(cut:B)」でしょうか。
憧れで終わるはずだったのに、先輩に好きな人が居るということを知ってから膨らむばかりの恋心と、
冬空の下で炸裂する青春とか蜂蜜のような甘さと檸檬のような酸っぱさがありますよ。
いやー、青春ラブコメってのは良いもんだよなぁ、ホント。

それとこの作品の特徴的な所は物語の中だけでなく、
現実でも音楽が作者たち本人の手によってコラボレーションしているんですよね。
イラストレーターのかんざきひろさんが鼻そうめんPとして活躍しているように、
田口囁一さんも漫画家だけじゃなく、音楽家としての側面もあるんですよね。
ですので、そちら一緒に楽しむと何倍も面白くなると思います。

シアロア(通常盤)
シアロア(通常盤)

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ちなみに限定版にはコミック『「シアロア」case10.5』 が付いてくるのでそちらの方がオススメです。

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というか現時点ではAmazonだと値引きの関係で限定版の方が安いですね…

:: 2012/3/27 火曜日::

■[漫画]アライブ作家はじけすぎ!「僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック」1巻

僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック  (MFコミックス アライブシリーズ)
著者/訳者:溝口ケージ okiura よう太 緋賀ゆかり いたち 田口囁一×春川三咲 山田孝太郎×三浦勇雄 文倉十 他
出版社:メディアファクトリー( 2011-10-22 )
コミック ( ページ )

発売は結構前ですがアンソロとしての完成度は非常に高いです。
作家陣はアライブで現役で看板作を手掛けている作家さんばかりなので、
その作家さんのファンは是非とも手にとって欲しい作品ですね。

特にハルトモさんこと春野友矢さんが描くはがないは、
はがない漫画というよりも春野友矢さんの漫画って感じですよね!
色々と大丈夫なのかというパロネタも多かったし流石です。

他には菅野マナミさんのはがない漫画はどこかほのぼの優しい雰囲気は、
菅野マナミさんらしいけど、きちんとはがないの小鳩の可愛さが出てたし、
山田孝太郎さんは絵柄をブリキさんに非常に似せてきた上に、
原作が三浦勇雄さんなのではがないの補完的なエピソードを見事に作りあげており、
アンソロというより番外編でそのまま通じるクオリティでしたね。

他にもジャンプSQ19ではがない+を描いている田口囁一さんと春川美咲さんのコンビも描かれてましたが、
時間がない中、1Pのみであそこまで笑わせるのは卑怯ですね!
というかよく載せる判断がが出来たなぁ、とちょっと編集部に感心しました。
勇気あるなぁ。(笑

:: 2011/10/5 水曜日::

■[漫画]ジャンプレーベルの肉ルート「僕は友達が少ない+」1巻

僕は友達が少ない+ 1 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:田口 囁一
出版社:集英社( 2011-10-04 )
コミック ( 188 ページ )
原作者サイト:平坂読web yellow spring
原作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
作画者サイト:感傷ベクトル -sentimental vector-
作画者twitter:田口囁一 (sasa1) on Twitter

作画担当の田口囁一さんの同人誌はそこそこ持ってまして、
何度か即売会で話したことがあるんですが、当時話されてた内容が

「ヒロインはロリ貧乳こそが至高」

といったものでして…
ネギま!のエヴァンジェリンみたいなロリババァはアリらしいんですが、
根っからの貧乳萌えで、描く同人誌のヒロインも全員ロリ貧乳な囁一さんが、
はがないの、よりにもよって巨乳ヒロインな肉ルートを描く、
と聞いた時は一体どうなることかと思いましたが、どうにかなったかな、という1巻。

という訳で、はがないの肉ルートとも言える「僕は友達が少ない+」
基本的にジャンプSQ19連載ですが今月号のジャンプSQでは出張掲載してます。
一話完結で読みやすいのでそちらで確認するのもアリかと思います。

原作でも一番人気なのがギャルゲーマーで残念な柏崎星奈こと肉。(逆
その肉が夜空より先に小鷹と知り合いになって始まる残念なストーリーな訳です。
夜空がエア友達と話してた代わりに、肉はトモプラスというゲームをやっている場面を、
小鷹に見つかってから友達作りのために色々を始めて隣人部を作るんですが…

肉ってばチョロ!(ぉ
MF文庫Jのヒロインは斯くあるべしとばかりのチョロさに驚きですよ。
隣人部の活動で小鷹とデートする際は本気で楽しんでたし、
フラグの立ち方が本当に半端ないっすね。
というか最近の原作でもそうですが、その代わりに夜空の扱いが不憫すぎて泣けます…

ちなみにまだ1巻なのでMy Faoriteキャラな理科が出てません。
というか幸村も出てないです。
その代わりにマリアと小鳩が既に出ているわけなんですが…
これはアレかな…、囁一さんの要望だったりするんでしょうか。(笑

それはそうとこの表紙は凄いですね。
アリだとは思うけど、書店でこれが平置きされてるのはある意味壮観でしたよ。
肉々しくて。(笑

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