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:: 2019/8/4 日曜日::

■[漫画]音無響子の呪いに掛かった人、集まれー「泉さんは未亡人ですし…」

昭和初期の浅草。
医者になるために上京してきた真面目な眼鏡青年の本間肇は、
父に紹介された未亡人の家に下宿しようと訪れたら、
その未亡人である泉透子さんはおばさんどころか若い女性で…

未亡人の家に下宿とか昭和かよ!
と思ったけど、よく考えたら昭和だった。
「めぞん一刻」の音無響子の呪いに掛かったアラフォー以上特攻です。
もうね、設定聞いただけでポチってしまいましたもん。

しかもね、この泉さんがとても可愛くてですね。
夫が亡くなった時を夢に見てぐっすり眠れない泉さんが、
亡き夫の声とそっくりな肇に添い寝をお願いするとかエロすぎる…!

童貞の肇くんにこれは拷問ですよ。
それもこれも肇くんが医者志望だから女性の裸には欲情しないだなんて、
見栄を張ったせいなんですけどね!

しかし、日々添い寝をすることで仲を深めていくとか良いですね…
これはこれで有りだと思うわけですよ。
そして肇くんに惹かれていく泉さんがとても良い…!
肇くんが悪友に引っ張られて花街に出掛けていたら、
嫉妬してイライラしちゃうとか可愛すぎか…!

笑顔で怒ったりするところとかも、
音無響子さんを思い出して最っ高にニヤニヤできちゃいますよ。
こういうのが好きなんですよ、私は…!

ラストではちゃんと結ばれて大団円と、
1冊で綺麗にまとまってるのも良いですよね。
もうちょっとじっくりと読むのも有りかとは思いますが、
この物足りなく感じるくらいの短さも有りかな、とも思う次第です。

それにしても板倉梓さんは昭和生まれのおっさん読者の心を掴むのが上手いな…
次は双子の男子と幼馴染み女子の漫画とかじゃないよね…?w

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