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:: 2013/5/21 火曜日::

■[ラノベ]オムニバス阿良々木ハーレム物語「暦物語」

暦物語 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2013-05 )
単行本(ソフトカバー) ( 468 ページ )

「暦物語」ということで主人公は珍しく阿良々木くんな訳ですが、
今回は更に「暦」という文字がそのまま意味を持っています。
つまりカレンダー的に化物語の前、傷物語の後の阿良々木くんが進級した4月から、
毎月、各ヒロイン毎の短編を綴っている形になります。

羽川、戦場ヶ原、八九寺、神原、千石と次々と進んでいく訳ですが、
今となっては懐かしい頃の各ヒロインを見ることが出来るという事でもあります。
つまり何がと言うと登場初期の戦場ヶ原の悪口雑言をこれでもかというほど堪能出来る訳です!
うわーい、これはキツイ! 心が折れそうだ!

阿良々木ハーレムのはずなんだけど、何故かみんな阿良々木くんは毒舌に晒されまくりですね。
戦場ヶ原を筆頭に神原にも言われるし、妹二人にも散々という、
阿良々木くんはどんだけドMなんだよというくらいにメッタメタです。
まぁ、今回はメタネタはないんですけどね。

とはいえ今回は今までのどんどん物語が崩壊していくもの悲しさは少なくて、
比較的、かつてのキャラクターの魅力を思い出させてくれた感じがしますね。
まぁ、最後の最後で最期な感じでよくわからないオチてないオチがついたので、
また次の展開が楽しみなような心配なような感じになっちゃいましたけど…

うーん、はたしてどうオチを付けるつもりなんでしょうか…
疑問符つきまくりやでー

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