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:: 2024/10/23 水曜日::

■[漫画]心からの笑顔を求めて「氷の姫は小さな陽だまりでとかされたい」1,2巻

青葉実晴は保育園児の双子の弟妹を世話する男子高校生。

放課後はお迎え&二人と遊ぶために勉強や恋愛をする暇はないんだけど、
それでも楽しいと思える日々を過ごしていた。
ある日、双子の友達である水鳥麗の家に連れられて行ったら、
そこにはクラスのクールビューティー、水鳥雪が居て…

これは感情を表に出すのが苦手なお姫様の心を溶かして、
心からの笑顔を引き出すまでの物語…

実晴くんは高校生ながらに弟妹の世話を頑張ってて偉いですけど、
それも幼い頃の自分が一人きりで寂しかったから、
二人にはそんな想いをさせたくないから、という思いやりが持てる良い子なんですよね。
そんな実晴くんの心根を知った水鳥さんが少しずつ笑顔を浮かべていくのは、
とても温かさを感じるのですよ。

ただ、大人からすると高校生っていうのはまだまだ子供ですからね。
弟妹たちの世話ばかりで学生の本分である勉学が疎かになってたら、
保護者として何とかしたいと思うのは当然だと思うのです。

実晴くんの気持ちが無視されてて良い気持ちにはなれないんだけど、
再婚の連れ子に無理させるのが本意ではないという、父親の気持ちもわかるのです。
おそらく自分でお金を稼いでシッターに任せた方が効率が良いと考えてるんだろうけど、
そういったことは子供には見えてこないからねぇ…

実晴くんが成績を上げれば全て解決するということで、
水鳥さんがフォローすることで弟妹との時間を少し減らして、
更に勉強のフォローもされることで目標を達成する様子を見ていると、
やろうと思えば勉強も恋愛も、出来るんだなぁ、と思わせられますね。
大丈夫ですよお父さん。
実晴くんは青春してますって!

幼稚園児とは違って一瞬で仲良くなるなんてことは出来ないけれど、
少しずつ二人の距離が縮まっていってるのが良いんですよね…

水鳥さんの心からの笑顔を実晴くんが引き出すことができるのかどうか…
これからも楽しみです。

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