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:: 2023/3/31 金曜日::

■[漫画]オリビアの鎧「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」6巻

王国北部に侵攻してきた帝国軍を撃退するために出陣したオリビア。
仇敵オリビアを討つために待ち構えるローゼンマリー
第七軍が北部に集結したことで両雄が激突する時は迫っていた…

どれだけ敵をぶっ殺してもオリビアは相変わらずです。

パウル大将は笑顔で受け入れてるんだけど、
堅物のオットー副官はまだまだ慣れない模様です。
まぁ、オリビアは図書館に行くためにやる気に溢れてますからね。
ちゃんとお仕事はしてくれますよ!

そしてアシュトンも良い仕事をしてくれましたよね。
参謀としての仕事だけでなく、
オリビアのために鎧を仕立て上げるという仕事は見事でした。

オリビアの黒い剣に合いますね、この黒い鎧は。
返り血もこれで目立たなくなりますね!
まぁ、髪の毛とかには掛かりそうだけど!

何だかんだで総司令官だけあってローゼンマリーは有能ですね。
軍団の戦略を効果的に行いながら敵討ちをするための好機を用意するんだからなぁ。
これでローゼンマリーとの対決も秒読み段階に入ったけど、
アシュトンとクラウディアが傍にいる限り、オリビアは笑顔でいてくれますよ。
本当にね…

:: 2022/7/27 水曜日::

■[漫画]無邪気な残虐「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」5巻

北部帝国軍に対応するため第二陣として出陣したオリビアたちは、
第六軍からの救援要請に応えてベシタ砦に寄り道して王女様を救ったりしながら、
城郭都市エムリードを目指しているんだけど、
途中で立ち寄った砂漠の街ケフィンでは歓待されて…

第六軍の感謝から始まる5巻ですが、
戦争中とは思えないほどに微笑ましいシーンでしたね。
王女様がとても可愛らしかったです。

そしてオリビアもとても可愛らしいのですが、
砂漠の街ケフィンでは帝国からの密偵を見付けて返り討ちにしたりと、
相変わらず残虐をしてくれるんですよね。
密偵のリーダーも生け捕りして情報を引き出した上で、
伝言役とし挑発的な言葉を伝えるとか、とてもオリビアでした。

とても美しいのに、言動はグロテスクさもあるという…

エムリードに先に着いていたホスムント少将は、
功名心と帝国軍の残虐さであっさりと罠にハマって、
窮地に陥ってしまうあたりとても無能だなぁ、と思います…

まぁ、そこを颯爽と助けるオリビアはとても主人公してると思うんですが、
残虐な敵を相手に無邪気に残虐を仕返すあたり、
とても怖さを感じてしまうんですよね。
うーん、これでこそオリビアであるなぁ。

敵の総大将との対決は次巻になると思います。
次巻でもオリビアは大活躍だよ…!

:: 2021/11/4 木曜日::

■[漫画]天真爛漫で破天荒「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」4巻

圧倒的な武勲を立てて三階級特進したオリビアとその仲間たちだけど、
帝国に北部から侵攻されて王国そのものが窮地に立たされることに。
そこでキール要塞を手に入れて膠着状態にすることが出来た南部の第七軍から、
救援部隊を出すことになったんだけど、軍議でアシュトンが迂闊なことを発言してしまい…

アシュトンの有能さと卑屈さが楽しめる冒頭から始まる4巻ですが、
オリビアの扱いの難しさと言動の破天荒さも相変わらずです。
部隊への演説も実にオリビアらしいですが、
ゼットの手がかりを求められる王都に寄れないとなると、
一気に不機嫌になるのもオリビアらしいですね。


そんなオリビアを言葉巧みになだめすかして、
目的達成のモチベーションをきちんと与えて誘導するあたり、
クラウディアは猛獣使いとしての才能があるな、と思いました。

しかし、やはりオリビアは奔放すぎるので、
第六軍からの救援要請に対応するのはともかくとして、
その手法というか戦法というか…
オリビアという突出した単独戦力に依存したモノで、
クラウディアもアシュトンも頭が痛かっただろうな、と思います…w

頑張れ、クラウディアとアシュトン。
オリビアのぶっ飛んだ行動はまだ序の口だぞ…!

:: 2021/5/26 水曜日::

■[漫画]戦場の化物、日常の天使「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」3巻

オリビア少尉の活躍でイリス会戦では勝利を収めたファーネスト王国。
追撃の勢いそのままにカスパー砦の先鋒まで任されたけれど別働隊の戦力はわずか2500。
流石に砦を落とすまでは出来ないと思っていたクラウディアだけど、
オリビアが推薦するアシュトンの献策が見事にハマって…

帝国の人たちが可哀想になるほどの快進撃でしたね。
敵味方が知らない隠し通路を探り当てて内部から撹乱するとか、
わりとありふれた手法ではあるんですが、
一騎当千なオリビアが内部から蹂躙することでとてもエグいことになってますね。

敵の新兵器も初見で対処しちゃうわ、
決死の特攻も余裕で裁いて返り討ちにしちゃうわ、
オリビア少尉ってばマジぱないの。

そんな帝国軍にとっては残虐非道なオリビア少尉だけど、
日常だと可愛いところが多いんですよね。
上官相手でも独特のリズムで接するからオットー副官はイライラして、
パウルのおじいちゃんはニコニコするのです。

そしてクラウディアと絵本のことについて話してる時は、
とても可憐な笑顔を見せてくれるんだよなぁ…

こんなに可憐なのに戦場では化け物と恐れられるという、
その二面性がこの作品の面白さなんだと思います。

次の戦場は北になり、オリビア少尉を狙う女将軍も出てきますが、
オリビア無双はまだまだ続くので4巻も楽しみです。

:: 2020/9/7 月曜日::

■[漫画]笑顔の死神「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」2巻

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く2巻死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:彩峰舞人
原作者サイト:彩峰舞人
作者名:松風水蓮
紙書籍通販:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (2)
DMM電子書籍:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (2)

オリビアという突出した武力の持ち主を得て、有能な副官クラウディアを付けたことで、
別働隊を組織してイリス会戦に臨むことが出来たファーネスト王国。
連戦連勝で傲慢さが出てきた帝国は油断をしているんだけれど、
それでもやはり練度は高く王国軍と拮抗しており…

2巻ではイリス会戦が描かれている戦争パートです。
多種多様なおじさんたちが戦ってばかりなので、
戦記モノが好きな人なら楽しいとは思うのですが、
私はやはりオリビアといった可愛い女の子が出てこそだよなぁ、とは感じました。

そしてオリビアってば本当に容赦ないですよね。
子供が笑顔で蟻を潰して遊ぶように、
オリビアにとって人間というのは別種の生き物なのではないでしょうか。
そんなオリビアと敵対してしまった帝国軍は可哀想ですらありますね…

帝国軍の中でも味方に殺されたミニッツは箸にも棒にもかからないですが、
勇猛果敢すぎたゲオルグさんは生き延びれば敗戦から成長できたでしょうに、
撤退中にオリビアに行き逢ったのは運がなかったですね。
南無阿弥陀仏…

次の3巻でもオリビアは大活躍してくれるでしょう。
その分、たくさんの血が流れるでしょうけどね。
仕方ないよね。

:: 2020/1/29 水曜日::

■[漫画]可憐な殺戮天使「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」1巻

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く1巻死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く1巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:彩峰舞人
原作者サイト:彩峰舞人
作者名:松風水蓮
紙書籍通販:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (1)
DMM電子書籍:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (1)

こちらは先日発売された電撃大王で連載しているコミカライズ版です。
作画の松風水蓮さんは「我が家のお稲荷さま。」終了後お見かけしなくて心配していたのですが、
漫画家を続けられてたみたいで安心しました。

原作は可憐な美少女がキルゼムオールする作品ですが、
このコミカライズ版も原作に忠実なのでそこらへんの描写も容赦がありません。
まず、オリビアが可愛いのは原作通りです。

憧れていたケーキをご褒美にもらって満面の笑顔のオリビアがとても可愛いですね。
まぁ、そのご褒美の理由が山賊皆殺しという任務というあたり殺伐としていますが、
その殺伐さと可憐さが同居しているのがオリビアという主人公の魅力でしょう。

帝国軍の兵士を容赦のない剣術と体術でぶっ殺していく凄惨さもオリビアなんだよなぁ…

返り血で彩られながらオリビアが浮かべる笑顔は、
ケーキの時とは違った魅力がありますよね…

松風水蓮さんはわりとベテランさんなだけあって漫画が上手いですし、
何より絵柄が作風と合っているのが良いですよね。
オリビアの可憐さを120%引き出した上で、
笑顔で虫を殺すような無邪気な残虐性も持たせているのが素晴らしいと思います。

1巻はまだ序盤なのでオリビア単騎の武力の凄さのみが出ていますが、
2巻では武力だけではないところが見られると思います。
今から2巻が楽しみです。

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